ウィーンの近似式
よみ方
うぃーんのきんじしき
英 語
Wien's approximation
説 明
黒体放射のエネルギー分布のうち、強度のピークよりも高周波数側を表す近似式のこと。この近似の語源となっている研究者名の原語(ドイツ語)発音を重視してヴィーンの近似式と表記する場合もある。
温度の黒体放射の単位周波数当たりのエネルギー分布はプランク分布として、
で表されるが、これを、 として
と近似したのがウィーンの近似式である。ここで、はプランク定数、
はボルツマン定数、
は真空中の光速度である。また、黒体放射の単位波長あたりの放射強度は
となるが、これをで近似した
もウィーンの近似式と呼ばれる。レイリー-ジーンズの近似式も参照。
2019年06月03日更新
この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。
受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。