天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「画像説明文」に含まれる"魁北克大学里穆斯基分校毕业证成绩单教育部留学服务留信认证QQ微信1989 88881(Université du Québec à Rimouski毕业证degree offer diploma Transcript)62356372"の検索結果(3342件)

重力質量 gravitational mass

ニュートン(I. Newton)の万有引力の法則において現れる質量のこと。質量のある2つの物体は互いに引き合うが、その引き合う力の大きさは、それぞれの物体の質量に比例して、互いの間の距離の2乗に反比例する。ここに出てくる[…]

重力収縮 gravitational contraction

自己重力(自分自身の重力)のために天体が収縮すること。 緩やかに収縮が進行する場合は重力収縮、激しく収縮する場合は重力崩壊(gravitational collapse)という語が使われる傾向があるが、抗する力が内部に[…]

重力赤方偏移 gravitational redshift

重力の強い領域から放出された電磁波の波長が, 放出された時点での波長より長くなって観測される現象。この現象の最初の実験は、1960年にパウンド(R. Pound)とレブカ(G. Rebka)によって高さ22.5メートルの[…]

重力相互作用 gravitational interaction

重力を参照。

重力熱力学 gravothermodynamics

自己重力系に対する熱力学。通常の熱力学とは違う性質が現れる。たとえば自己重力系では熱を放出すると、収縮し重力が強くなってさらに収縮が進み、そのため温度が上がる。すなわち見かけ上、比熱が負となる。断熱壁に囲まれた自己重力ガ[…]

重力の量子化 quantization of gravity

一般相対性理論は重力定数という次元を持ったパラメータを含むため、繰り込み不可能で、量子化は困難である。超弦理論がこれに応える理論であると考えられているが、重力の量子化は未だ完成していない。量子重力理論も参照。

重力場 gravitational field

重力の及ぶ空間の各点で指定される重力を表す物理量のこと。重力場があることでその点での重力が定まる。 一般に「場」とは、空間あるいは時空の各点で値が指定される物理量のことを言う。その物理量が値だけで指定される場合にはスカ[…]

重力波 gravitational wave

一般相対性理論などの相対論的な重力理論一般に予言される重力場の波動的振動。流体力学における重力波(gravity wave)とは別のものである。 一般相対性理論では、重力波は物質の四重極モーメント以上の高次モーメン[…]

重力波検出器 gravitational wave detector

一般相対性理論において予言される重力波を検出する検出器。重力波望遠鏡ということもある。特定の振動数の重力波を検出する共振型検出器と、レーザー光を直交する2方向に分けて往復させ、干渉を測るレーザー干渉計型がある。重力波の効[…]

重力不安定性 gravitational instability

宇宙にある物質はその重力によって互いに引き付け合うので、最初に密度の大きな場所では物質が集まることによってさらに密度が大きくなり、逆に密度の小さな場所では物質が周りに引き寄せられて密度がさらに小さくなる。このように重力に[…]

重力崩壊 gravitational collapse

自己重力(自分自身の重力)のために天体が収縮すること。重力収縮を参照。

重力崩壊型超新星 core-collapse supernova

太陽質量の約8倍以上の大質量星が進化の最後に起こす大爆発。超新星の分類ではⅡ型、Ⅰb型、Ⅰc型である。この中で親星の外層が剥ぎ取られた後で爆発したものは水素欠乏型超新星(stripped-envelope superno[…]

重力ポテンシャル gravitational potential

重力による位置エネルギー(ポテンシャル)のこと。たとえば、質量M の質点とそこからrだけ離れたところに質点m があるとすると、この場合の重力ポテンシャルは-GMm/r である。ここでG は万有引力定数である。なお、この表[…]

重力マイクロレンズ gravitational micro-lensing

偏向角がわずかで画像としては変化が観測できないが増光によってその存在が観測可能な重力レンズのこと。例えば、太陽程度以下の比較的低質量の天体が起こす重力レンズの場合が該当する。光の進路は重力によって曲がるため、重力源の背後[…]

重力マイクロレンズ法 gravitational microlensing method

太陽系外惑星の検出方法の一つ。単にマイクロレンズ法と言うことも多い。一般相対性理論では、天体の重力によりその周囲の時空が歪む。背景の天体からの光がその歪んだ時空を通過することにより、光の進む経路が変わる。これを観測者から[…]

重力レンズ gravitational lensing

遠くの天体から出た光が、途中にある銀河や銀河団などの重力場によって曲げられる現象。重力場が凸レンズのように働くことから名づけられた。一般相対性理論の帰結の一つであり、重力レンズ方程式で記述される。重力場となる天体をレンズ[…]

重力レンズ方程式 gravitational lens equation

重力レンズを受けている天体の像を、一般相対性理論に基づいて記述する方程式。レンズ天体の中心方向から測った像までの角度をθ、レンズがなかった場合に観測される光源までの角度をβ、レンズによって光が曲がる角度を $\alpha[…]

縮退圧 degeneracy pressure

スピンの大きさが半整数のフェルミ粒子は、パウリの排他原理により、位置と運動量の位相空間で同じ場所を占める粒子数はスピン自由度の数しかないため、たとえ絶対温度がゼロでも有限の運動量をもつ。このときの最大の運動量をフェルミ運[…]

縮退星 degenerated star

高密度星を参照。

主系列 main sequence

恒星の有効温度と光度の分布を表すHR図にみられる恒星の系列。太陽近傍や多くの星団では、大半の恒星は中心部で水素が核融合を起こすことによって輝いている。この段階では質量の大きな星ほど有効温度が高く、光度も高くなるため、HR[…]