天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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共回転 corotation

一般には、本来、独立な運動をする2つの系の回転角速度が一致することを指す。連星系周囲の力学を論じる際には、共通重心の周りに星の公転運動とともに回転する座標系を想定すると便利なことが多く、これを共回転座標系と呼ぶ。また、回[…]

狭輝線領域 narrow-line region

活動銀河核のスペクトルに見られる幅の狭い(数百km-1)許容線の源となっている領域のことで、降着円盤からの紫外線によって電離されたガスでできていると考えられている。領域の大きさは100パーセク(100 pc=326光年)[…]

極冠 polar ice cap

大気を持つ太陽系の固体天体(惑星・準惑星・衛星)の極域に形成される氷の塊。黄道面に対する自転軸傾斜角が大きくないときに、極域の平均日射量は低く温度が低いため、氷が大気から凝縮することで生成される氷の組成や成分はさまざまで[…]

局所銀河群 Local Group

天の川銀河(銀河系)の属する銀河群。局部銀河群と呼ばれることもある。銀河系とアンドロメダ銀河を中心に、半径約1メガパーセク(1 Mpc=326万光年)以内にある少なくとも50-60個以上の銀河で構成されている。メンバー銀[…]

局所静止基準 Local Standard of Rest

太陽系の位置で天の川銀河中心周りを等速円運動する仮想的な点。英語の頭文字をとってLSRと呼ぶことも多い。国際天文学連合による推奨値を用いれば、LSRは、銀河中心から距離8.5キロパーセク(8.5 kpc=28000光年)[…]

極超新星 hypernova

通常より爆発エネルギーがはるかに大きい超新星(supernova)をいう。ハイパーノバ(hypernova)ともいう。 大質量星の進化の最終段階として、恒星質量ブラックホールが誕生するときに生じる現象と考えられる。Ic[…]

局部発振器 local oscillator(LO)

ヘテロダイン受信機の参照信号として、単一の周波数の電波を発生する信号源のこと。英語での頭文字をとってLOと略されることも多い。電波通信からの発想で、単一周波数の電波を無変調連続波(continuous wave)と呼び、[…]

虚時間 imaginary time

量子力学的扱いをする数式に現れる虚数の時間のこと。量子力学では、たとえば一時的にもとのエネルギーよりも高いエネルギーの状態を取るなど、古典論では許されない運動も実現し得る。このような遷移を準古典(WKB)近似で取り扱うと[…]

巨大氷惑星 ice giant

天王星と海王星を指す言葉。内惑星である水星、金星と地球、火星は地球型惑星、外惑星である木星、土星、天王星、海王星は木星型惑星と呼ばれている。太陽系探査が進むと、木星型惑星のうち、水素やヘリウムを主体としガス成分が多い木星[…]

巨大衝突説 giant impact hypothesis

月の起源の最有力である説。ジャイアントインパクト説ともいう。地球集積の最終段階で、地球に火星サイズの天体が高速で衝突することにより、融けてはぎとられた物質が地球の周囲に高温の円盤を作る。その円盤から冷却した物質が、ロッシ[…]

巨大分子雲 giant molecular cloud

概ね太陽質量の1万倍程度以上の質量を持つ分子雲のことを指す。英語名の頭文字を使ってGMCと表記することがある。 分子雲中の一酸化炭素(CO)が出す電波輝線、CO(J=1-0)輝線、で観測されることが多い。多くの巨大[…]

許容線 permitted line

天体のスペクトルにみられる輝線をその発生機構で分類したものの一つ。一般に、原子内の電子が下位のエネルギー準位に遷移すると、エネルギー差に相当する波長の光子(輝線)が発生する。遷移は、それに伴う量子数の変化が選択則と呼ばれ[…]

キロノバ Kilonova

新星の約1,000倍の明るさに達する爆発現象。中性子星の連星または中性子星とブラックホールの連星が合体することによって発生すると考えられていたが、2017年8月17日に40メガパーセク(40 Mpc=1.3億光年)という[…]

銀河回転 galactic rotation

渦巻銀河やレンズ状銀河の中心に対して円盤部(銀河円盤)が示す回転運動。軸対称を仮定すると、銀河回転は銀河中心からの距離の関数として示すことができる。これを銀河の回転曲線と呼び、渦巻銀河の運動学的特徴を表す重要な観測量の一[…]

銀河合体 galaxy merging

2つ以上の銀河が重力によって合体して1つの銀河になること。銀河合体はどの時代の宇宙においても観測されるありふれた現象であるとともに、銀河進化において本質的役割を担う過程でもある。なぜなら、標準的な構造形成モデルである階層[…]

銀河間物質 intergalactic medium

銀河と銀河の間に広がる空間に存在している物質の総称。宇宙にあるガスの大半が希薄な状態で銀河間空間に存在していると考えられている。

銀河座標系 galactic coordinates

天球座標系の1つで、天の川銀河(銀河系)の銀河面と銀河中心方向に基づいて定義されている。銀河座標に基づく経度を銀経、緯度を銀緯といい、それぞれ記号 $l, b$ で表す。概念的には銀河面を銀緯0°の面とし、銀河系中心方向[…]

銀河バルジ galactic bulge

渦巻銀河とレンズ状銀河の中心部にある楕円体成分。単にバルジともいう。古い星で構成されており、早期型の銀河ほど大きい傾向がある。少数の例外を除けば、星生成はほとんど見られない。ほぼ純粋な回転運動をしている銀河円盤とは異なり[…]

銀河ハロー galactic halo

渦巻銀河の円盤を包みこむように丸く分布している星の成分。単にハローともいう。バルジや銀河円盤に比べて密度が圧倒的に低いため、観測が難しい。天の川銀河(銀河系)はハローが詳細に観測されている数少ない銀河の一つである。銀河系[…]

銀河風 galactic wind

銀河内部から外部に向けてガスが大規模に噴き出す現象。銀河内でスターバーストが起こり、短時間に多数の超新星が爆発すると、そのエネルギーで銀河内のガスが熱せられ、重力を振り切って外へ噴き出す。これを銀河から噴き出す風になぞら[…]