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パーカー・ソーラー・プローブ

 

よみ方

ぱーかー そーらー ぷろーぶ

英 語

Parker Solar Probe

説 明

パーカー・ソーラー・プローブは、アメリカ航空宇宙局(NASA)の太陽観測探査機で、2018年8月に「デルタ IV ヘビー」で打ち上げられた。

金星の重力を利用して計7回の減速スイングバイを行って軌道の近日点を太陽へ接近させ、最終的に太陽表面から約616万km(太陽半径の8.86倍)まで接近する予定。太陽からの熱や放射に耐えられるよう、厚さ11cmの炭素複合材で出来た太陽シールドを持ち、連結式の太陽電池パネルは水冷システムで低温に保たれ、太陽に接近する際には保護のために折りたたんでの収納が可能である。

打ち上げから3年後の2021年、8回目の近日点通過において、太陽表面から約1000万kmの距離まで接近し、コロナへの突入に史上初めて成功した。

この計画はソーラー・プローブ・プラス(Solar Probe Plus)と呼ばれていたが、宇宙物理学者ユージン・パーカーを称えて2017年5月に現在の名前に改称された。

2024年06月02日更新

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    パーカー・ソーラー・プローブの想像図
    (Credit: NASA/Johns Hopkins APL/Steve Gribben)
    2018年、クリーンルーム内での打ち上げ直前のパーカー・ソーラー・プローブ