天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「画像説明文」に含まれる"TG上粉✅SMMFS.COM✅上粉僵尸,661"の検索結果(38件)

アイザックニュートン望遠鏡 Isaac Newton Telescope(INT)

イギリスの現代天文学復活の旗手として、1967年に、英国南部のハーストモンソー城にあったグリニッジ王立天文台で完成した口径2.5mの望遠鏡。その後1979年に主鏡の更新を含む大改造の後、スペイン領カナリア諸島のロケデロス[…]

イベントホライズンテレスコープ Event Horizon Telescope

多数のミリ波・サブミリ波望遠鏡による地球規模の超長基線電波干渉計(VLBI)を構成して、ブラックホールのごく近傍、事象の地平線(イベントホライズン)近くまでの画像を高い空間分解能で撮像し、ブラックホールの物理の解明を目指[…]

ウォルフ,シャルル Wolf, C. J. É.

シャルル・ウォルフ(Charles Joseph Étienne Wolf;1827-1918)はフランスの恒星天文学者。高等師範学校を卒業して教職に就きモンペリエ大学教授になった。1862年パリ天文台に入所、初期には天[…]

オールトの雲 Oort Cloud

太陽系を取り囲む大きさ1万から10万 auの球殻状の微惑星の分布。惑星形成期に巨大惑星の領域にあった氷微惑星は巨大惑星から受ける重力作用によって跳ね飛ばされ、円から大きくずれた細長い楕円軌道をとるようになる。遠日点距離が[…]

オリオンBN-KL天体 Orion BN-KL Object

1965 年、エリック・ベックリン(Eric Becklin)とノイゲバウアーによりオリオン大星雲中に発見された波長 2μm の近赤外線で明るく輝く点源(BN 天体)。 彼らは1967 年までに1.6μm から10μm[…]

活動極小期 solar minimum

太陽周期活動を参照。

吸収線スペクトル absorption line spectrum

吸収線を含むスペクトル。 通常の星のスペクトルは吸収線スペクトルである。太陽の可視光域に見られる吸収線はフラウンホーファー線と呼ばれる。

原始太陽系円盤 protosolar disk

太陽系を生む元になった原始惑星系円盤。

原始地球大気 primordial terrestrial atmosphere

成長する原始地球で原始大気ができる過程は2つのものが考えられる。1つは、原始惑星系円盤のガス中で地球が成長する場合で、火星サイズを越えると重力で引きつけたガスによる水素を主成分とした大気(一次大気)ができる。もう1つは、[…]

黒体放射 black body radiation

黒体からの熱放射のことをいう。黒体から単位面積を通して単位時間、単位立体角、単位周波数あたり放射されるエネルギー密度は、黒体の温度だけで決まり、プランク分布で記述される(プランクの法則を参照)。黒体の温度が高くなるほどエ[…]

重力崩壊 gravitational collapse

自己重力(自分自身の重力)のために天体が収縮すること。重力収縮を参照。

衝撃波加速 (diffusive)shock acceleration

超新星爆発時に形成される爆風は周囲の星間物質を圧縮して、衝撃波面を形成する。荷電粒子は磁場との散乱により衝撃波の上流と下流を往復するうち統計的にエネルギーが増加していく。このような加速過程を衝撃波加速(あるいは統計加速)[…]

スノーライン snow line

原始太陽系星雲あるいは原始惑星系円盤において、水(H2O)が気相で存在する領域と固相で存在する領域との境界。雪線あるいは氷雪限界線とも呼ぶ。 スノーラインの内側では岩石や金属が固体惑星(地球型惑星)の材料物質となるのに[…]

星間化学 interstellar chemistry

星間空間において重要となる化学反応や星間分子の進化を記述する化学のことであり、化学の一分野を形成している。極低温(絶対温度10K程度)の分子雲では気相中の中性粒子の衝突ではほとんど反応が起こらないため、ごくわずかに存在し[…]

星表 star catalog

恒星の位置(天文座標系による座標)、明るさ(等級)、スペクトル型、固有運動などのデータを一定の基準と形式で収集したカタログのこと。 星表に附随して星の位置などを図で示したものは星図と呼ばれる。古くは紀元前2世紀頃にヒッ[…]

相互作用銀河 interacting galaxies

衝突ないしは近傍を通過することにより、重力を及ぼしあって形態に特徴的なパターンを示す複数の銀河。強い潮汐力によって昆虫の触角(アンテナ)のように伸びた細い紐状の構造、くっきりとした渦巻腕、車輪のような形、シェル構造などが[…]

相互相関 cross correlation

2つの時系列信号の間にある関連性を指す言葉。相互相関関数を参照。

束縛-束縛遷移 bound-bound transition

原子や分子中の電子がエネルギーを得て始めとは別のエネルギー準位に遷移すること。 原子や分子の中に存在する電子は束縛状態(bound state)にあるため、このように呼ばれる。遷移に必要なエネルギーは電磁波(光子)の吸[…]

地球温暖化 global warming

地球の平均気温が長期的に上昇すること。地球全体として、気温、降水量、地表の氷の量、気圧配置、海流や海水温度などはさまざまな時間スケールで変化している。そのうち比較的に長い時間スケールの変化を気候変動という(数年以下の周期[…]

地平座標系 horizontal coordinate system

天文座標系の一つで観測者を中心とした座標系。天体の位置は高度と方位(方位角)で表す。観測者の真上にあたる方向を天頂と呼ぶ。これは観測地における測地楕円体面の垂線方向に等しい。また、天頂を通り、南北を結ぶ大円を子午線と呼ぶ[…]