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超巨星

高

よみ方

ちょうきょせい

英 語

supergiant star

説 明

最も光度の高いグループに属する恒星(英語名称の最後の star は省略されることが多い)。光度階級ではⅠに相当する。質量が太陽の約10倍以上の大質量星は、中心部での水素が枯渇したのち、HR図上で光度の高い領域に、高温から低温にわたって分布するようになる。一般には赤色巨星の場合と同じく恒星の膨張の結果温度が下がって赤色超巨星となるが、大質量星では表面からの激しい質量放出の結果、外層を失って高い表面温度を示す青色超巨星も現れる。

2022年01月26日更新

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    *HR図上における超巨星の位置。 大脇 直明、磯部 琇三、斎藤 馨児、堀 源一郎著「天文資料集」(東京大学出版会)1989年