天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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光子球 photon sphere

ブラックホールの事象の地平面の外側にある薄い球殻状の境界領域。この領域では重力が強いので、入射した光子はブラックホールの周りを周回する。周回した光子は最終的にブラックホールに吸い込まれるか、外側に飛び去っていく。光子球の[…]

光子計数 photon counting method

入射する光子によって生成される(電気)信号を光子1つずつ個別に検出(計数)する光検出法。主な光検出法は検出素子に入射する光子を何らかの方法で電子に変換して電流や電荷として計測する。電子の電荷は非常に小さいため、高感度を実[…]

国際天文学連合 International Astronomical Union(IAU)

国際協力を通じてあらゆる側面から天文学の発展を図ることを目的として、1919年に設立された非政府の世界組織。国際科学会議(ISC、2017年以前はICSU)に属する40の国際学術団体の一つである。天文学者を代表する国の機[…]

斜回転星 oblique rotator

磁場やスペクトル線の強度が周期的に変動する恒星や新星のモデルで、自転軸と磁軸が斜交しているものをいう。

焦点 focal point

ここでは幾何光学における焦点の説明をする。幾何光学においては、光学系の光軸に平行に入射してきた光が光軸と交わる点を焦点と呼ぶ。焦点を通る光軸に垂直な平面を焦点面と呼ぶ。カメラレンズなど結像透過光学系では、光をどちらから入[…]

スーパーローテーション superrotation

金星の自転は遅く(周期は243日)、赤道での自転速度は 1.6 m s-1であるが、上空の大気は100 m s-1で自転と同じ方向に運動していて4日で金星を一周する。これを「スーパーローテーション(超回転)」と呼ぶ。 […]

水素分子 molecular hydrogen

2個の水素原子が結合した分子であり、分子式ではH2と書かれる。地球上で見られる水素ガスは水素分子から構成されている。宇宙にある元素は、個数で比べると7割が水素である。星間ガスも主成分は水素であるが、1 cm3当たり数十個[…]

星間分子雲 interstellar molecular cloud

分子雲を参照。

星表 star catalog

恒星の位置(天文座標系による座標)、明るさ(等級)、スペクトル型、固有運動などのデータを一定の基準と形式で収集したカタログのこと。 星表に附随して星の位置などを図で示したものは星図と呼ばれる。古くは紀元前2世紀頃にヒッ[…]

大気の窓 atmospheric window

電磁波に対して、大気吸収の小さい波長帯・周波数帯のこと。特に、可視光(波長0.35-1μm)と電波(波長1mm-30m、周波数10MHz-300GHz)は連続して大気吸収が小さいため、単に大気の窓と言えば、これらを指すこ[…]

田中春夫 TANAKA Haruo

日本の天文学者(1922-1985)。日本における電波天文学研究のパイオニアの一人で、マイクロ波帯での太陽電波研究の世界的権威と評された。愛知県豊川市にあった名古屋大学空電研究所で多素子電波干渉計を世界に先駆けて開発し、[…]

超微細構造 hyperfine structure

原子や分子が示すスペクトル線の波長は、その原子や分子内の電子が持つエネルギー準位がどのような構造であるかによって変わる。そのうち、次に述べる理由によって生じるエネルギー準位の違いは、他の原因よりもエネルギー差が桁違いに小[…]

月の位相 lunar phase

新月から次の新月に至る月の満ち欠けの様相のこと。直前の新月からの経過時間を日の単位で表した数値を月齢といい、0 から約29.5までの値をとる。月齢のことを月の位相という場合もある。月と太陽の黄経の差が0°、90°、180[…]

電磁流体力学 magnetohydrodynamics(MHD)

プラズマなど電気を伝えやすい流体を取り扱う流体力学。磁気流体力学と呼ばれることもある。また、MagnetoHydroDynamicsを略してMHDとも呼ばれる。 プラズマのような電離したガスの中では電流が流れ電気が伝わ[…]

トモエゴゼン Tomo-e Gozen

東京大学大学院理学系研究科附属天文学教育研究センター木曽観測所が105cmシュミット望遠鏡用に開発した広視野動画カメラとデータ処理ソフトウエア群からなる観測統合システム。2019年10月より科学観測を開始した。地元にゆか[…]

南中 meridian transit

日周運動によって、東から上って南の空を通過して西に沈む天体が、真南の方角を通過すること。正確に言えば、天体が天頂(地平座標系を参照)より南側で子午線を通過すること。南中時の高度を南中高度という。太陽が南中する時刻がその地[…]

年周視差 annual parallax

視差のうち、地球の公転運動のために、天球上の天体の位置が変化して見える現象とその大きさのこと。三角視差と呼ばれることもある。具体的には、1年間に恒星は天球上で視差楕円と呼ばれる楕円の上を運動するように見える(実際には、黄[…]

NOIRLab NOIRLab: National Optical-Infrared Astronomy Research Laboratory

アメリカ国立光学赤外線天文学研究所の名称。

パーカー Parker, Eugene Newman

ユージン・パーカー(Eugene Newman Parker;1927-2022)はアメリカの理論宇宙物理学者。カリフォルニア工科大学で1951年に学位を取得したあと、ユタ大学を経て1955年以後はシカゴ大学で研究した。[…]

パーカー・ソーラー・プローブ Parker Solar Probe

パーカー・ソーラー・プローブは、アメリカ航空宇宙局(NASA)の太陽観測探査機で、2018年8月に「デルタ IV ヘビー」で打ち上げられた。 金星の重力を利用して計7回の減速スイングバイを行って軌道の近日点を太陽へ[…]