天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3200語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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2022年10月25日 装置・施設・データベース

フラムスティード番号

星座毎に、明るい星に対して西(赤経の小さい方)から番号をつけて、星座名とその番号を組み合わせた名称。フラムスティードは星の位置の観測データを赤経順にカタログしていた。しかし、番号は『天球図譜』の暫定版にはあるが正式版には […]

2022年10月25日 太陽系

プラネタリーディフェンス

天体の地球衝突から人類を守ろうとする活動のこと。スペースガード(spaceguard)と呼ばれることもある。「地球防衛」という日本語が当てられることもある。 太陽系の約46億年にわたる歴史において天体の衝突は常に起こって […]

2022年03月08日 太陽系

ブルーマーブル

アポロ計画最後の有人ミッションであるアポロ17号の乗組員によって、1972年12月7日に地球からおよそ45000 kmの距離から撮影された地球の写真。英語の意味は「青いビー玉」である。 同様の写真が以前に人工衛星から撮影 […]

2022年01月10日 太陽系外惑星

浮遊惑星

通常の太陽系外惑星とは異なり、恒星のまわりを周回しておらず孤立して存在する、質量が約13木星質量以下の(重水素の核融合が起きない)天体。自由浮遊惑星あるいは、質量に基づく定義から惑星質量天体と呼ばれることもある。英語では […]

2021年12月29日 装置・施設・データベース

FAST

500メートル球面電波望遠鏡の略称。

2021年12月29日 理論

フリードマン解

フリードマン宇宙を記述する一般相対性理論の方程式の解。

2021年03月28日 人名

フリードマン

フリードマン(Aleksandr Aleksandrovich Friedmann;1888-1925)はロシアの数学者。ルメートルと独立に膨張宇宙論の数学的展開に寄与した。 音楽家の家に生まれ、1910年、サンクトペテ […]

2020年10月12日 高エネルギー現象

ブラックホール連星

ブラックホールを含む連星系。両方の星がブラックホールである二重ブラックホール連星も含むほか、片方がブラックホールであって、もう一方が中性子星、白色矮星からあるいは通常の恒星である連星を含む、幅広い連星系に対して用いられる […]

2020年08月27日 銀河・銀河団

フェイスオン銀河

銀河および銀河の形態分類を参照。

2020年06月14日 装置・施設・データベース

プラネタリウム

様々な時間や場所における星空および天体の運動を、観覧者をおおうドーム型のスクリーンに再現する装置。ドーム内に設置された装置のみでなく、ドームまで含めた設備全体、さらに、それを含む施設全体をプラネタリウムと呼ぶことも一般的 […]

2020年04月15日 理論

物質波

量子力学において、運動する物質一般に付随する波動のこと。量子力学の中心概念の一つである粒子と波動の二重性(wave-particle duality)を表す。光子の粒子性と波動性を結びつけるために導入された概念を、192 […]

2020年03月15日 人名

藤田良雄

日本の天文学者(1908-2013)。低温度星の分光学的研究の世界的権威。我が国における観測に基づく天体物理学、とくに天体分光学の発展の基礎を築いた。 福井県福井市生まれ。東京帝国大学理学部天文学科を卒業後東京天文台技手 […]

2019年05月11日 時と暦

不定時法

日常生活の時刻を計るときに、季節によって異なる時間単位を用いる方法(英語の定訳はない)。明治5年の改暦以前の江戸時代に用いられていた不定時法では、「明け六つ」から「暮れ六つ」(薄明を参照)までを6等分した時間が「昼の一時 […]

2019年02月17日 その他

冬の大三角

シリウス(おおいぬ座α(アルファ)星: α CMa)、プロキオン(こいぬ座α 星: α CMi)、ベテルギウス(オリオン座α 星: α Ori)の三つの明るい星を結ぶ大きな三角形のことである。三角形の中を天の川が通ってい […]

2018年12月13日 高エネルギー現象

プレリオン

パルサー星雲を参照。

2018年03月04日 理論

ファーストスター

初代星のこと。

2018年02月21日 理論

フェルミ運動量

スピン1/2のフェルミ粒子はパウリの排他原理により位置と運動量の位相空間で2つ以上同じ場所を占めることができないので、たとえ絶対温度が零度でも、有限の運動量をもってしまう。このときの最大の運動量をフェルミ運動量という。こ […]

2018年02月21日 理論

フェルミエネルギー

フェルミ運動量を参照。

2017年12月30日 宇宙の進化

フィラメント状構造

複数の銀河団の間を結ぶ細長い帯状領域に分布する銀河分布のパターン。単にフィラメントとも言う。標準宇宙論モデルによる暗黒物質分布の大規模数値シミュレーションでは、銀河分布の2次元的壁(ウォール)構造に対し、フィラメント構造 […]

2018年02月20日 観測技術

FITS形式

天体データ形式の一種。天体画像データを主として、その他の多くの天文データ(分光データ、高エネルギーイベントデータ、カタログ表データなど)を格納するために現在最も一般的に用いられる形式。FITSはflexible imag […]


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関連画像

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FITS形式の模式図。通常の2次元画像ファイルの場合はヘッダとデータ配列がそれぞれ一つだけ格納されているが、一般にはそれらの組み(FITS要素)がいくつも連なっていても良い。多次元データや表データなどがこのような形式となる。