ナビエ-ストークス方程式
よみ方
なびえすとーくすほうていしき
英 語
Navier-Stokes equation
説 明
気体や液体といった流体のうち、粘性を持つ流体の運動を記述する方程式。運動状態にある流体中に面を考え、その面を通して面に接する方向に働く力(接線応力)を考えたとき、これが働かない流体は完全流体と呼ばれる。すなわち応力テンソル は圧力
のみが
のように働く。一方、接線応力
(
)が働く場合、これを粘性流体と呼ぶ。特に、応力テンソルが歪み速度テンソル
に線形の依存をする場合をニュートン流体と呼ぶ( は流体の速度の
成分)。非圧縮の場合、速度
の時間変化を記述する流体の運動方程式は
のように書ける(ここで を運動粘性率と呼ぶ)。このような粘性流体の運動方程式をナビエ-ストークス方程式と呼ぶ。
2018年04月24日更新
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