天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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食分 magnitude of eclipse

日食において、月によって覆われた太陽の直径の度合いのこと、あるいは月食において、本影によって覆われた月の直径の度合いのことを食分と呼ぶ。 太陽の視半径を $s$、月の視半径を $m$、月と太陽の中心間の角距離を $d$[…]

SQUID Superconducting Quantum Interference Device(SQUID)

超伝導量子干渉素子を参照。

スニヤエフ-ゼルドビッチ効果 Sunyaev-Zel'dovich effect

宇宙マイクロ波背景放射(CMB)からの光が、銀河団のプラズマ中にある大量の高温電子の中を通るときに、逆コンプトン散乱を受けその黒体放射のスペクトルに歪みが生じる効果を指す。略してSZ効果とも呼ばれる。このとき、エネルギー[…]

スピン-スピン相互作用 spin-spin interaction

原子の原子核の持つ核スピンと電子の持つスピンが同じ方向を向いている場合はエネルギーは高く、反平行のときはエネルギーが低い。このような相互作用をスピン-スピン相互作用という。この2つのエネルギー状態を遷移することによって生[…]

正規分布 normal distribution

平均から外れるほど左右対称に確率が減少する「つりがね型」をした確率分布。ある集団の人間の身長の分布、多数の人が受験するテストの成績の分布、測定誤差の分布など、ほぼ正規分布に従う現象は、社会統計量や自然現象の中に多く存在す[…]

赤色巨星 red giant star

表面温度が低く、光度が高い恒星(英語名称の最後の star は省略されることが多い)。中心部で水素が枯渇すると、恒星は中心部の周りでの水素の核融合(殻燃焼)で輝くようになる。この段階で恒星は大きく膨張し、表面は低温となり[…]

赤色巨星分枝 red giant branch

HR図において、主系列を離れて進化した中小質量星(赤色巨星)が形成する系列。膨張によって外層の温度が下がり、ガスの不透明度が増すと対流が発生する。水素の殻燃焼で発生したエネルギーが効率よく表面から放射されるため、外層の膨[…]

セファイドループ Cepheid loop

ヘリウム燃焼段階にある中質量星がHR図上で示す進化経路。$2M_{\odot}$ 以上の星は、中心核で電子の縮退が起こる前にヘリウム燃焼が起こり、中心核でのヘリウム燃焼と水素の殻燃焼の二つのエネルギー源をもつ構造となる。[…]

漸近巨星分枝 asymptotic giant branch

中心部でのヘリウム燃焼を終え、中心核の周りでヘリウムや水素の殻燃焼を行う段階にある中小質量星がHR図上で形成する系列。質量が太陽の約8倍より小さい場合には、ヘリウム燃焼で生じた炭素と酸素からなる中心核で電子が縮退し、次の[…]

チャンドラセカール限界質量 Chandrasekhar limit

絶対温度が0度の電子の縮退圧により支えられる天体(白色矮星や大質量星中心の縮退した鉄のコアなど)が安定して存在できる質量の上限値。単にチャンドラセカール質量とも言う。チャンドラセカール限界質量の値は天体の化学組成による。[…]

中心分子雲帯 central molecular zone(CMZ)

天の川銀河の中心付近にある分子ガス雲の複合体。英語の頭文字からCMZ(しーえむぜっと)と呼ぶことも多い。銀河面に沿って、中心から半径200~300パーセク(200~300 pc=1000光年)程度の範囲に数十pcの厚さで[…]

中性子捕獲元素 neutron capture elements

鉄より重く、中性子捕獲とベータ崩壊の繰り返しにより形成される元素。中性子捕獲元素の形成過程にr過程とs過程の2種類がある。中性子捕獲がベータ崩壊に比べ速く(rapid)進行するのがr過程、遅く(slow)進行するのがs過[…]

直接撮像法 direct-imaging method

太陽系外惑星の検出方法の一つ。惑星よりも数桁明るい恒星の光をマスクで覆い隠して恒星のすぐ近くにある暗い惑星を撮像観測または分光観測する。一般に、明るい天体のすぐ近くの暗い天体を観測可能にする技術を高コントラスト(あるいは[…]

転向点 turnoff point

HR図ないしは色-等級図上で、主系列から赤色巨星分枝に移行する点。主系列星の中心核で水素が燃え尽き、ヘリウム中心核の周辺の殻で水素の殻燃焼が始まる段階に対応する。散開星団や球状星団の転向点から年齢が推定できる。

同位体(アイソトープ) isotope

同一の原子番号を持つ(陽子の数が同じ)が、中性子の数が異なる核種のこと。同位元素とも呼ばれる。放射性元素も参照。

同位体比 isotope ratio

同じ原子番号を持つ元素の原子核中で、中性子の数(つまりその原子の質量数)が異なる核種を同位体といい、原子数で測ったその存在比を同位体比という(質量比ではない)。同位体比は元素合成のプロセスによって異なるので、精密な測定は[…]

トランジット系外惑星探査衛星 Transiting Exoplanet Survey Satellite

TESS衛星を参照。

ナイキストサンプリング Nyquist sampling

連続的に変化する信号を標本抽出する場合、取り扱いたい最高周波数の2倍の頻度でデータを抽出すること。標本化定理に基づいた標本抽出方法である。分光器の周波数分解能に対するチャンネルの周波数間隔、マッピング観測の際にビームサイ[…]

二重中性子星連星 binary neutron star

中性子星と中性子星の連星系。英語ではdouble neutron star binaryという表現が用いられることもある。最初に発見された二重中性子星連星はPSR B1913+16である。アメリカのハルス(R.A. Hu[…]

日食 solar eclipse

太陽-月-地球がこの順にほぼ一直線に並び、月が太陽の前を横切るときに太陽を隠す(月の影が地表に落ちる)現象。太陽は月より約400倍大きいが、平均距離も約400倍遠いので、地球から見ると両者はほぼ同じ大きさに見える。特定の[…]