天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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太陽系外惑星 extrasolar planet

太陽以外の恒星の周りを公転する惑星、つまり太陽系以外の惑星のこと。天文学分野では、太陽系の外惑星との混同を避けるため、単に系外惑星と呼ぶことも多い。英語では extrasolar planet や exoplanet と[…]

ディザリング dithering

撮像観測において少しずつ撮像視野(写野)を変えながら撮像するテクニック。主に2つの目的に利用される。 一つは検出器の感度むらや光学系のけられを補正するフラット補正のための補正データ(フラットフィールド)を取得するためで[…]

天体暦 ephemeris

月、太陽、惑星、小惑星、恒星などの天体の位置を天体力学の理論に基づいて計算し、時刻の関数として表したもの。日本の代表的な天体暦は『天体位置表』であった。これは「航海暦編集の基礎となり、 また、精密天文・測地作業に必要な諸[…]

ドゥ・ボークルール則 de Vaucouleurs's law

楕円銀河の表面輝度の分布を中心からの距離の関数で表したときに成り立つとして、フランスの天文学者ドゥ・ボークルール(G. de Vaucouleurs)が提唱した経験則。等級/平方秒の単位(あるいは対数)で表すと、表面輝度[…]

2体問題 two-body problem

二体問題を参照。

バイオシグナチャー biosignature

日本語では生命存在指標ともいう。英語のカタカナ表記に関してはバイオシグネチャー、バイオシグニチャーなども使われる。惑星を外部から観測したときに、生命が存在することの証拠と考えられる指標となるデータを指す。惑星大気中に酸素[…]

薄明 twilight

日の出前と日の入り後、太陽が地平線以下にあるのに空が完全に暗くならない時間帯のこと。これは、太陽の光が上空の大気で散乱されて光っているためであり、空の明るさは刻々変わる。太陽の伏角(太陽の中心位置と地平線のなす角度)によ[…]

はやぶさ2探査機 Hayabusa2 Spacecraft

宇宙航空研究開発機構(JAXA)のはやぶさ探査機の後継機。直径約900 mの小惑星であるリュウグウ(Ryugu)の詳細な観測とサンプルリターンを目的とした。リュウグウは、はやぶさ探査機がサンプルを持ち帰ったイトカワと同じ[…]

晩期型星 late-type star

低温度の星の総称。スペクトル型ではG、K、M型など。スペクトル分類(星の)を参照。高温の星を早期型、低温の星を晩期型と呼ぶのは、星はO型で誕生し、だんだんと冷えてM型になると考えていた昔の名残である(鈴木敬信著「天文学」[…]

光解離領域 photodissociation region

電離光子がガスを電離して形成される領域が電離領域であるが、水素を電離する13.6 eVのエネルギーよりも低いエネルギーの光子は電離領域の外側の中性原子や分子ガス領域にまで到達し、分子を励起あるいは解離したり、水素原子より[…]

フラッシュスペクトル flash spectrum

皆既日食の際に皆既開始の直前と皆既終了の直後に短時間だけ光球より上空にある彩層が輝くが、このときに得られる分光スペクトルのこと。月により光球が隠されていくと、連続光成分と吸収線からなる光球起源のスペクトルが次第に弱まって[…]

フラット補正 flat field correction

通常、天体観測においては、望遠鏡および観測装置の光学系や検出器そのものの特性により、観測装置の検出器上に光検出感度ムラが生じる。これを補正することをフラット補正、もしくはフラットフィールディングという。天体観測とは別に([…]

プロミネンス prominence

太陽コロナ中に存在する5000-10000 Kのプラズマ。皆既日食時には、水素のHα線を強く放射して赤く見えるため紅炎とも呼ばれる。太陽面上で観測されると、暗い筋状の構造として見えるためダークフィラメントと呼ばれる。プロ[…]

ヘール‐ボップ彗星 Comet Hale-Bopp

1995年7月22日に、アメリカの天文学者ヘールとアマチュア天文家ボップによって発見された彗星。正式名称はC/1995 O1 (Hale-Bopp)。ニューメキシコ州に住むヘールは熱心な彗星観測者で、既知の彗星の観測中に[…]

放射非効率降着流 radiatively inefficient accretion flow

ブラックホール周りの降着円盤のうち、高温で低密度(あまり放射が出ない)のガス流に見られるもの。英語のRadiatively Inefficient Accretion Flow の頭文字からRIAFとも呼ばれる。 放射[…]

補償光学 adaptive optics

大気のゆらぎによる光波面の乱れをリアルタイムで測定して、波面補正素子で矯正することにより、望遠鏡の回折限界の空間解像力を実現するシステム。1953年にバブコック(H.W. Babcock)がその概念を提案した。補償光学系[…]

ボン掃天星表 Bonner Durchmusterung

1852年から1859年にかけて、ドイツのボン天文台での観測に基づいてアルゲランダー(F. Argelander)が中心となって編纂した星表と星図。北天の9.5等より明るい星324,000個の位置と等級が記載されている。[…]

マージャー(銀河の) merger

銀河同士が合体した痕跡を残している銀河のこと。合体銀河とも言う。マージャーはまた、銀河同士が合体することを指すこともある。相互作用の際の強い潮汐力によって星やガスがはぎ取られてできる尾(テイル)状の構造などがしばしば見ら[…]

マイクロクェーサー microquasar

天の川銀河(銀河系)内にある相対論的ジェット天体をいう。活動銀河核との類似性からクェーサーのミニチュア版という意味でマイクロクェーサーと呼ばれる。電波観測によって、さそり座X-1やみずがめ座R星などでジェットが発見されて[…]

ミルン-エディントン近似 Milne-Eddington approximation

恒星大気のスペクトル中の吸収線の形成についての近似法。この近似では、源泉関数が連続吸収の光学的深さの1次関数で記述され、スペクトル線吸収と連続吸収の比が大気の深さによらず一定である、と仮定する。これによって計算されるスペ[…]