天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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アクロマート achromat

屈折率の異なる二種類の硝材で作った2枚のレンズを組み合わせて、二つの波長で色収差をなくするように設計された色消しレンズ。

色消しレンズ achromat

屈折率と色分散の異なる複数のガラスを用いて、像位置色収差と倍率色収差を複数の波長で打ち消すように設計したレンズ系。1733年に英国のホール(C.M. Hall)がクラウンガラスとフリントガラスを用いて初めて色消しレンズを[…]

色収差 chromatic aberration

レンズ光学系では、媒質の屈折率が色(光の波長)により一定でないことから、ザイデル収差の他に色収差が生じる。鏡のみの光学系には色収差は存在しない。色収差には軸上色収差(像位置色収差、縦色収差などともいう)と倍率色収差(横色[…]

エンセラダス Enceladus

土星から23万8000 kmのところを周回している直径500 kmの衛星。エンケラドス、エンケラドゥスとも書く。氷に覆われている反射率の高い天体で、質量は1.08x1020 kg、密度は1610 kg m-3 である。エ[…]

核宇宙年代学 nucleocosmochronology

宇宙年齢に匹敵するほど長い半減期を持つ放射性元素を核時計として用い、古い世代の星における元素組成から宇宙・銀河・恒星などさまざまな天体の進化史を研究する学問分野。トリウム232(232Th; 半減期140.5億年)やウラ[…]

カッシーニ探査機 Cassini

アメリカ航空宇宙局(NASA)とヨーロッパ宇宙機関(ESA)が共同で開発して、1997年に打ち上げた土星探査機。当初は、小惑星彗星探査機(Comet Rendezvous Asteroid Flyby(CRAF))と同じ[…]

クロノメーター Chronometer

現代では、スイスクロノメーター検定協会が行う厳しい精度テストにパスした高精度な時計を指すが、天文学との関わりからは、海洋時計(マリンクロノメーター)を指すことがほとんどである。揺れる船の上でも使用でき、船の位置(経度)の[…]

彩層 chromosphere

太陽の場合、皆既日食開始直後とその終了時直前に十数秒間現れる薄紅色に輝く層のこと。外層大気が一様な層状をしていると考えたとき、光球から温度最低層と呼ばれる約500 km上空までは温度が下降し約4200度まで低下するが、そ[…]

時刻同期 time synchronization

ある時計の時刻を異なる時計の時刻に合わせることを時刻同期と呼ぶ。たとえば、長波標準電波(JJY)などの報時信号やネットワークによる時刻情報提供サービス(NTPサービス)、全地球測位システム(GPS)などから得られる正確な[…]

シンクロトロン自己コンプトン synchrotron self-compton(SSC)

磁場中の電子は磁力線の回りを円運動(加速度運動)し電磁波を放射する。電子の速度が遅い場合をサイクロトロン放射、光速に近い相対論的な場合をシンクロトロン放射と呼ぶ。 低エネルギー光子の場合、光子は自由電子を振動させ、その[…]

シンクロトロン放射 synchrotron radiation

光速に近い速度の荷電粒子(主に電子)が磁力線の周りを円運動しながら進むときに放出される電磁波。シンクロトロン放射光は連続スペクトルを示し、指向性が強く、偏光度が高い。活動銀河核の中心にあるブラックホール周辺からのジェット[…]

星座 constellation

天球上の星の並びを人、動物、物などに見立てて呼び名をつけたもの。古代メソポタミア文明が起源とされるが、さまざまな文明がさまざまな時代にそれぞれの星座を作り上げた。北天の多くの星座のルーツは古代ギリシャ文明にあるが、南天の[…]

太陽定数 solar constant

大気圏外の地球軌道上で単位面積が受ける太陽放射エネルギーのことで約1365 W m-2。1970年代後半から、太陽総放射計を搭載した人工衛星により精密な測定が行われている。太陽からの総放射量は、黒点が太陽表面に現れると瞬[…]

太陽同期軌道 sun synchronous orbit

人工衛星の軌道の一つで、北極と南極の上空を通過する極軌道のうち軌道面と太陽方向の角度が一定に保たれる軌道。 このうち、軌道面が太陽方向と垂直な軌道は常に明け方か夕方を通過するために衛星にとって同じ温度条件が保たれるので[…]

等時線 isochrone

星団のように多数の恒星が同時に生まれた集団で、誕生後のある特定の時刻に、さまざまな質量の恒星がHR図上に存在する位置をつないだ線。質量の異なる星の進化の違いを反映する。等時曲線ともいう。誕生当初は零歳主系列に並んでいた星[…]

等年齢線 isochrone

等時線を参照。

人間原理 anthropic principle

自然はそれを観測できる人間が存在し得るようにできている、という考え方。たとえばもしわれわれの宇宙が大きな真空のエネルギーを持っていたとすると、銀河ができる前に宇宙は加速的膨張期に入ってしまい、その後の銀河形成は不可能にな[…]

ヘスガンマ線望遠鏡 High Energy Stereoscopic System(H.E.S.S.)

ドイツやフランスを中心とした国際共同実験として、2003年からアフリカのナミビアの高地(海抜1800 m)で高エネルギーガンマ線の観測を開始した12 m望遠鏡4台による大気チェレンコフ望遠鏡システム。複数台によるチェレン[…]

モノクロメーター monochrometer

分光器の一種で、分散型分光器の像面にスリットを置いて狭い波長範囲の光(monochromatic light: 単色光)を取り出す装置。一般には分散素子の角度を変えることにより取り出す波長は可変となっている。ハロゲンラン[…]

理科年表 Rika Nenpyo (Chronological Scientific Tables)

国立天文台が編纂して毎年発行する暦および自然科学に関するさまざまな分野の基礎データを網羅したデータブック。暦部、天文部、気象部、物理/化学部、地学部、生物部、環境部、および附録からなる。初版は1925年(大正14年)に発[…]