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世界時

中

よみ方

せかいじ

英 語

universal time(UT)

説 明

異なる場所における太陽南中時刻は基準とする地点からの経度差分だけずれる。たとえば、地点Aより経度15°だけ西の地点BではAよりも1時間遅く、経度30°だけ西の地点Cでは2時間遅く太陽が南中し、したがって各地で定めた地方時も経度差分だけずれることになる。逆に言えば、特定の子午線を基準とした太陽時をもとに各地の経度差を補正すれば、地方時を定めることも可能というわけだ。この、世界的に共通した基準となる時刻系を世界時と呼ぶ。経度の基準は、1884年の万国子午線会議においてイギリスのグリニッジ王立天文台を通る子午線が採用された。また、太陽の南中時刻は均時差による変動があるので、この子午線における平均太陽時が用いられることになった。

ただし、世界時はグリニッジ王立天文台で定められているというわけではない。南中という現象は地球自転にもとづくものであるから、世界各地の天文台において、かつては恒星子午線通過、現在では超長基線電波干渉計(VLBI)などの観測をすることで維持している。世界時はさらに、観測により直接得られるUT0、UT0から極運動による経度変化の量を除いたUT1、UT1から年周および半年周の周期変動を除いたUT2に細分される。このうち、地球の自転量を最も忠実に表しているのはUT1であり、協定世界時の基準となっている。

2019年01月04日更新

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