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ヘニエイ法

 

よみ方

へにえいほう

英 語

Henyey method

説 明

恒星の構造と進化を記述する連立非線形偏微分方程式の数値解法。この方法では星を球対称と近似し、時刻tと中心からの累積質量M_r(半径rの球に入る質量)を独立変数とするラグランジュ法で記述した流体力学方程式により、自己重力によるつり合いと熱の拡散を記述する。次にこの微分方程式を累積質量M_rについて差分化し、連立非線形方程式を得る。この連立非線形方程式を線形化し、反復解法(ニュートン法)により解を得る。ヘニエイ法では係数行列が帯対角行列となるため、連立線形方程式が少ない計算量で解ける。このため1970年代以降、恒星の進化を求めるための標準的な方法として利用されている。

2018年03月12日更新

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