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アンドロメダ銀河 Andromeda galaxy

矮小銀河を別にすれば、大小マゼラン雲に次いで天の川銀河(銀河系)に近い銀河。カタログ番号では、M 31(メシエカタログ)あるいはNGC 224(NGCカタログ)とも呼ばれる。アンドロメダ座にあり、距離は約770キロパーセ[…]

KAGRA大型低温重力波望遠鏡 KAGRA Large-scale Cryogenic Gravitational Wave Telescope

岐阜県飛騨市にある神岡鉱山の中に建設された日本の大型低温重力波 望遠鏡。KAGRAの愛称(KAは神岡のKA, GRAはGravity やGravitational wave といった重力をイメージする言葉の頭の文字をとっ[…]

カナリー大型望遠鏡 Gran Telescopio Canarias

スペイン領カナリア諸島のラパルマ島山頂地域(2267 m)に建設された有効口径10.4 mの望遠鏡。スペイン語の名称(Gran Telescopio Canarias)からGTCあるいはGranTeCanと呼ばれることも[…]

ガリレオ国立望遠鏡 Telescopio Nazionale Galileo

スペイン領カナリア諸島のラパルマ島にある、イタリア国立の口径3.58 mの光学赤外線望遠鏡。英語名称はThe Galileo National Telescopeであるが、イタリア語を正式名称とし、その頭文字を取ってTN[…]

キャノン Cannon, Annie Jump

キャノン(Annie Jump Cannon;1863-1941)は恒星のスペクトル分類を初めて系統的に行なったアメリカの女性天文学者。デラウエア州出身。1880年にウェレズリー大学に入学、物理学を学ぶ。1896年にハー[…]

金環日食 annular eclipse

金環食ともいう。日食を参照。 国立天文台三鷹 金環日食映像(2012年5月21日) https://youtu.be/RrIbnr2DRBo

GRAPE GRAPE

東京大学と国立天文台などで開発されてきた重力多体シミュレーション専用計算機。 基本的に、粒子間のニュートン重力相互作用の計算を専用ハードウェアで行うことで、汎用計算機に比べて安価で高性能を実現する。1989 年に完成し[…]

紫金山-アトラス彗星 Comet Tsuchinshan-ATLAS

紫金山-アトラス彗星(C/2023A3)はオールトの雲起源の非周期彗星。2023年1月9日に中国の紫金山天文台で発見され、同年2月22日に南アフリカのATLAS望遠鏡(Asteroid Terrestrial-impac[…]

蒸着 deposition

金属や酸化物などを蒸発させて、対象素材の表面に付着させて薄膜を形成する方法のこと。真空中で膜物質を飛ばし素材に物理的に付着させる物理気相成長法(PVD; Physical Vapor Deposition)と、膜物質を含[…]

大気ゆらぎ atmospheric turbulence

地上からの天体観測では大気のゆらぎが解像力の妨げとなる。可視光と赤外線では大気中の温度ゆらぎが屈折率の非一様性の要因となり光波面を乱す。電波では水蒸気の分布のムラが位相の乱れの要因となる。光束中のこのような乱れを実時間計[…]

大マゼラン雲 Large Magellanic Cloud

局所銀河群に属する銀河の1つで、銀河系(天の川銀河)の伴銀河の一つとされる。肉眼で見ると夜空に照らし出された白雲のように見えるため、「雲」というが、実際は銀河である。このため、大マゼラン銀河ともいう。可視光で見ると非対称[…]

太陽年 tropical year

春分点を基準として、地球が太陽の周りを公転するのにかかる時間の平均値。約365.24219日。 地球の自転軸は歳差により約26,000年の周期で自転と反対方向に回転するため、太陽に対する地球の自転軸の向きは、空間に静止[…]

CIAO CIAO

すばる望遠鏡の第一期共同利用観測装置のひとつ。Coronagraphic Imager with Adaptive Opticsの略語で、チャオと呼ばれる。すばる望遠鏡用の初代コロナグラフであり、8m級望遠鏡用の専用コロ[…]

中間赤外線 mid-infrared ray

赤外線の中で、中間波長(3-40 μm)のものの名称。赤外線および電磁波を参照。

電波バースト(太陽の) solar radio burst

デシメートル波やメートル波(波長0.1-10 mもしくは周波数30-3000 MHz)の電波で太陽を観測するときに、太陽フレアなどの爆発(バースト)現象に伴って、電波強度が短時間(〜1秒)に上昇する現象。 放射される電波[…]

人間原理 anthropic principle

自然はそれを観測できる人間が存在し得るようにできている、という考え方。たとえばもしわれわれの宇宙が大きな真空のエネルギーを持っていたとすると、銀河ができる前に宇宙は加速的膨張期に入ってしまい、その後の銀河形成は不可能にな[…]

ハイパーシュプリームカム Hyper Suprime-Cam

シュプリームカムの後継機として開発されたすばる望遠鏡の主焦点広視野カメラ。主焦点補正光学系で確保される直径1.5度角(実寸約50 cm)にわたる高画質の広視野を、116枚の大型CCDで撮影する。略称はHSC。 2012年[…]

はやぶさ2探査機 Hayabusa2 Spacecraft

宇宙航空研究開発機構(JAXA)のはやぶさ探査機の後継機。直径約900 mの小惑星であるリュウグウ(Ryugu)の詳細な観測とサンプルリターンを目的とした。リュウグウは、はやぶさ探査機がサンプルを持ち帰ったイトカワと同じ[…]

分光観測 spectroscopic observation/ spectroscopy

天体からの光を波長ごとに分けて(分光して)、スペクトルを取得する観測のこと。分光観測を行うために用いる装置のことを分光器と呼ぶ。分光観測は、天体の物理状態(温度、密度)や化学組成、運動状態などを知るために必須の観測手法で[…]

分光視差 spectroscopic parallax

主系列星には真の明るさ(絶対等級)とスペクトル型(あるいは色指数)との間に密接な関係がある(HR図を参照)。この性質を利用し、スペクトル型あるいは色指数を観測することによって、星の真の明るさ(絶対等級 $M$)を推定し、[…]