天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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質量移動(連星系の) mass transfer(in a binary system)

連星系において、一方の星から他方の星に向けて起こる物質の移動。質量交換とも呼ばれ、新星や矮新星などを引き起こす原因である。近接連星系においては、星の進化に伴って一方の星が膨張し、(内部臨界)ロッシュローブを超えると、表面[…]

質量関数 mass function

単位体積の空間内にある天体の個数を質量の関数として表したもので、質量が m-dm/2 から m+dm/2 の間にある天体の数を $\phi$(m) dm としたときの $\phi$(m) のことをさす。質量スペクトル[…]

質量関数(連星の) binary mass function

分光連星のうち、明るい方の星のスペクトル線のみ観測されている単線分光連星においては、視線速度曲線の解析から得られるのは星の質量ではなく、2つの星の質量に関する次の量となり、f(M)を質量関数と呼ぶ。 ここで、M1[…]

質量欠損 mass defect

素粒子や核子などの基本粒子から構成される複合体の質量はもとの基本粒子の質量和より小さい。この質量差を質量欠損という。最も顕著な質量欠損は原子核反応にみられる。 原子核の質量と、それを構成する核子が自由な状態にあったとき[…]

質量降着 mass accretion

天体へ周辺のガスが降着する現象をいう。 原始星は周辺の星間分子雲ガスが質量降着することで進化し成長する。また高密度星の連星系では相手の恒星(伴星)の表面のガスが高密度星に質量降着することでその質量を増加させたり、位置エ[…]

質量-光度関係(星の) mass-luminosity relation

星の質量と光度の間に見られる関係。星の内部で発生したエネルギーが放射によって運ばれる場合には、光度L、質量M の間の関係は大ざっぱには L∝μ4M3/κ となる(μ はガスの平均分子量、κ は不透明度)。不透明度が電子散[…]

質量-光度比 mass-to-luminosity ratio

天体の質量 M を光度 L で割った量で、 単位光度を放射するのに必要な質量を意味する。 これが大きい天体は放射の効率が低い。 天文学固有の量であり、主に恒星以上の階層の天体に適用される。 生の値が扱われることはほとんど[…]

質量集積 mass assembly

銀河の質量が時間とともに増加すること。増加の原因としては、周囲の物質を重力で取り込むことや、他の銀河と合体すること(銀河合体)が挙げられる。実際そのような現象は観測されている。銀河は生まれたときから現在のように重かったわ[…]

質量数 mass number

原子核の中の陽子と中性子を合わせた数のこと。元素の種類は陽子の数(原子番号)で区別されるが、同じ元素でも中性子の数が異なるものが存在する。これを同位体と呼ぶ。この同位体はその元素の質量数によって区別できる。たとえば原子番[…]

質量スペクトル mass spectrum

対象となる物体が質量ごとにどれくらいの量ずつ存在するかを示す概念。恒星や天体を対象とする場合には、天文学では質量関数と呼ぶ。

質量放出 (stellar)mass loss

星の表面から物質が星風として星間空間に放出される現象。太陽では、高温のコロナから太陽風として定常的な質量放出がみられ、彗星の尾の擾乱やオーロラ現象を引き起こしている。しかし質量放出率は1年に10-12太陽質量 (10-1[…]

質量ゆらぎ mass fluctuations

宇宙の大規模構造における質量ゆらぎとは、ある大きさの体積に含まれる質量が場所ごとにゆらいでいることを表す。ある固定した半径の球を宇宙の至るところに考え、その中に含まれる質量の分散を用いて定量化される。質量ゆらぎの分散とそ[…]

時定数 time constant

一般的には物理学や工学において回路の入力の変化に対する出力の応答時間を表す定数。電気回路や力学系の応答の指標などに使われ、時定数が小さいほど短い時間で定常状態に落ち着く。時定数だけが異なる系を比較すると、その時間変化は時[…]

自転 rotation

天体がその重心を含む内部の軸の周りを回転すること。この軸を自転軸、1回転するのにかかる時間を自転周期と呼ぶ。惑星や衛星、小惑星、彗星など、太陽系天体のほとんどは自転をしている。これに対し、天体が系の重心の周りを回る現象の[…]

磁場(惑星の) planetary magnetic fields

惑星の磁場は、惑星内部にある電気伝導度を持つ流体の運動によって生成され維持されていると考えられる。この流体が磁場中で対流を起こすと電流が生じ、その結果、新たな磁場が生成される。それがもとの磁場を強め電流のオーム散逸を上回[…]

自発的対称性の破れ spontaneous symmetry breaking

理論自体はある対称性を持っているが、実際に実現する状態はその対称性が保たれていない状態になることを自発的対称性の破れという。これを直観的に理解するには図のようなワイン瓶の底にぱちんこ玉を置くことを考えると良い。瓶は円い筒[…]

自発放射 spontaneous emission

励起状態にあるガス構成粒子(原子、分子)が、より低いエネルギー準位の量子状態へと自然に遷移すると同時にエネルギー準位の差に対応する波長の光子を放出する現象。自然放射とも呼ばれる。

磁場の凍結 frozen-in of magnetic field

電磁流体力学によれば、電気伝導度が十分に高い(すなわち磁気拡散が小さい)流体においては、流体素片を貫く磁力線が、流体とともに動くようにふるまう。この状態のことを、磁場(もしくは磁力線)が凍結しているという。電気伝導度が低[…]

渋川春海 SHIBUKAWA Harumi

初代の幕府天文方(1639-1715)。幕府碁方(ごどころ)安井算哲(やすいさんてつ)の子、幼名を六蔵といい、後に助左衛門と改名、さらに安井家の本姓渋川を名乗った。幼時から天文に優れ、暦学は岡野井玄貞(おかのいげんてい)[…]

絞り diaphragm

カメラのレンズなどの光学系において、通過する光量を調節するために設ける円形(に近い)穴の開いた遮蔽板。民生品では、必要な光量に容易に調整できるように複数の薄い板で構成し穴の直径(面積)を変化させる形式のものが多い。撮像す[…]