天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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ハイパーシュプリームカム Hyper Suprime-Cam

シュプリームカムの後継機として開発されたすばる望遠鏡の主焦点広視野カメラ。主焦点補正光学系で確保される直径1.5度角(実寸約50 cm)にわたる高画質の広視野を、116枚の大型CCDで撮影する。略称はHSC。 2012年[…]

白道 orbit of the Moon

天球上における月の見かけの通り道のこと。黄道に対して約5.1°傾いている。

白斑 facula

可視光で太陽の光球を観測したときに光球よりも明るく観測される領域のこと。白斑は波長430 nmを中心に1 nm程度の透過幅をもつ狭帯域フィルターで見ると高いコントラストで観測することができる。白斑は黒点の周りや、太陽極領[…]

ハレーション(写真の) halation

強い光源を撮影した写真において、光源の周りが広い範囲にわたって白くにじんでしまう現象、またはそのパターンのこと。写真乾板や写真フィルムの写真乳剤層を透過した光がフィルムやガラスの裏面で反射されて再び乳剤に戻ることを繰り返[…]

B型星 B-type star

ハーバード分類で表面温度の系列に属する高温の星。表面温度は~29,000(K)。質量は太陽の約2.5-12倍。水素のバルマー線は中間。主な吸収線は、中性ヘリウム線(HeI)、電離炭素(CII)、酸素(OII)、ケイ素(S[…]

ビーミング beaming

宇宙ジェットなどで、放射される電磁波がジェットの進行方向に集中する現象。エディントン限界光度を超える超臨界降着流などからジェットが出ているときのように、もともとジェットのエネルギーが回転軸方向に収束している幾何学的要因に[…]

比較スペクトル wavelength calibration spectrum

天体の分光観測で得られるスペクトルに波長の対応をつけるために用いる比較光源のスペクトル。比較スペクトルのスペクトル線の位置から、波長と検出器上の位置の関係を求め、その関係を天体スペクトルに適用して波長目盛りを割り当てる。[…]

不規則銀河 irregular galaxy

回転対称な円盤や渦巻腕を持たず、光の集中した中心核を明確に持たない銀河の総称。ハッブル分類ではIrrの記号で表される。大小マゼラン雲は不規則銀河の一種(I型: Irr I)で、若い種族の星やガスからなっている。M82やN[…]

浮遊惑星 free-floating planet

通常の太陽系外惑星とは異なり、恒星のまわりを周回しておらず孤立して存在する、質量が約13木星質量以下の(重水素の核融合が起きない)天体。自由浮遊惑星あるいは、質量に基づく定義から惑星質量天体と呼ばれることもある。英語では[…]

プラージュ plage

彩層にあって、黒点の周囲によく見られる、磁場の強い領域。H𝛂線などで明るく見える。古くは羊斑、羊毛斑などの訳語が使われた。

プラズモイド plasmoid

一定の磁場構造をともなったプラズマの塊のこと。太陽フレアの際にはプラズモイドができて上空へ噴出する現象がしばしば見られ、地球磁気圏でもプラズモイドが太陽と反対側にできて惑星間空間へ吹き出して行く現象が見られる。 […]

ブラックホール black hole

閉じた事象の地平線に囲まれた時空の領域のこと。いったんこの領域に入るとどんなものも再び外に出ることはできない。 ニュートン力学においても脱出速度が光速度になる天体として18世紀にイギリスのミッチェル(J. Michel[…]

フラッシュスペクトル flash spectrum

皆既日食の際に皆既開始の直前と皆既終了の直後に短時間だけ光球より上空にある彩層が輝くが、このときに得られる分光スペクトルのこと。月により光球が隠されていくと、連続光成分と吸収線からなる光球起源のスペクトルが次第に弱まって[…]

分子流天体 molecular outflow object

双極分子流が観測されている分子雲コアのこと。分子流は原始星が駆動していると考えられるため、この分子流天体の中心にはすでに原始星が生成されていることになる。

分点 equinox

1 天の赤道と黄道が交わる場所で、春分点と秋分点のこと。 2 天球座標系の元期を表す年号。 春分点は、天球上の座標の原点として重要であるが、地球の歳差運動により移動していく。したがっていつの春分点に準拠しているの[…]

ベイリーの数珠 Baily's beads

日食の際、太陽の縁と月の縁とがほぼ重なって見えるときに、月面の地形の凹凸のために、洩れて来る太陽からの光が数珠(ビーズ)状に見られる現象。

ベテルギウス Betelgeuse

オリオン座のベテルギウスは太陽の約20倍の質量を持つM型の赤色超巨星で、脈動変光星の中の半規則型に分類されている。恒星の進化の最終段階にあり、寿命が終わるとⅡ型超新星爆発を起こすと考えられている。ベテルギウスは1等星の中[…]

VERA VERA

国立天文台が運用している超長基線電波干渉計専用の電波望遠鏡およびそれを用いた観測プロジェクトのこと。名前は VLBI Exploration of Radio Astrometry に由来する。広域精測望遠鏡ともいう。鹿[…]

放射点 radiant

流星群を構成する流星体(ダスト)は、母天体の軌道に沿った、ほぼ同じ軌道を運動している。そのため、地球に突入した流星は、天球上では1点から放射状に流れるように見える。これを、放射点もしくは輻射点と呼ぶ。散在流星では、放射点[…]

マージャー(銀河の) merger

銀河同士が合体した痕跡を残している銀河のこと。合体銀河とも言う。マージャーはまた、銀河同士が合体することを指すこともある。相互作用の際の強い潮汐力によって星やガスがはぎ取られてできる尾(テイル)状の構造などがしばしば見ら[…]