天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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時間領域天文学 time domain astronomy

放射強度や形状などが変化する変動天体の研究を行う天文学の分野。一般には変化の時間スケールが「秒」から「年」程度までの短いものを対象とするが、より長い時間で変化する天体を含めることもある。よく知られている対象は新星、超新星[…]

指数法則(銀河の輝度分布の) exponential law

渦巻銀河とレンズ状銀河の銀河円盤の表面輝度プロファイルを記述する近似式。 I を表面輝度、rを半径として、$\log \frac{I}{I_e} = - 0.729 \left[\frac{r}{r_e}-1 \righ[…]

視直径 apparent diameter

天体の見かけの直径を天球上の角度で表現した値。天体の真の半径をa、天体までの距離をrとすると、視半径sは sin s = a/r であり、視直径はその2倍の 2sとなる。 たとえば、太陽は月の400倍の大きさを持っている[…]

周転円 epicycle

1.  天動説において、天球上での惑星の複雑な運動を、円運動に基づいて記述するために導入された円。地球からわずかにずれた位置に中心を持つ離心円(導円あるいは従円と呼ぶ)を考え、その離心円上に中心を持つ周転円が等速度で離心[…]

順行 prograde motion

1.  公転・自転の順行 中心天体の周りを公転する天体の運動の方向が、中心天体の自転の方向と同じであるとき、その運動は順行であるといい、反対方向であるとき逆行であるという。たとえば、太陽系の惑星はすべて、太陽の自転と同[…]

嫦娥計画  Chang'e program

中国(中華人民共和国)が行っている一連の月探査計画(Chinese Lunar Exploration Program:CLEP)。嫦娥(じょうが:英語ではChang'e)とは中国の神話に登場する月に住む女性の名称で、「[…]

章法 Metonic cycle

古代中国で行われていた太陰太陽暦において、メトン周期に従って19年間に7回のうるう(閏)年を置く暦法のこと。この19年間の周期を章と呼んだ。章法では、章の始まり(章首)の年の冬至が11月1日になるよう定められ、11月1日[…]

小惑星 asteroids

太陽の周りを公転する天体のうち、惑星と準惑星およびそれらの衛星を除いた小天体を太陽系小天体と呼び、それらのうちおもに木星の軌道周辺より内側にあるものを小惑星と呼ぶ。小惑星は軌道長半径によって、小惑星帯(メインベルト)の小[…]

食分 magnitude of eclipse

日食において、月によって覆われた太陽の直径の度合いのこと、あるいは月食において、本影によって覆われた月の直径の度合いのことを食分と呼ぶ。 太陽の視半径を $s$、月の視半径を $m$、月と太陽の中心間の角距離を $d$[…]

スチュワード天文台 Steward Observatory

アメリカ合衆国アリゾナ大学の持つ天文台。ラビニア・スチュワード(L. Steward)の寄付により、1916年に設立された。マルチミラー望遠鏡、グレアム山国際天文台(大型双眼望遠鏡)を運用しており、ほかにもキットピーク国[…]

スピッツアー Spitzer, Lyman Strong, Jr.

スピッツアー(Lyman Spitzer Jr.;1914-97)はアメリカの理論物理学者・天文学者。オハイオ州トレド生れ、イェール大学に学び、プリンストン大学で1938年に天体物理学で学位を取得。33歳でラッセルの跡を[…]

スプートニク衛星 Sputnik Satellites

旧ソ連が打ち上げた最初の人工衛星。1957年10月4日に打ち上げられたスプートニク1号は地球を周回する人類最初の人工衛星であった。1961年3月のスプートニク10号まで打ち上げられそれ以降はコスモスシリーズとなった。2号[…]

スプレイ spray

H𝛂線で観測される、太陽フレアから細く絞られたジェット状の形にガスが加速される現象。その発生から数分で500-1200 km s-1まで加速され、多くは太陽の脱出速度(約600 km s-1)を越え、より低速のサージと区[…]

ダウンサイジング downsizing

重い銀河ほど昔に星生成活動を終えたという現象。どの時代の銀河にも一貫して見られる。たとえば、現在の宇宙で活発に星生成を行なっているのは小質量の銀河だけであり、最も重い銀河である楕円銀河は星生成をほとんど行っていない。星生[…]

地動説 heliocentrism

1543年にコペルニクス(N. Copernicus)が、当時の標準的な宇宙観であった天動説に対して提示した説。惑星は中心にある太陽の周りを公転するとした。学術上の名称は「太陽中心説(heliocentrism)」である[…]

超新星 supernova

大質量星や中質量の近接連星が起こす大爆発により突然明るく輝きだす天体。夜空でそれまで星の見えなかった所に突然明るく輝く星は新星と呼ばれているが、新星のなかで特別に明るいものが「超新星」と分類されるようになった。その後の研[…]

天体カタログ astronomical catalog

天体の情報を体系的にまとめたリスト(表)のこと。星のカタログは星表と呼ばれることが多い。最も古い星表は紀元前129年に完成したと言われるヒッパルコス星表で、1000個あまりの恒星の位置と明るさの光度階級が記載されている。[…]

天動説 geocentrism

天球上の天体の動きを、地球が宇宙の中心にあって、他のすべての天体はその周りを公転するとして説明するモデルのこと。学術上の名称は「地球中心説(geocentrism)」である。複雑な惑星の見かけの運動を、円運動を基本として[…]

天王星 Uranus

木星、土星、海王星とともに巨大ガス惑星の一つである。軌道長半径は約19天文単位(au)、質量は地球質量の約15倍、自転周期は約17時間、平均密度は約1270 kg m-3(1.27 g cm-3)である。天王星は自転軸が[…]

逃走星 runaway star

若い高温度星であるにもかかわらず、天の川銀河(銀河系)の円盤の回転運動に対して異常に速く運動しているもの。もともとは大質量星との連星を構成していたが、相手の星が超新星爆発を起こした結果、飛び出してきた星であると考えられて[…]