天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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アークスペクトル arc spectrum

水銀灯やナトリウムランプなど、ガス中の放電により励起されて出る輝線放射。天文学においては分光観測を行うときの波長校正に用いられる。可視光ではトリウム、近赤外線ではアルゴンを封入した放電管が用いられることが多い。

エシェルスペクトル echelle spectrum

エシェル分光器によって得られるスペクトル、もしくはそのような配置をしたスペクトルのこと。エシェル分光器では、エシェル回折格子によって分散された高次回折光のスペクトルを、そのスペクトルの分散方向と垂直方向に、垂直分散素子([…]

エシェル分光器 echelle spectrograph

エシェル回折格子と垂直分散素子(クロスディスパーザ)を用いた高分散分光器のこと。エシェル回折格子とは、高次の回折光を利用するために粗く溝が刻まれた回折格子のことをいう。エシェル回折格子で分散された光は、高次回折光のために[…]

オウムアムア 'Oumuamua

史上初めて観測された恒星間天体(太陽系外から飛来した天体)。2017年10月19日、マウイ島のハレアカラ山頂にあるサーベイ観測専用のパンスターズ望遠鏡(Pan-STARRS1:PS1)によって発見された。 太陽からの脱[…]

星間偏光 interstellar polarization

光学的に非球対称の構造を持つ星間ダストが何らかの原因で整列しているために、星間空間を伝搬する電磁波が偏光面に依存して選択減光を受けて生じる偏光現象のこと。 星間ダストを整列させる原因としては星間磁場の効果が最も有力であ[…]

測地衛星 geodesic satellite

衛星レーザー測距(SLR)により地球のデータを収集するために作られた、球形の人工衛星。表面には数多くのコーナーキューブリフレクタが搭載されており、これで地上からのレーザー光を反射する。軌道や姿勢制御の機能がないので、衛星[…]

測地線 geodesic

リーマン空間においてそれに沿って接線ベクトルが平行移動する曲線として定義される経路。曲線に沿って計算した長さが極値をとる停留曲線でもある。時空の場合、自己重力を無視した場合の質点の運動方程式を与える。 $\tau$ […]

ダーティーマップ dirty map

開口合成型電波干渉計で得られる画像の1つで、最終的な画像とする前に得られる。天体画像の空間周波数成分に当たるビジビリティのうち、実際に測定した空間周波数成分のみを用い、他を0として、それをフーリエ変換することで得られた画[…]

チチウス-ボーデの法則 Titius-Bode's law

太陽系惑星の軌道長半径の規則性に関する法則。1766年にドイツの天文学者チチウス(J.D. Titius)が発表したがあまり日の目を見ず、1772年にボーデ(J.E. Bode)が自著で紹介して有名になったため、ボーデの[…]

バーデの窓 Baade's window

天の川銀河の中心に近い方向にある、星間減光が特に小さい領域。銀経1°、銀緯 -4°付近にある。可視光以外の観測ができなかった時代には天の川銀河の中心付近を観測する唯一の領域だといわれていたが、可視光で見える星は天の川銀河[…]

バイエル符号 Bayer designation

1603年にドイツのバイエル(J. Bayer)によって出版された世界で初めての全天星図『ウラノメトリア』(バイエル星図とも呼ばれる)で用いられた恒星の命名法。 各星座の明るい星からα(アルファ), β, γ ...と[…]

プトレマイオス Ptolemaeus, Claudius

プトレマイオス(Ptolemaeus;c.90 - 168)は古代ギリシアの天文学者・地理学者。英語ではトレミー(Ptolemy)とも呼ばれる。天動説に基づいた著書、『アルマゲスト』は永く天文学の権威として読まれた。エジ[…]

フラムスティード番号 Flamsteed designation

星座毎に、明るい星に対して西(赤経の小さい方)から番号をつけて、星座名とその番号を組み合わせた名称。フラムスティードは星の位置の観測データを赤経順にカタログしていた。しかし、番号は『天球図譜』の暫定版(ニュートンとハレー[…]

ボーデの法則 Bode's law

チチウス-ボーデの法則を参照。

ロシター-マクローリン効果 Rossiter- McLaughlin effect

太陽系外惑星のトランジット(トランジット法参照)中に、中心の恒星のスペクトル線の波長が時間と共に偏移する効果。ロシター効果と呼ばれることもある。 自転している恒星を見ると、恒星面の半分は近づき、半分は遠ざかるので、ドッ[…]