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ベテルギウス

小

よみ方

べてるぎうす

英 語

Betelgeuse

説 明

ベテルギウスは太陽の約20倍の質量を持つM型の赤色超巨星で、脈動変光星の中の半規則型に分類されている。恒星の進化の最終段階にあり、寿命が終わるとⅡ型超新星爆発を起こすと考えられている。ベテルギウスは1等星の中でも明るい目立つ星(0.4等)であったが、2019年秋より暗くなりはじめ2020年2月10日頃に約1.6等となり、この100年間では最も暗い状態の一つとなった。このため、冬の大三角が容易にそれと同定できない状態になったが、2月13日頃に減光が止まり明るくなりはじめた。5月10日時点では減光前の明るさに戻っている。この現象が、ベテルギウスが間もなく超新星爆発を起こす兆候かどうかは分かっていない。
右の下段二つの図に関連するサイト
アメリカ変光星観測者協会(AAVSO)ホームページ: https://www.aavso.org/
Light Curve Generator 2 (LCG2): https://www.aavso.org/LCGv2/

2020年06月17日更新

関連画像

観測データに基づいて描かれたベテルギウスの想像図
https://apod.nasa.gov/apod/ap200101.html の図に追記。
Illustration Credit: ESO, L. Calcada
アルマ望遠鏡を用いて338 GHz(波長0.89 mm)で観測したベテルギウスの画像。左に出っ張りがありその右上(白い部分)が温度が少し高くなっていることがわかる。
https://alma-telescope.jp/news/betelgeuse-201801
Credit: ALMA (ESO/NAOJ/NRAO) /E. O’Gorman/P. Kervella
E. O’Gorman et al. 2017, A&A, 602, L10
* アメリカ変光星観測者協会(American Association of Variable Star Observers: AAVSO)の Light Curve Generator 2 (LCG2)で作成したベテルギウスの光度変化(Vバンド)
* 100年間のベテルギウスの実視等級の変化。 アメリカ変光星観測者協会(American Association of Variable Star Observers: AAVSO)の Light Curve Generator 2 (LCG2)で作成したものに日本語で軸ラベルを付けた。横軸の年の位置は当該年の1月1日を示す。