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ガイア衛星 Gaia satellite

天の川銀河(銀河系)の詳細な三次元地図を作ることを目的としてヨーロッパ宇宙機関が2013年12月に打ち上げたアストロメトリ専用の衛星。ヒッパルコス衛星の後継機である。太陽と地球のラグランジュ点 L2 の周りで観測を行う。[…]

回折スパイク diffraction spike

反射望遠鏡で撮影された明るい星の像から放射状に伸びる複数の線条のこと。反射望遠鏡の副鏡(シュミット望遠鏡では写真乾板ホルダーあるいはカメラ)を支える筋交い(スパイダーと通称されることが多い)により、入射する平行光線が回折[…]

化学進化(銀河の) chemical evolution of a galaxy

星生成活動に伴って銀河内の星間ガス中、および新たに生まれる星の大気中の金属量が増えること。ただし金属量とは、炭素より重い元素一般を指す。銀河の中で生成された大質量星は、生成されてから数百万年以内に超新星爆発を起こし、恒星[…]

渦状銀河 spiral galaxy

渦巻銀河を参照。

活動銀河 active galaxy

特に活動銀河核を持つ銀河を指して言う用語。代表的なものとしては、セイファート銀河、電波銀河、クェーサー、とかげ座BL型天体などがある。詳細に観測すれば多くの銀河に大なり小なり活動性が認められるため、活動銀河とそうでない銀[…]

活動銀河核 active galactic nucleus

銀河の中には、中心部の非常に狭い領域から銀河全体を凌駕するような強い電磁波を放射しているものがある。このような銀河中心部領域を活動銀河核(しばしば AGN と略称される)といい、活動銀河核を持つ銀河を活動銀河という。活動[…]

活動銀河核統一モデル unified theory of active galactic nuclei

活動銀河核は、スペクトルにみられる許容線の線幅に基づいて2つのタイプに大別される。1つは半値幅が数千km s-1 と広いもので、1型AGNと呼ばれている。もう1つは半値幅が数百km s-1 程度しかないもので、2型AGN[…]

カラーアルト天文台 Calar Alto Observatory

スペイン南部アンダルシア地方にある、ドイツとスペインによって共同運営されている天文台。ドイツのマックスプランク研究所と、スペインのアンダルシア天体物理研究所が運営主体である。1.23 m、2.2 m、3.5 mの3台の望[…]

環境効果(銀河の) environmental effect(on galaxies)

銀河の進化に環境が及ぼす影響。銀河団からボイド領域まで、銀河を取り巻く環境は多様である。形態-密度関係に代表されるように、現在の銀河の性質は環境に強く依存することが知られているが、そうした依存性は、先天的な環境効果と後天[…]

輝線銀河 emission line galaxy

連続スペクトル成分に比べて輝線が相対的に強い銀河。静止系で紫外から可視の波長域の輝線を主な対象とする呼び名。たとえばライマンα(アルファ)、[OII]、[OIII]、Hα などどれか1本の輝線が強ければ輝線銀河と見なされ[…]

GALEX衛星 Galaxy Evolution Explorer (GALEX)

アメリカ航空宇宙局(NASA)が、カリフォルニア工科大学、カリフォルニア州立大学、ジョンズホプキンス大学、韓国の延世大学などと共同して、2003年4月28日に打ち上げた紫外線天文衛星。紫外線の2つの波長域(波長135-1[…]

巨大楕円銀河 giant elliptical galaxy

矮小楕円銀河でない明るい楕円銀河を指すことば。多くの銀河団の中心に存在する特に巨大な楕円銀河はcD銀河と呼ばれる。銀河も参照。

銀緯 galactic latitude

銀河座標系を参照。

銀河 galaxy

多数の星、ガス、ダスト(塵)、およびダークマターなどで構成された天体。自己重力系である。1000億個以上の星を含む明るいものから、球状星団よりも暗いものまで、明るさと質量には何桁もの幅がある。銀河と球状星団の違いは、ダー[…]

銀河円盤 galactic disk

銀河の中で渦巻銀河とレンズ状銀河に見られる円盤状の構造。ディスクと呼ばれることも多い。また、銀河を構成する基本成分の観点からは、楕円体成分に対して円盤成分という。 銀河円盤の星の表面輝度プロファイルは、スケール長をパラ[…]

銀河回転 galactic rotation

渦巻銀河やレンズ状銀河の中心に対して円盤部(銀河円盤)が示す回転運動。軸対称を仮定すると、銀河回転は銀河中心からの距離の関数として示すことができる。これを銀河の回転曲線と呼び、渦巻銀河の運動学的特徴を表す重要な観測量の一[…]

銀河合体 galaxy merging

2つ以上の銀河が重力によって合体して1つの銀河になること。銀河合体はどの時代の宇宙においても観測されるありふれた現象であるとともに、銀河進化において本質的役割を担う過程でもある。なぜなら、標準的な構造形成モデルである階層[…]

銀河間吸収 intergalactic absorption

銀河やクェーサーから出た光がわれわれに届くまでに銀河間空間の物質によって吸収されること。銀河間空間にはさまざまな規模のガス雲や希薄なガスが存在している。それらのほとんどは暗すぎて直接検出することはできないが、もし背後に明[…]

銀河間塵 intergalactic dust

銀河間ダストおよびダストを参照。

銀河間ダスト intergalactic dust

銀河間空間に存在するとされるダスト。微量であるため直接検出することは極めて難しいが、遠方天体を観測してその天体の減光量から間接的に検出する試みによって、存在が示唆されている。遠方天体とわれわれとの間の銀河間空間にダストが[…]