天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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プラズモイド plasmoid

一定の磁場構造をともなったプラズマの塊のこと。太陽フレアの際にはプラズモイドができて上空へ噴出する現象がしばしば見られ、地球磁気圏でもプラズモイドが太陽と反対側にできて惑星間空間へ吹き出して行く現象が見られる。 […]

フリッカ雑音 flicker noise

自然界のあらゆるゆらぎに見られる低周波側で大きくなる雑音のこと。周波数スペクトルが周波数(f)に反比例する依存性を示すので、しばしば1/f雑音とも呼ばれる。フリッカ雑音の起源はさまざまで、一般的な説明は困難であるが、たと[…]

プレソーラー粒子 presolar grain

コンドライト隕石の微細粒子からなるマトリクスのなかに発見された、太陽系の同位体組成とはまったく異なる同位体組成をもつ太陽系外起源の粒子。ナノメートルからミクロンサイズの微粒子で、ケイ酸塩、酸化物、窒化物、グラファイト、ダ[…]

ベータ安定線 line of beta-stability

核図表で安定核(宇宙年齢よりも十分大きな半減期をもつ核種と考えてよい)が並ぶ曲線のこと。ベータ安定の谷とも呼ばれる。

平行平面大気 plane-parallel model atmosphere

恒星大気モデル計算で用いられる仮定の一つで、恒星大気をほぼ平面とみなすもの。太陽のような星では大気の厚みは恒星半径に対して小さく、平面とみなすことが可能である。これにより放射輸送の方程式が著しく簡素化される。この仮定は、[…]

放射化 radioactivation

もともと放射性のない同位体(核種を参照)が、放射線を浴びることによって放射性同位元素となること。人工衛星の軌道上では、検出器を構成する元素が宇宙線や太陽フレア粒子との核反応により放射化し、検出器の雑音を変化させる原因とな[…]

水メーザー water Maser

水分子の励起状態が反転分布するときに出る強い放射で、波長約1.35 cm、振動数22 GHzの電波である。星生成領域や活動的な銀河の中心核付近で検出されている。 1995年に、NGC4258 から発見された強い水メ[…]

脈動変光星 pulsating variable

星自身が膨張と収縮を繰り返すために明るさが変化する星。セファイドやミラ型変光星では星全体がほぼ球対称形を保ったまま膨張と収縮(動径振動)をしており、基準振動を行うもののほか、半径方向に複数の節をもつ倍振動をしているものも[…]

ミラーの実験 Miller's experiment

生命の化学進化を実験的に検証する目的で行われたアミノ酸合成実験。重水素の発見でノーベル化学賞を受賞したユーリイ(H. Urey)の学生だったミラー(S.L. Miller)は、1953年、地球原始大気を模擬した、メタン、[…]

メトン周期 Metonic cycle

同じ月日に同じ月の位相が見られる周期として、紀元前433年にギリシャの数学者メトン(Meton)が発見した19年の周期。19 太陽年は365.242194 日 ✕ 19 = 6939.601686 日で、これが235 朔[…]

UKシュミット望遠鏡(UKST) UK Schmidt Telescope

オーストラリアのニューサウスウェールズ州サイディングスプリング天文台にある、補正板口径1.24 m、視野6.6度四方を有するシュミット望遠鏡。光学設計はパロマーシュミット望遠鏡を踏襲しており、両望遠鏡はいわば双子の関係に[…]

有効アンテナ開口面積 antenna effective aperture

アンテナの物理的な面積 Ap のうち、電波を受信するのに有効に使われる面積 Ae をいう。 Ap に対する Ae の比はアンテナ開口能率と呼ばれる。有効アンテナ開口面積が物理的な面積より小さい理由は、副鏡やそれを支える支[…]

陽子崩壊 proton decay

強い相互作用と電弱相互作用を統一する試みである大統一理論では、バリオン数を持ったクォークとレプトンが同じ多重項に配置されるため、バリオン数やレプトン数を保存しない反応が、大統一理論特有のゲージ粒子やヒッグス粒子によって起[…]

読み出し雑音 readout noise

積分型の検出器システムに固有の雑音(ノイズ)。積分型の検出器では、光子によって生成された電荷をコンデンサに蓄積し、その 蓄積前後の電圧変化を測定するが、電圧を読み出す際に検出器や電子回路に由来する電気的な雑音が避けられな[…]

量子雑音 quantum noise

量子力学的な起源で発生する物理量のゆらぎ(雑音)を、量子雑音と呼ぶ。このうち、入射光子数や半導体検出器中の電子数のゆらぎに起因するものは、特にショット雑音と呼ばれる。電波天文学で広く使われているヘテロダイン受信機のように[…]

レイリー-ジーンズの近似式 Rayleigh-Jeans approximation

黒体放射のエネルギー分布であるプランク分布 $B_{\nu}(T)$ や $B_{\lambda}(T)$ を温度 $T$ に比べて低い周波数 ${\nu}$ で近似した式。数学的には、$h\nu \ll k_{\rm […]

暦(れき) ephemeris

時の流れ(暦日:れきじつ)を測り記録し将来に向けて予測する体系をいう。そのための方法論(暦法)を含めることもある。「こよみ」と読まれることも多い。英語のephemeris(エフェメリス)は主に後述する「天体暦」を指すが、[…]

暦法 calendar

日、週、月、年などを数える暦(れき)を天体(特に太陽と月)の規則的運行に基づいて作る方法。1日の長さは地球の自転周期で決まるが、1太陽年(365.24219日)と1朔望月(29.53059日)はいずれも1日の整数倍でなく[…]

ロスランド平均不透明度 Rosseland mean opacity

光の振動数に依存する吸収係数を、振動数に対して平均をとったもの。熱の輸送率に対する平均をとるために、プランク関数の温度微分を重みとして掛け、振動数に対して調和平均をとる。これにより、星内部の放射によるエネルギー輸送は温度[…]

歪曲(収差) distortion

ザイデル収差係数のうち歪曲係数Eがゼロでない場合に現れる収差。像の位置がガウス像点から変移することによる。物平面の碁盤の目のような格子配列が像平面に射影されるとき、E>0のときは樽型に、E<0ときは糸巻き型に変形する。