パッシェン系列
よみ方
ぱっしぇんけいれつ
英 語
Paschen series
説 明
水素原子で電子が主量子数 n=3 のエネルギー準位とそれよりも上の準位の間で遷移することによる一連の輝線あるいは吸収線の総称である。
主に近赤外線で放射され、1908年にドイツのパッシェン(F. Paschen)によって発見された。n=4,5,6, … から遷移するときに放射されるスペクトル線はそれぞれ Pα(アルファ)(波長1.875 μm)、Pβ(1.281 μm)、Pγ(1.093 μm), … と書かれる。バルマー系列、ブラケット系列、ライマン系列、再結合線も参照。
2023年05月08日更新
この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。
受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。