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日本で最初のX線天文学 衛星として、1979年2月にM-3Cロケット4号機で打ち上げられ、1985年4月まで観測を続けた。すだれコリメータを搭載し、広い視野でX線源の位置を特定することが可能で、X線バースターの研究などに […]
遠赤外線およびサブミリ波を用いて主に低温宇宙を観測するためにヨーロッパ宇宙機関(ESA)が中心となって開発した天文衛星。 2009年5月14日にプランク衛星と相乗りで打ち上げられ、太陽-地球の ラグランジュ点(L2)に投 […]
レンズ表面からの反射を低減するための薄膜。波長 λ の光についてレンズ表面に有効厚さ λ/4 の薄膜があると、薄膜の表面側で反射した光と裏面側で反射した光の位相は λ/2 だけ異なるため打ち消し合い反射光強度はゼロとなる […]
1. スペクトルにおける特定の波長帯(測光システムを参照)。二つのバンドの強度比を等級の差で表して色指数と呼ぶように、「色」で表されることがある。 2. バンドスペクトルを参照。
2つの検出器の信号出力パルスのタイミングを比較して、片方のパルスが存在し、もう一方に同時にパルスが存在しないときのみ信号処理を行う方法。主検出器を副検出器で囲み、外部から主検出器に侵入した粒子を排除し、内部で発生した粒子 […]
固体内部では電子の持つことが可能なエネルギーに制限があるが、結晶内部では構成原子の周期構造から複数の連続的なエネルギー範囲(「許容帯」もしくは「バンド」)を取ることができる。そのバンドとバンドの間は、電子はその範囲のエネ […]
レーザー干渉計では、ショット雑音が最小になるように干渉縞が暗い状態で信号の検出を行うが、このとき入射したレーザー光は光源側に反射される(図(a)参照)。ここに図(b)のように鏡を挿入し、もう一度入射光と位相を合わせて干渉 […]
主たる集光素子としてレンズではなく反射鏡を使用する望遠鏡のこと。反射鏡には、レンズに見られる色分散がない(鏡面反射される光の方向に波長依存性がない)ため、すべての光学素子を反射鏡で構成した望遠鏡には色収差がない。また、反 […]
極大値の周囲で単調に減少する分布の広がり示す数値で、極大値の両側で極大値の半分の値が示す位置の間の距離。半値幅といえば、通常はこの幅を指す。 英語の頭文字でFWHMと表記されることも多い。極大値に対する分布が対称な場合に […]
光学系検査の方法の一つ。光学系に入射する光の一部を遮断することによって光学系を検査する方法のことを指す。 望遠鏡光学系のテストの場合、望遠鏡筒先に多数の孔を開けたスクリーン(ハルトマン板と呼ぶ)を装着して恒星を観測する。 […]
時間的、あるいは空間的に変動する信号が、ある点に最大値を持ち、かつその周りに一定の広がりを持っている場合、最大値の半分以上の値をもつ領域の幅でその広がりを定量化したものが半値幅である。天文学の場合、天体放射の天球面上での […]
強い光源を撮影した写真において、光源の周りが広い範囲にわたって白くにじんでしまう現象、またはそのパターンのこと。写真乾板や写真フィルムの写真乳剤層を透過した光がフィルムやガラスの裏面で反射されて再び乳剤に戻ることを繰り返 […]
一群のスペクトル線がある波長範囲に多数密集していることにより、低波長分解能の分光観測では線ではなく広い波長幅を持ったバンドとして見える。このようなバンドを有するスペクトルをバンドスペクトルという(右図参照)。 原子やイオ […]
望遠鏡や観測装置の光学系の誤差測定や大気ゆらぎによる波面誤差測定に用いる測定装置。波面誤差の1次微分(波面傾斜ベクトル)の分布を測定するシャックハルトマンセンサー、波面誤差の2次微分(波面曲率)の分布を測定する波面曲率セ […]
バンドスペクトルのうち、バンドを構成するスペクトル線が特定 の波長を境に短波長側もしくは長波長側にだけ分布するスペクトルがある。 これはバンドを構成するスペクトル線の回転準位による波長ずれが特定の波長で折り返すことによる […]
放物面鏡を主鏡とするアンテナのこと。放物面アンテナともいわれる。放物面で反射した電波はその焦点に集められ、フィードホーンと呼ばれる1次放射器を通して受信機に入力される。電波が効率良く焦点に集まるためにはアンテナの鏡面誤差 […]
時間的・空間的に変動する信号(ゆらぎ)を統計的に特徴づける量の一つ。ゆらぎをフーリエ変換して、そのフーリエ係数の振幅の2乗を波数(波長の逆数)の関数とみなしたものがパワースペクトルである。関数f(t)あるいはf(x)のパ […]
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