天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3000語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。

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2017年08月26日 人名

ファウラー

アメリカの天体物理学者(1911-95)。オハイオ州立大学を卒業後、カリフォルニア工科大学で学位を取得。第2次世界大戦以前は主に核物理学の実験に従事した。それらの成果は後に恒星内部の原子核反応の研究に応用された。恒星で生 […]

2017年08月26日 観測技術

分散素子

波長分散を起こす光学素子の総称。屈折率の波長依存性による色分散を起こす素子としてプリズム、光の干渉性により色分散を起こす素子として回折格子がある。プリズムと回折格子を組み合わせて中心波長を直進させるグリズムも天体観測でよ […]

2017年08月26日 装置・施設・データベース

フェルミガンマ線宇宙望遠鏡

フェルミ衛星を参照。

2017年08月26日 観測技術

フレネル回折

平面波が遮光板に設けられた開口部を通過するときに、開口部から 近い位置で観測される回折現象。開口部の各点からの(電磁)波の 干渉により計算される。開口の形状に、縁による回折の効果が加わ ったものと考えることができる。フラ […]

2017年08月26日 観測技術

フローティング支持

望遠鏡主鏡のような薄板鏡を変形や移動を抑えて支える方法の一つ。多数の支持点で薄板鏡を支え、板がどのような姿勢になっても、支持点各部分にかかる板の重量と常につり合う力を支持点に発生させる。このようにすれば、板は重力に対して […]

2017年08月26日 観測技術

分割鏡

大型非球面主鏡をセグメントと呼ばれる分割した部分鏡として製作し、これらを組み合わせて、全体として1枚の鏡として機能するように(回折限界像が得られるように)する方式。大型の鏡を安価で製作することができるが、形状の異なる非球 […]

2017年08月26日 観測技術

分割鏡望遠鏡

口径8-10mクラスの巨大望遠鏡に用いられている望遠鏡のタイプの一つで、主鏡に分割鏡を用いたもの。1993年にハワイ島マウナケア山頂に建設されたケック望遠鏡で初めて採用され、以来口径10mクラスの望遠鏡のほとんどが分割鏡 […]

2017年08月26日 観測技術

分光器

天体からの光(電磁波)を分光することにより、波長ごとのエネルギー分布であるスペクトルを測定する装置。スペクトルから天体の組成や物理状態や運動を調べることができる。大きく分散型と非分散型に分けられる。 分散型分光器の基本構 […]

2017年08月26日 装置・施設・データベース

フェルミ衛星

2008年6月にアメリカ航空宇宙局(NASA)によって打ち上げられ、2019年現在も観測を続けているガンマ線天文衛星。フェルミ(E. Fermi)の名を冠して呼ばれるが、打ち上げ前はGLAST(Gamma-ray Lar […]

2017年08月26日 観測技術

ブリンクコンパレータ

移動天体や変光天体を見つけるための測定装置。点滅比較計と呼ばれることもある。同じ天域を異なる時刻に(同じ望遠鏡で、できれば同じ露光時間で)撮った2枚の写真乾板を、光路を切り替えることにより同じ視野に交互に導く。移動天体は […]

2017年08月26日 天文学史

プリンキピア

ニュートン(I. Newton)による1687年の著作。『自然哲学の数学的諸原理』と訳されることが多い。自然哲学とは、純粋に思弁的な哲学ではなく、自然界の法則を実験的に探求する現在の物理学に近い。運動の法則や万有引力の法 […]

2017年08月26日 観測技術

ブレーズ角

格子溝の断面が鋸歯状の形状を持つ回折格子の、格子溝断面の格子面に対する角度。回折格子は、各々の格子溝による反射波の干渉によって分散(波長ごとに反射方向が異なること)を実現するので、 平面の回折格子(ブレーズ角がに相当)だ […]

2017年08月26日 観測技術

ブレーズ波長

格子溝の断面が鋸歯状の形状を持つ回折格子を用いた分光器で、 分散光の強度が最も強くなる波長。入射角や回折の次数などの分光 器の設定に依存する。回折格子単独の仕様として表記されるブレー ズ波長は、入射角と出射角が等しいリト […]

2017年08月26日 観測技術

フリード長

平坦波面長を参照。

2017年08月26日 観測技術

プリズム分光器

分光器を参照。

2017年08月26日 観測技術

プリズム

透明な材質からなる多面体光学素子で、光を分散、屈折、全反射、複屈折させるのに用いられる。頂角、屈折率の三角プリズムによる、波長の光の屈折角は、薄いプリズムの場合 となる。使用目的に応じた機能をもつものとして、通常の三角プ […]

2017年08月26日 太陽

フラウンホーファー線

1814年にドイツのフラウンホーファー(J. von Fraunhofer)が発見した太陽の可視光スペクトル中に見られる多数の暗線。フラウンホーファーは、雨戸にあけた直線状のスリットから導いた太陽光をプリズムに当て、プリ […]

2017年08月26日 観測技術

プラズマ診断

プラズマの放射する可視-紫外域やX線帯域のスペクトル中の輝線強度から、電子や窒素、酸素、ネオン、マグネシウム、シリコン、鉄などのさまざまなイオンの存在量や温度、電離状態、運動の視線速度を調べることをプラズマ診断と呼ぶ。 […]

2017年08月26日 理論

ブラッグ回折

結晶のような周期的な構造を持つ物質に対して、ある波長の光が入射するとき、結晶面となす角度をとして、ブラッグ(W.L. Bragg)の条件(は次数と呼ばれる正の整数、は結晶の格子間隔)が満たされるような場合に光は回折される […]

2017年08月26日 観測技術

フラット補正

通常、天体観測においては、望遠鏡および観測装置の光学系や検出器そのものの特性により、観測装置の検出器上に光検出感度ムラが生じる。これを補正することをフラット補正、もしくはフラットフィールディングという。天体観測とは別に( […]

関連画像

* フラット補正の例。
(a)フラット補正する前のCCD画像。
(b)トワイライトスカイを撮影したフラットフィールド。CCDの感度ムラが明瞭に見える。
(c)(a)を(b)で割り算することによってフラット補正した後の画像。元画像(a)に見られた感度ムラが補正され、スカイが平坦になっているのがわかる。
(吉田道利氏提供)