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高光度青色変光星

 

よみ方

こうこうどせいしょくへんこうせい

英 語

luminous blue variable

説 明

光度が非常に高く、表面温度の高い変光星。英語名からLBVと略称されることもある。HR図上で左上方に位置し、大質量星のなかでも特に質量の大きな星が主系列段階を終えた後の進化段階に対応していると考えられている。光度は太陽の30万倍から300万倍に達し、可視光では数時間から数百年で不規則に明るさが変化する。一般に活発な質量放出を示すが、太陽質量程度の物質を一度に噴出する現象がみられることもあり、りゅうこつ座イータ星にみられた1837-60年の増光が有名である。1万年程度続くこの段階で質量放出により外層を失った星は、ウォルフ-ライエ星へ進化するであろう。また、II型超新星の前駆天体であると考えられている。進化の模式図を参照。

2019年09月13日更新

関連画像

高光度青色変光星の一つ、りゅうこつ座イータ星の周辺の星雲。ハッブル宇宙望遠鏡による撮像。(クレジット: J. Morse (Arizona State U.), K. Davidson (U. Minnesota) et al., WFPC2, HST, NASA) http://hubblesite.org/image/430/news_release/1996-23
* HR図上に見られるいろいろな星。輝線を示す星は灰色で、吸収線の強さに異常を示す星は白抜きで表示してある。高光度青色変光星はLBV。
岡崎敦男「HR図上のいろいろな星」、シリーズ現代の天文学第7巻、野本・定金・佐藤編『恒星』 1.8節 図1.38(日本評論社)
近接連星系から高光度青色変光星、そして、II型超新星への進化の模式図。大質量の近接連星系(A)の主星が赤色巨星となり(B)、2つの星が合体して(C)、収縮しコアヘリウム燃焼を始める(D)。この段階で星は高光度青色変光星となる。やがてコアのヘリウムが枯渇し(E)、星は重力収縮してII型超新星となる(F)。Justham et al. (2014) ApJ 796, 121の図1を改変して引用。
https://ui.adsabs.harvard.edu/abs/2014ApJ...796..121J/abstract