天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3200語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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2017年08月26日 装置・施設・データベース

ヒッパルコス衛星

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)が1989年8月に打ち上げた地球を周回する人工衛星。HipparcosとはHIgh Precision PARallax COllecting Satelliteの略称で、その名のとおり、天体 […]

2017年08月26日 装置・施設・データベース

VISTA望遠鏡

可視光から赤外線までの波長で広い天域のサーベイ観測を目的として、2008年にチリのパラナル天文台に設置された口径4mの望遠鏡。ロンドン大学クイーンメリー校を中心とする英国の18の大学が連合してヨーロッパ南天天文台(ESO […]

2017年08月26日 観測技術

比例計数管

電離 放射線の測定装置の一つ。

2017年08月26日 観測天文学

標準光源

真の明るさがわかっているか、何らかの方法で精度良く推定できる天体のこと。標準光源の見かけの明るさを観測して求め、これと真の明るさを比較し、天体から来る光の強度は距離の2乗に反比例して弱くなるという逆2乗則を利用して距離を […]

2017年08月26日 観測天文学

標準光源法

標準光源の見かけの明るさを測定して距離を知る方法。見かけの明るさは、真の明るさに対して距離の2乗に逆比例して暗くなることを利用する。年周視差や収束点法では測れない遠方の天体までの距離を測る天文学の伝統的な距離決定法である […]

2017年08月26日 観測天文学

標準星

天体観測において、天体の明るさ、スペクトル、天体から放射される光の偏光度、偏光角などを校正するために使用する恒星のこと。測光標準星、分光標準星、分光測光標準星、偏光標準星などがあり、それぞれ、明るさやスペクトル、偏光の特 […]

2017年08月26日 観測天文学

表面輝度

広がった天体の単位表面積(立体角)あたりの明るさのこと。単に面輝度という場合もある。1平方秒角あたりの等級($\text{mag}\,\text{arcsec}^{-2}$)という単位がよく使われる。表面輝度の高い(明る […]

2017年08月26日 観測技術

表面輝度プロファイル

天体の表面輝度分布を中心からの距離(半径)の関数として描いたもの。 銀河の場合、楕円銀河や円盤銀河のバルジ部と、円盤銀河の銀河円盤部とでプロファイルが系統的に異なっており、銀河形態の客観的な分類にも使われる。

2017年08月26日 観測技術

表面測光

広がった天体の明るさおよびその2次元分布を計測すること。広がった天体は一般に視線方向にも奥行きを持っているが、われわれが観測できるのは天球上に投影した天体の光のみであり、その表面的な輝度分布のみを測ることができる。天体が […]

2017年08月26日 人名

平山清次

日本の天文学者(1874-1943)。小惑星の平山族をみつけた。仙台に生まれ、東京帝国大学星学科を卒業して、位置天文学では極運動などを研究した。日露戦争後の樺太(サハリン)の北緯50度の国境線画定作業に日本側委員として参 […]

2017年08月26日 観測技術

非点収差

ザイデル収差の一つ。光束の縦方向と横方向とで焦点位置が異なるために起こる収差。光学系のレンズや鏡の歪みなどの原因で発生しやすい収差である。円柱レンズなどを用いて補正することがある。

2017年08月26日 観測技術

入射瞳と射出瞳を合わせた概念。

2017年08月26日 観測技術

瞳関数

光(電磁波)の電場成分の複素振幅の開口面(射出瞳)における分布。複素振幅は実部が電場の振幅で虚部が波面収差に相当する。瞳関数で記述される電磁波面が収束して焦点面における電磁波強度の分布(点像分布関数)を形作る。瞳関数をフ […]

2017年08月26日 観測技術

光伝導素子

半導体光検出器の一つで、光子の入射により半導体の抵抗値が変化する現象を利用して光を検出する。半導体のバンドギャップよりもエネルギーの大きい光子が入射すると、価電子帯の電子が伝導帯に遷移することにより伝導電子(キャリア)が […]

2017年08月26日 観測技術

光ファイバー

屈折率の大きい媒質から屈折率の小さい媒質に対し光が浅い角度で入射したときに全反射する性質を利用して、光を高い効率で伝送するガラス繊維。屈折率の高いコアと呼ばれるガラスをクラッドと呼ばれる屈折率の低いガラスで覆い、さらにそ […]

2017年08月26日 観測天文学

微分回転

差動回転を参照。

2017年08月26日 観測技術

非球面係数

回転対称な2次曲面からなるレンズや鏡面の形状は、光軸を $z$ 軸、$x,y$ 軸を鏡面上にとり、鏡の頂点での曲率半径を $r$ とすると $$ z =\frac{x^2+y^2}{2r} +\frac{(1+b)(x^ […]

2017年08月26日 観測天文学

微分大気差

大気の屈折率 n は、1気圧で n=1.00028 程度で真空中の 1 とは異なるため、天体からの光は地球大気により屈折する。その結果、天頂方向にある天体以外は見かけの方向と実際の方向が異なり、地平線に近い天体ほど実際の […]

2017年08月26日 観測技術

非球面板

光学系の収差を補正するため平行平面板の片側を非球面に研磨して用いる光学素子。シュミット望遠鏡で球面収差を補正するためのシュミット補正板などが代表的な例。補正板も参照。

2017年08月26日 観測技術

ピクセルスケール

CCDなどの二次元検出器で、画素(ピクセル)の一辺が天球上のどれだけの角度に対応するかを示す数値。イメージスケールも参照。


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