太陽日
よみ方
たいようじつ
英 語
solar day
説 明
太陽日とはいわゆる「1日」のことである。視太陽時あるいは真太陽時で測った1日、すなわち太陽が一度南中してから次に南中するまでの時間を視太陽日あるいは真太陽日と呼び、季節によらず一様な時刻系である平均太陽時で測った1日を平均太陽日と呼ぶ。平均太陽日を基準とすると、視太陽日の長さは季節により±30秒程度の幅で変動する。視太陽時と平均太陽時の差は均時差と呼ばれる。
1日は時間の素朴な概念のベースであり、歴史的には1日を分割することで1時間・1分・1秒といった単位が誕生した。現在では1秒は原子時計により正確に刻まれるため、逆に1日の長さを測ることができる。地球の自転速度はさまざまな要因で変化するために、1日の長さも毎日わずかに変化する。このずれを補正するのがうるう秒の役割で、国際原子時(TAI)にこの補正を行った協定世界時(UTC)が現在の時刻標準となっている。
2021年08月04日更新
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