天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「画像説明文」に含まれる"电报帖子表情✅SMMFS.COM✅增加关注者克隆群组,165"の検索結果(182件)

原始星 protostar

生まれた直後の星のこと。 分子雲コアの中で進む星生成過程において、自己重力により収縮する中心では、高密度部分の圧力が最終的には大きくなり、収縮が止まって準静的な構造を持つ天体が発生する。この天体のことを原始星もしくは原[…]

元素合成 nucleosynthesis

核子(陽子と中性子)から新たに原子核が合成される事象であり、ビッグバン時の軽元素(ヘリウム、重水素、リチウム)の合成(ビッグバン元素合成)、星の中での元素合成、超新星爆発時の元素合成、宇宙線と星間物質の相互作用(核破砕)[…]

高速電波バースト fast radio burst

電波(110 MHzから8 GHz)で観測される、継続時間が数ミリ秒ないしそれ以下の強力な(約10 mJy-100 Jyの)電磁波パルス。英語(Fast Radio Burst)の頭文字を取ってFRBと呼ばれることも多い[…]

黄道傾斜角 obliquity of the ecliptic

黄道と天の赤道のなす角度。この傾きが0°だと季節変化は起こらず、90°だと夏と冬では昼夜の長さが大きく変化し、季節変化は極端なものになる。実際の値は約23.4°であるが、このような適度な傾きを持つおかげで地球に適度な季節[…]

国際天文準拠系 International Celestial Reference System(ICRS)

国際天文準拠系(International Celestial Reference System; ICRS)は、1997年の国際天文学連合(IAU)総会で採択、1998年より採用された天球座標系である。太陽系重心を原点[…]

500メートル球面電波望遠鏡 Five-hundred-meter Aperture Spherical radio Telescope (FAST)

中国科学院国家天文台により、中国南西部のミャオ族自治州平塘県に建設された口径500 の固定型電波望遠鏡。英語名称のFive-hundred-meter Aperture Spherical radio Telescope[…]

コリメータ collimator

平行光線を作る装置。さらには一般に細い粒子ビームをつくる装置を指す。``細い''には平行度が高いという意味と、ビームの断面積が小さいという意味がある。集光の難しい硬X線やガンマ線の検出器では、検出器の前に穴の開いた板や筒[…]

コルモゴロフスペクトル Kolmogorov spectrum

コルモゴロフ則に従う波数スペクトルのこと。

渾天儀 armillary sphere

天球のモデルであると同時に天体の観測装置として使われた器械。渾天儀は中国での呼び名で、ヨーロッパでは天球儀が一般的な名称である。水平線、子午線、卯酉(ぼうゆう)線(東西を表す線)、天の赤道、黄道、白道などを表す多数の環、[…]

コンフュージョン限界 confusion limit

多数の天体が存在する天域を観測する際、検出器の角分解能が十分高くないと、隣接する複数の天体を区別することができなくなる。これを天体検出のコンフュージョン限界という。すなわち、検出器の感度を上げる場合には、同時に角分解能を[…]

再結合期 recombination epoch

宇宙の初期には温度が高かったため、ほぼすべての原子は電離している。原子核と電子は結合してもすぐに高エネルギーの光子により分解されてしまうからである。宇宙膨張により宇宙の温度が低下すると、高エネルギーを持つ光子の数が減り、[…]

最終散乱面 last scattering surface

初期宇宙は高温高密度のプラズマ状態にあった。そのため光子は電子とトムソン散乱を繰り返し、物質と熱平衡状態にあった。温度の低下とともに、ビッグバン後約38万年(赤方偏移zが約1090の頃)に水素原子と電子が結合し、光子と物[…]

撮像観測 imaging observation/ imaging

天体の位置、大きさや形状、および明るさを調べることを主な目標として天体の画像を取得する観測。サーベイ観測は一般に撮像観測である。通常、様々なフィルターを通して撮像観測が行われる。 可視光でCCDのような二次元の電子的光[…]

座標時 coordinate time

アインシュタイン(A. Einstein)の特殊相対性理論によれば、ニュートン力学のような絶対的な時間は存在せず、時間と空間を一緒にして4次元の時空間として考えなければならない。このように、時間も1つの座標としてとらえて[…]

サブミリ波 submillimeter(radio)wave

電波の中で最も短い波長(0.1-1 mm程度)をもつものの名称。 ミリ波やサブミリ波では低温度の星間物質(分子雲や星間ダスト)中にある分子の輝線が多く観測される他、ダストの熱放射もこの波長域に強度ピークを持つ。サブミリ[…]

3Cカタログ 3C catalogue

イギリスのケンブリッジ大学が、4素子の電波干渉計を用いて赤緯が-22度から+71度の領域にあって周波数159 MHzにおいて8ジャンスキー(Jy)以上の放射エネルギー流束(フラックス)密度を持つ471個の電波源を収録した[…]

ジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡 James Webb Space Telescope(JWST)

宇宙最初の星や銀河の形成、宇宙の再電離、太陽系外惑星の形成や生命の起源などの解明を目指すアメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙天文台。ハッブル宇宙望遠鏡の後継機。 対角が1.3 mの六角形をした軽量化ベリリウム製のセグメ[…]

時角 hour angle

時角Hとは、子午線を基準に、天の赤道に沿って東から西向きに天体まで測った角距離。 すなわち、その天体が南中してからの経過時間と言ってもよく、時角Hが0のときに天体は南中する。グリニッジ恒星時Θ、観測地点の経度λ、天体の赤[…]

子午線 meridian

地心と観測者と天の極を含む面を観測者の子午面と呼び、子午面と天球の交わる交線を子午線と呼ぶ。つまり、観測者から見て北と南を指す方向である。かつて、方角は十二支を使って表していたので子(北)と午(南)を結ぶ線であることから[…]

四重極子モーメント(CMBの) quadrupole moment

宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の温度ゆらぎの解析においては、天球面上のゆらぎを球面調和関数 Yml(θ, φ) で展開する多重極展開が有用である。展開係数の振幅の2乗はパワースペクトルと呼ばれ、これを調べることが基本的[…]