天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「画像説明文」に含まれる"电报机器人bot上粉✅SMMFS.COM✅观看次数僵尸粉,181"の検索結果(186件)

回折格子 diffraction grating

光の回折と干渉の性質を利用した分光素子。平面基板上に溝を刻線した平面回折格子が多用されるが、ローランド凹球面に刻線した凹面回折格子もある。反射で使うものと透過で使うものにより、反射型と透過型がある。また、透過型の一種とし[…]

核ガンマ線 nuclear gamma-ray

原子核が放射性崩壊を起こす際に発生するガンマ線のこと。天文学では 26Al (アルミニウム26)が半減期約100万年で逆ベータ崩壊するときや軌道電子捕獲する際に生じる1.8 MeVのガンマ線が有名。大質量星の中には 26[…]

角距離 angular distance

角度で表した2点間の距離のこと。2つの天体A, Bがあり、観測者をOとすると、$\angle$AOBが角距離である。 天文学では普通、天球上で測った2天体間の角距離を指す。

核スピン nuclear spin

原子核が持つ量子力学的な角運動量のこと。原子核を構成する陽子と中性子の持つスピン角運動量と、それらが原子核内部で運動することに対応する角運動量とを合成した角運動量になる。電子などが磁気モーメントを持つのと同様に、原子核も[…]

可視度 visibility

1. 開口合成型の電波干渉計で得られる最も基本的な測定量。ビジビリティという英語名も広く用いられている。具体的には、基線を構成するそれぞれの素子アンテナが測定する電場信号間の相互相関関数である。得られた可視度は、天球面に[…]

火星 Mars

質量6.41 x1023 ㎏、赤道半径3396 kmはそれぞれ地球の約0.107倍、0.532倍である。密度は3930 ㎏m-3で、地球型惑星の中では最も低い。火星の会合周期は約780日(2年と2ヵ月)なので、この間隔で[…]

カッシーニの間隙 Cassini division

土星の主要リングであるAリングとBリングの間にある領域。カッシーニの空隙ともいう。1675年にカッシーニ(G. Cassini)が地上からの観測により、リング中に暗い溝のように見える領域のあることを発見したため、この名が[…]

活動銀河核統一モデル unified theory of active galactic nuclei

活動銀河核は、スペクトルにみられる許容線の線幅に基づいて2つのタイプに大別される。1つは半値幅が数千km s-1 と広いもので、1型AGNと呼ばれている。もう1つは半値幅が数百km s-1 程度しかないもので、2型AGN[…]

かに星雲 Crab nebula

おうし座領域にある中心集中型の形状をした超新星残骸。名前の由来はかに座とは関係なく、その見た目からである。中国の記録『宋史』『天文志』や日本の藤原定家の日記『明月記』に記録があるため、1054年に出現した超新星(SN 1[…]

ガモフ Gamow, George

ガモフ(George Gamow;1904-68)はウクライナ生まれでアメリカで活躍した理論物理学者。ウクライナのオデーサに生まれ、1923年からレニングラード大学で学んだ後、ゲッチンゲン大学に行き量子論を原子核に応用し[…]

CHARIS CHARIS

Coronagraphic High Angular Resolution Imaging Spectrographの略語で、カリスと呼ばれる。主に太陽系外惑星の撮像・分光のために開発された、すばる望遠鏡用の赤外線分光器[…]

ガリレオ衛星 Galilean satellites

木星の衛星のなかで、サイズが大きい、イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストを指す。直径はそれぞれ、3632 km、3138 km、5262 km、4820 kmである。公転周期はそれぞれ、1.76日、3.55日、7.16日、[…]

慣性質量 inertial mass

ニュートン(I. Newton)による運動の第2法則で定義される質量。この法則は、質点の運動量 $m\boldsymbol{v}$ の時間変化はそれにかかる力 $\boldsymbol{F}$ に比例するというものである[…]

慣性主軸 principal axis of inertia

一般に、剛体の角運動量ベクトル $\boldsymbol{L}$ と角速度ベクトル $\boldsymbol{\omega}$ には という関係が成立する。一般に $I$ は行列量(慣性モーメントテンソル)になるが[…]

慣性モーメント moment of inertia

慣性能率とも呼び、物体の回転しにくさを示す量である。たとえば、重さを無視できる棒の片方の端に回転軸があり、もう片方の端に質点と見なせる質量 $m$ のおもりが付いているとする。この場合、回転の軸に対する慣性モーメント $[…]

カント Kant, Immanuel

ドイツの哲学者(1724-1804)。ケーニヒスベルグ出身で同大学に学び学位を取得、1770年から同大学教授に就任し、生涯同地に住んだ。『純粋理性批判』(1781)、『実践理性批判』(1788)、『判断力批判』(1799[…]

乾板定数 plate constant

天体画像において、画像上の $(x,y)$ 座標と、その画像に投影された天球面上の座標(標準座標)との対応関係を表す係数のこと。もともとは写真乾板(photographic plate)が検出器として使用されていたため、[…]

ガン-ピーターソン検定 Gunn-Peterson test

宇宙(銀河間空間)の電離度を推定する方法の一つ。ガン(J. Gunn)とピーターソン(B. Peterson)によって1965年に提案された。中性水素はライマンα(アルファ)線(静止系波長121.6 nm)の波長の光子を[…]

ガンマ線源 gamma-ray source

ガンマ線を放出する天体。GeV (109 eV)領域のガンマ線を観測しているフェルミ衛星の最初のカタログには、1451個のガンマ線源が掲載されており、うち689個がブレーザー、2個が電波銀河、2個がその他の活動銀河、2個[…]

ガンマ線天文学 gamma-ray astronomy

ガンマ線の観測により行われる天文学。熱的過程からは、エネルギーが足りないためにガンマ線は発生しない。数MeVまでのガンマ線は原子核の放射性崩壊からも発生するが、さらに高いエネルギーでは高エネルギー粒子の関与した過程から放[…]