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スキアパレリ

 

よみ方

すきあぱれり

英 語

Schiaparelli, Giovanni Virginio

説 明

スキアパレリ(スキャパレリ)(Giovanni Virginio Schiaparelli;1835- 1910)は望遠鏡による観測で火星面地図を作ったイタリアの天文学者。彼の作成した火星面地図には、海、大陸、それに「canali(カナリ)」(イタリア語では、自然に作られた溝、畑のすき跡などを意味する)が記録されていた。カナリが運河を意味する「canals(カナル)」と英語に誤訳されて、その後の宇宙人ロマンが流行するもとになった。
イタリアのトリノ大学で土木工学と天文学を学び、1854年卒業、政府から派遣されてベルリン大学(ドイツ)、プルコボ天文台(ロシア)で天文学の研究を行なった。1860年にイタリアに戻り、1862~1900年までミラノ・ブレラ天文台の台長を務めた。1861年には小惑星ヘスペリア(69 Hesperia)を発見しているが、1864年にペルセウス座流星群とスイフト・タットル彗星(109P/Swift-Tuttle)の軌道が一致するとして、その関連性を発表した。この研究は世界的な評価を受けて、パリ科学アカデミーから賞を受けている。1877年から屈折望遠鏡による系統的な惑星表面の観測を始め、火星面の詳細な模様を示す火星図を作成した。水星の自転の研究もあり、その公転周期が自転周期と一致するという彼の見解は、近年の惑星探査機による観測結果(公転周期は自転周期の1.5倍)がもたらされるまで長い間信じられてきた。晩年には天文学史に興味を移し、バビロニア、ユダヤ、ギリシャなどの古代天文学の研究でも大きな成果を残した。

 

2021年04月13日更新

関連画像

スキアパレリ(1890年代撮影)