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ディラック Dirac, Paul Adrien Maurice

ポール・ディラック(Paul Dirac; 1902-1984)はイギリスの理論物理学者。1902年、イギリス、ブリストル生まれ。1921年にブリストル大学に入学し電気工学を専攻するが、翌年、ケンブリッジ大学に進学し物理[…]

適合格子細分化法 adaptive mesh refinement

偏微分方程式を差分法を用いて解くとき、細かい格子が必要な部分だけに選択的に細かい計算格子を用い、それ以外の部分には粗い計算格子を用いる方法。AMR法と省略されることが多い。解適合格子と呼ばれることもある。細かい格子が必要[…]

テス衛星 TESS satellite

TESS衛星を参照。

電気四重極子放射 electric quadrupole radiation

水素分子(H2)のような電気双極子モーメントを持たない分子であっても、電子の分布は非球対称なので、質量中心周りの回転に対して電子分布の形は変化する。水素分子のように電子分布が左右対称ならば、1/2回転ごとに元に戻り、1/[…]

電気双極子放射 electric dipole radiation

原子番号や質量数の異なる2つ以上の原子からなる分子(異核分子)は、分子の質量中心と電荷分布の重心が異なるため、重心に対して、正と負の電荷を両端に持つ電気双極子モーメントを持つことになる。これは外部から電場をかけなくても分[…]

電子縮退 electron degeneracy

高密度の電離ガスにおいて、電子の運動エネルギー分布が、エネルギーの低い状態から許容される最も高い状態まですべて埋まった分布となっていること。量子力学の不確定性原理により、ある大きさのエネルギー(運動量)以下の運動の状態の[…]

天体写真測光 astronomical photographic photometry

19世紀前半に発明された写真は19世紀終わり頃から、可視光天文学の中心的な光検出器として100年以上にわたって広く用いられた。写真が用いられる以前の眼視による観測では、瞳を通過してきた光を視覚で捉える瞬間的認知だったが、[…]

伝達関数 transfer function

制御理論において、制御系の入力に対する出力の関係を周波数空間で記述したもので、入出力の振幅比(実部)と位相遅れ(虚部)からなる複素関数。横軸を周波数にとり、縦軸に振幅の入出力比と位相遅れを図示したものをボード線図と呼ぶ。

電波バースト(太陽の) solar radio burst

デシメートル波やメートル波(波長0.1-10 mもしくは周波数30-3000 MHz)の電波で太陽を観測するときに、太陽フレアなどの爆発(バースト)現象に伴って、電波強度が短時間(〜1秒)に上昇する現象。 放射される電波[…]

トーラス(活動銀河核の) torus

活動銀河核の中心にあるブラックホールを取り巻くように存在するガスやダストでできたドーナツ状の領域のこと。周りから降着してきたガスは大きな角運動量を持つため、円盤状に分布するが、中心核からの強いジェットの影響で中抜けの構造[…]

ドイツ式架台 German equatorial mount

望遠鏡架台のうち、赤道儀の一種。鉛直に立てた一つのピアで赤経、赤緯両軸を支える。望遠鏡筒は赤経軸からずれたところに来るため、バランスを取るためカウンターウェイトが必要となる。望遠鏡を支えるピアがコンパクトで、望遠鏡筒周り[…]

動スペクトル dynamic spectrum

ある時間内に太陽で観測される電波強度の周波数スペクトルを時間方向に並べた図。太陽電波強度の周波数スペクトルの時間変化を一枚の図から読み取れるようにしたもの。これにより、フレア発生時にメートル波帯で観測される電波バーストが[…]

逃走星 runaway star

若い高温度星であるにもかかわらず、天の川銀河(銀河系)の円盤の回転運動に対して異常に速く運動しているもの。もともとは大質量星との連星を構成していたが、相手の星が超新星爆発を起こした結果、飛び出してきた星であると考えられて[…]

ド・ブローイ波長 de Broglie wavelength

量子力学では、不確定性関係のためにすべての物質の位置と運動量を同時に正確に決めることはできず、その存在確率は波動関数によって表される。このように、すべての物質粒子は粒子性と波動性を同時に備えている。これを粒子と波動の二重[…]

トンネル効果 quantum tunneling

ある高さの壁の向こう側にボールを渡すためには、その壁の高さ以上にボールを投げ上げることが必要である。この事実は、ボールはその全エネルギーが壁の高さに対応する位置エネルギーよりも大きい領域内でのみ運動可能である、と言い換え[…]

ナビエ-ストークス方程式 Navier-Stokes equation

気体や液体といった流体のうち、粘性を持つ流体の運動を記述する方程式。運動状態にある流体中に面を考え、その面を通して面に接する方向に働く力(接線応力)を考えたとき、これが働かない流体は完全流体と呼ばれる。すなわち応力テンソ[…]

2体緩和 two-body relaxation

通常の分子からなる気体では、分子同士の衝突によって運動エネルギーが交換されることで、熱力学的に緩和し、熱平衡に近づいていく。粒子間相互作用がクーロン力であるプラズマや、重力である銀河、星団などの重力多体系においても、粒子[…]

日食 solar eclipse

太陽-月-地球がこの順にほぼ一直線に並び、月が太陽の前を横切るときに太陽を隠す(月の影が地表に落ちる)現象。太陽は月より約400倍大きいが、平均距離も約400倍遠いので、地球から見ると両者はほぼ同じ大きさに見える。特定の[…]

日食限界 solar ecliptic limits

月の軌道は太陽の軌道に対して約5.1°傾いているため、その交点付近で朔(新月)となるときにしか日食は起こらない。朔となるのが交点に近いほど、太陽と月の離角は小さくなり、日食の食分は大きくなる。逆に、交点から離れすぎると日[…]

ニュートリノ振動 neutrino oscillation

素粒子の標準理論ではニュートリノの質量はゼロであるが、有限の質量があり、その質量が種類(フレーバー)により異なる場合に、量子力学的な効果で飛行中にフレーバーが入れ替わる現象。ニュートリノと反ニュートリノの間の振動として1[…]