天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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タイタン Titan

土星の最大の衛星で、半径2575 km、質量1.345×1023 kg(密度 1880 kg m-3)の天体である。窒素を主成分とする厚い(表面で1.5気圧)大気が存在する。大気には3%のメタンが含まれる。タイタンの大気[…]

太陽定数 solar constant

大気圏外の地球軌道上で単位面積が受ける太陽放射エネルギーのことで約1365 W m-2。1970年代後半から、太陽総放射計を搭載した人工衛星により精密な測定が行われている。太陽からの総放射量は、黒点が太陽表面に現れると瞬[…]

地球温暖化 global warming

地球の平均気温が長期的に上昇すること。地球全体として、気温、降水量、地表の氷の量、気圧配置、海流や海水温度などはさまざまな時間スケールで変化している。そのうち比較的に長い時間スケールの変化を気候変動という(数年以下の周期[…]

潮汐加熱 tidal heating

惑星の近傍を衛星が公転しているとき、衛星の各部分で惑星から受ける重力の強さが異なることが原因で、衛星の形状は球からずれた形に変形する(潮汐を参照)。衛星の軌道が楕円であるとき、この潮汐作用による変形の仕方が衛星の公転運動[…]

超大光度X線源 ultraluminous X-ray source

非常に強いX線を放射するコンパクト天体。超高輝度X線源とも言う。近傍の渦巻銀河の腕の部分には、異常に強いX線の点源がしばしば存在することが、1979年に打ち上げられたアメリカのアインシュタイン衛星で発見された。それらは連[…]

直接撮像法 direct-imaging method

太陽系外惑星の検出方法の一つ。惑星よりも数桁明るい恒星の光をマスクで覆い隠して恒星のすぐ近くにある暗い惑星を撮像観測または分光観測する。一般に、明るい天体のすぐ近くの暗い天体を観測可能にする技術を高コントラスト(あるいは[…]

電波源 radio source

電波を発する物体の総称。電波天文学の世界では、電波を発する天体のほか、電波ホログラフィー法で用いられるような、電波望遠鏡で検出可能な人工電波信号を発する装置を指すのにも用いられる。

土星 Saturn

土星は巨大ガス惑星の一つである。軌道長半径は約9.6 au、質量は地球質量の約95倍、自転周期は約10時間半である。平均密度は 690 kg m-3であり、惑星の中で最小である(常温常圧の水よりも小さい)。 内部構造は[…]

突発天体 transient source

電磁波の強度が急激に増大する天体を指す。トランジェント天体ともいう。 激変星、新星、超新星、X線新星やガンマ線バーストがこの範疇に入る。

トランジェント天体 transient source

突発天体を参照。

ドレーパー,ヘンリー Draper, Henry

ヘンリー・ドレーパー(Henry Draper; 1837-1882)はアメリカの天文学者。ジョン・ウィリアム・ドレーパーの息子。天体写真と写真分光学の開拓者として知られる。バージニア州で生まれたが2歳の時に一家でニュー[…]

二十四節気 twenty-four solar terms

黄道上の黄経で15度毎に1太陽年を24等分した位置に太陽が来る日に、その季節にちなんだ名称を付けたもの。もともとは、太陰暦や太陰太陽暦では日付と季節がずれるので、季節との対応をつけるために考案されたもの。各月ごとに、太陽[…]

二重中性子星連星 binary neutron star

中性子星と中性子星の連星系。英語ではdouble neutron star binaryという表現が用いられることもある。最初に発見された二重中性子星連星はPSR B1913+16である。アメリカのハルス(R.A. Hu[…]

BATSE検出器 Burst And Transient Source Experiment (BATSE) detector

コンプトンガンマ線衛星に搭載されたガンマ線バースト検出器。8台のNaI(Tl)シンチレーション検出器によりほぼ全天をカバーする視野を持ち、20-600 keVのエネルギー領域で2704個のガンマ線バーストを検出した。そし[…]

ハッブル定数の緊張 Hubble tension

宇宙初期、具体的には宇宙の晴れ上がり時点(宇宙誕生から約38万年後)、から我々に届く宇宙マイクロ波背景放射(CMB)のデータを基に構築された宇宙モデルが与えるハッブル定数と、そこから138億年経過した現在の宇宙の観測から[…]

ハビタブルゾーン habitable zone

地球と似た生命が存在できる惑星系の空間。生命居住可能領域、生存可能圏などとも呼ばれる。液体の水が天体表面に安定に存在できる条件(表面温度が0℃ー100℃の範囲)から求められる。恒星のまわりの惑星やその衛星で定義されること[…]

バリオン音響振動 baryon acoustic oscillation (BAO)

初期の宇宙では、光子とバリオン(通常の物質)が相互作用(トムソン散乱)で強く結合しており一つの流体として振る舞う。この光子バリオン流体は圧力を持つため、空間的な密度ゆらぎ(粗密)があると、それは音波振動となって空間を伝わ[…]

バンアレン Van Allen, James Alfred

アメリカの宇宙科学者(1914-2006)。アイオワ州出身、アイオワ大学を卒業、1939年に同大学から核物理学で学位を取得。戦後、海軍から退役して、ジョンズ・ホプキンス大学の応用物理学研究所に入り、ドイツ軍から押収したV[…]

ビーム希釈 beam dilution

対象天体の見かけの大きさよりも角分解能が悪い望遠鏡で天体を観測すると、その真の輝度よりも暗い輝度で分解能程度の広がりを持つ天体と区別が付かない。この現象、あるいは、これによる輝度の過小評価の程度をビーム希釈という。英語の[…]

比較光源 wavelength calibration light source

比較スペクトルを取得するための光源で、波長の知られた多くのスペクトル線を放射するもの。鉄やトリウムなどのホローカソードランプが多く用いられる。