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赤外線暗黒星雲

 

よみ方

せきがいせんあんこくせいうん

英 語

infrared dark cloud

説 明

赤外線のサーベイ観測で見つかった赤外線でシルエットに見える暗黒星雲のこと。 銀河面からの明るい中間赤外線放射を背景にして赤外線で暗く見える、巨大分子雲の高密度領域。赤外線宇宙天文台による観測で1996年に発見されたが、発見当時はあまり注目されなかった。その後、スピッツアー宇宙望遠鏡による観測で注目されるようになった。 赤外線暗黒星雲の中には、大質量星を含む星団を生む母体となる高密度分子ガス塊も含まれており、星団形成過程や大質量星形成過程の初期段階を理解する鍵を与える天体として注目されている。

2018年09月09日更新

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    銀河中心方向の銀河面近くにある赤外線暗黒星雲G11.11-0.11。上はMidcourse Space Experiment (MSX)による波長8μmの画像。下は2MASSによる波長2.17μmの画像。
    http://web.ipac.caltech.edu/staff/carey/dark/dark.html の図を元に作成。
    G11.11-0.11のスピッツアー宇宙望遠鏡による赤外線 3色合成画像(青3.6μm, 緑8μm, 赤24μm)
    http://astronomy.activeboard.com/t8958785/irdc-g1111-011/?page=1
    Credit: NASA/JPL-Caltech/S. Carey (SSC/Caltech)