天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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光電効果 photoelectric effect

光を物質に照射すると物質内部の電子が励起したり、外部に飛び出したりする現象。 1887年、ドイツの物理学者ヘルツ(H.R. Herz)が陰極 に紫外線をあてることで放電が起こることを発見したことに始まる。その後、レナルト[…]

国際単位系 International System of Units

メートル条約の全加盟国が採用しやすい一つの実用計量単位系の確立を目指す国際度量衡委員会(CIPM)の努力と加盟国の協力により制定・維持されている単位系。フランス語の名称“Le Système International […]

黒体 black body

入射する電磁波をすべての波長にわたって完全に吸収し、また自らも電磁波を放射できる仮想的な物体。黒体が放射する黒体放射のエネルギー分布は黒体の温度だけで決まり、プランクの法則で表される。黒体は高温になるほど波長の短い電磁波[…]

黒体放射 black body radiation

黒体からの熱放射のことをいう。黒体から単位面積を通して単位時間、単位立体角、単位周波数あたり放射されるエネルギー密度は、黒体の温度だけで決まり、プランク分布で記述される(プランクの法則を参照)。黒体の温度が高くなるほどエ[…]

散弾雑音 shot noise

ショット雑音を参照。

時空 spacetime

相対性理論において不可分の時間と空間を指す言葉。ニュートン力学においては時間と空間はまったく別の概念として存在し、空間上の2点間の距離はいかなる座標系で見ても不変である。しかし、アインシュタイン(A. Einstein)[…]

質量ゆらぎ mass fluctuations

宇宙の大規模構造における質量ゆらぎとは、ある大きさの体積に含まれる質量が場所ごとにゆらいでいることを表す。ある固定した半径の球を宇宙の至るところに考え、その中に含まれる質量の分散を用いて定量化される。質量ゆらぎの分散とそ[…]

シュテファン-ボルツマンの法則 Stefan-Boltzmann law

単位面積を通って、単位時間あたりに放出される黒体放射の全エネルギーIは温度Tの4乗に比例する、すなわち、 I(T) = σ T 4 となるという法則。この比例定数 σ をシュテファン-ボルツマン定数と呼ぶ。その値は σ=[…]

シュバルツシルト, カール Schwarzschild, Karl

カール・シュバルツシルト(Karl Schwarzschild;1873-1916)は、ドイツの天体物理学者(シュワルツシルト、シュヴァルツシルトとも表記)。フランクフルトに生まれ、シュトラスブルグ大学、ミュンヘン大学で[…]

準恒星状天体 quasi-stellar object

クェーサーを参照。

ジョンソン雑音 Johnson noise

抵抗体内部の電子の熱運動によって生じる不規則な電位差による雑音。ジョンソン-ナイキスト雑音、熱雑音ともいう。1927年にこの現象を発見したジョンソン(J.B. Johnson)と、それを理論的に説明したナイキスト(H. […]

新技術望遠鏡 New Technology Telescope (NTT)

1989年にヨーロッパ南天天文台(ESO)がチリのラシヤ天文台に建設した3.6m望遠鏡。薄型主鏡鏡面を実時間制御の力支持で理想的な形に保つ能動光学方式の実証望遠鏡として、VLTの先駆けとなった。また通風型のドームの先駆け[…]

人工粘性 artificial viscosity

星間・銀河間などのガスの運動とその物理状態の時間変化(物理学では時間発展と呼ぶことが多い)は、粘性なし(非粘性)の流体力学の偏微分方程式でよく表される。コンピュータシミュレーションで、この方程式は、時間・空間両方に有限幅[…]

スーパーシェル supershell

大質量星を伴う星団の形成領域において、多数の超新星爆発や星風により形成されると考えられる高温低密度ガス領域(スーパーバブル)の外側にある、中性水素原子(HⅠ)21cm 線やCO分子線で見られる球殻状の領域のこと。 スー[…]

スーパーバブル superbubble

複数の超新星爆発や星風の効果で形成されたと考えられる巨大な高温低密度領域のこと。通常、温度は 106 K 程度以上であり、軟X線を放出している領域である。 一つの超新星の爆発エネルギーは 1051 erg 程度であり、[…]

水星 Mercury

太陽に最も近い内惑星。太陽からの平均距離は0.39天文単位。質量3.30x1023 kg、赤道半径 2440 km はそれぞれ地球の0.0553倍、0.383倍である。太陽に近く、金星よりも小さいため、日の出直前、日没後[…]

水素欠乏星 hydrogen deficient star

水素吸収線が弱いことから水素が相対的に欠乏していると考えられる星。PG1159型星とかんむり座R型星(R CrB型星)がある。前者は、漸近巨星分枝段階を経て、水素の多い外層を失って白色矮星へ移行する途中の後漸近巨星分枝([…]

数値不安定 numerical instability

時間発展型の偏微分方程式の数値解析において発生する非物理的な不安定の総称。数値不安定が発生すると数値計算が破綻してしまう。シミュレーションを遂行するためには数値不安定を抑える必要がある。数値不安定にはさまざまな原因があり[…]

スターバースト銀河 starburst galaxy

スターバーストが起きている銀河。2種類に大別される。中心部でスターバーストが起きている円盤銀河や合体銀河と、全域あるいは一部の領域でスターバーストが起きている青色コンパクト矮小銀河がある。後者は形態の観点から矮小銀河に分[…]

ストレール比 Strehl ratio

恒星などの点光源を望遠鏡などの光学系で結像したとき、実際の像の中心強度が理想的な回折限界像の場合の中心強度の何割に到達するかで定義される指標で、結像性能を表す目安となる。波面収差の自乗平均平方根が $\sigma$ の場[…]