銀河中心核
よみ方
ぎんがちゅうしんかく
英 語
galactic nucleus
説 明
銀河の中心にある極めて高密度な質量源。 天の川銀河(銀河系)を含むいくつかの近傍銀河については、中心核のごく近くにある星やガスの運動が高角分解能で 観測されており、高密度な質量源の正体は超大質量ブラックホールであると推定されている。 超大質量ブラックホールに降着円盤ができると活動銀河核になり、あらゆる波長で明るく輝く。 銀河系の中心にはわれわれから最も近い銀河中心核がある。星間減光が極めて大きいため可視光では見えず、 電波、赤外線、X線などで調べられている。 銀河系の中心核はいて座(Sgr
)呼ばれる点状(0.1秒角以下)の電波源である。そこには太陽の質量の 約400万倍のブラックホールがあると推定されている。降着円盤を持たないので活動銀河核ではない。 すべての銀河の中心に大質量ブラックホールがあるのかどうかはわかっていない。いて座Aも参照。
2018年08月16日更新