ベテルギウス
よみ方
べてるぎうす
英 語
Betelgeuse
説 明
オリオン座のベテルギウスは太陽の約20倍の質量を持つM型の赤色超巨星で、脈動変光星の中の半規則型に分類されている。恒星の進化の最終段階にあり、寿命が終わるとⅡ型超新星爆発を起こすと考えられている。ベテルギウスは1等星の中でも明るい目立つ星(Vバンドで0.4等程度)であったが、2019年秋より暗くなりはじめ2020年2月10日頃に約1.6等となり、この100年間では最も暗い状態の一つとなった。このため、冬の大三角が容易にそれと同定できない状態になったが、2月13日頃に減光が止まり明るくなりはじめた。5月10日時点では減光前の明るさに戻ったが、2020年秋以降は0.7等程度になっている。この現象が、ベテルギウスが間もなく超新星爆発を起こす兆候かどうかは分かっていない。
右の下段二つの図に関連するサイト
アメリカ変光星観測者協会(AAVSO)ホームページ: https://www.aavso.org/
Light Curve Generator 2 (LCG2): https://www.aavso.org/lcg
2020年11月19日更新