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レンズ状銀河

高

よみ方

れんずじょうぎんが

英 語

lenticular galaxy

説 明

ハッブル系列において楕円銀河渦巻銀河の中間に位置する銀河。楕円銀河よりずっと扁平だが、渦巻腕を持たない。近年は分類記号に由来するS0(エスゼロ)銀河と呼ばれることが多い。
ハッブル分類の当初は仮想的なタイプとして導入されたが、実際に観測によって見つかった。渦巻銀河のように回転で支えられる薄い銀河円盤(ディスク)成分を持つが、円盤内に顕著な渦巻腕は見られない。またガスやダストをほとんど含まず、星生成活動は一般に楕円銀河のように不活発で古い星の種族からなる。楕円銀河と同じ早期型銀河に分類される。銀河円盤を持つレンズ状銀河と渦巻銀河を総称して円盤銀河(disk galaxy)と言うことがある。銀河の形態分類も参照。
円盤銀河では、銀河を見る方向により、銀河円盤をほぼ真横から(円盤の垂線に垂直で円盤が最も薄く見える方向から)見る場合をエッジオン(edge-on:横向き)、それにほぼ垂直で銀河円盤を正面から見る場合をフェイスオン(face-on:正面向き)と呼ぶ。このように見えている銀河をそれぞれエッジオン銀河、フェイスオン銀河と呼ぶことがある。ただし、これは定量的な定義ではないことに注意する。

2020年08月27日更新

関連画像

* ハッブル系列を表すハッブルの音叉図
(土居守「銀河の種類と形態分類」、シリーズ現代の天文学第4巻、谷口・岡村・祖父江編『銀河I』第2版 1.1節、図1.1(日本評論社)
(原図はE. Hubble 1936, The Realm of the Nebulae (Yale University Press))

CFHT(カナダ・フランス・ハワイ望遠鏡)で撮影されたエッジオンのレンズ状銀河の一つNGC3115の画像。(クレジット:John Kormendy、 University of Texas at Austin)
http://chandra.as.utexas.edu/bh/NGC3115.jpg
フェイスオン銀河とエッジオン銀河。各銀河の画像の出典は以下である。
NGC 524
https://www.nasa.gov/content/goddard/hubble-eyes-a-mysterious-old-spiral
Image Credit: ESA/Hubble & NASA, Acknowledgement: Judy Schmidt
NGC 4762
https://www.spacetelescope.org/images/potw1443a/
Credit: ESA/Hubble & NASA
NGC 628(M74)
https://apod.nasa.gov/apod/ap011004.html
Credit: Gemini Observatory, GMOS Team
NGC4565
https://apod.nasa.gov/apod/ap040409.html
Credit: Bruce Hugo and Leslie Gaul, Adam Block (KPNO Visitor Program),
NOAO, AURA, NSF