天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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ヨーク式架台 yoke mount

赤道儀の一種。イギリス式架台のように北と南の2つのピアで極軸を支えるが、極軸は箱型ドーナツ状をなしており、これをヨークと呼ぶ。そのヨークの間に赤緯軸をわたして望遠鏡筒を支える。2つのピアと頑丈なヨークで支持するため、大型[…]

余剰次元 extra dimension

私たちが暮らす宇宙は時間方向1つ、空間次元3つの4次元時空でできている。しかし、相互作用の統一理論の立場からは3を超える空間次元を考え、4つめ以降の空間次元は小さすぎるか、あるいは遮蔽されていることによって観測にはかから[…]

ライマン𝛂雲 Lyman alpha cloud

遠方クェーサーのスペクトルに、視線方向の手前にある中性水素の雲(ガスの塊)によるライマン𝛂線の吸収線が多数見られる。これをライマン𝛂の森と呼ぶが、このライマン𝛂の森を作っている1本1本の吸収線のもとになっている中性水素の[…]

ライマン𝛂天体 Lyman alpha object

水素原子のライマン𝛂輝線を放射している天体のこと。ライマン𝛂線は、水素ガスが電離した領域において、電離水素(陽子)が電子と再結合する際に放射される再結合線の一種で、静止系での波長は121.6 nmである。星生成領域の周り[…]

ライマン𝛂の森 Lyman alpha forest

遠方クェーサーのスペクトルに見られる、視線方向の手前に多く存在するライマン𝛂雲によってできるライマン𝛂吸収線の密集を総称して、"森''と表現する。主に中性水素からなるこれらの雲(吸収体)は、クェーサーより手前にあって後退[…]

ΛCDMモデル ΛCDM(lambda cold dark matter)model

ビッグバン宇宙論に基づいて宇宙の進化を記述する宇宙モデルのうち、 ダークエネルギーと冷たいダークマターを含む加速膨張する宇宙モデル。ダークエネルギーは宇宙項(フリードマン方程式でΛで表される)に対応し、冷たいダークマター[…]

リオフィルター Lyot filter

水晶や方解石などの複屈折結晶の性質を利用した狭帯域フィルターで、フランスのリオ(B. Lyot)が1930年代に開発した。偏光板-複屈折結晶-偏光板の基本要素を何段か組み合わせて構成される。結晶厚を1倍、2倍、4倍、8倍[…]

量子雑音 quantum noise

量子力学的な起源で発生する物理量のゆらぎ(雑音)を、量子雑音と呼ぶ。このうち、入射光子数や半導体検出器中の電子数のゆらぎに起因するものは、特にショット雑音と呼ばれる。電波天文学で広く使われているヘテロダイン受信機のように[…]

量子重力理論 quantum gravity

重力を量子化する理論で、一般相対性理論と量子力学を統一する理論。一般相対性理論は重力定数(万有引力定数)という次元を持ったパラメータを含むので、繰り込み不可能である。したがって、正準量子化によって場の量子論として量子重力[…]

量子力学 quantum mechanics

原子や分子、あるいは原子核やクォークなどミクロな物体の運動を記述する力学。量子力学では、位置を精密に測定すると運動量の値が不確定になるといった不確定性原理を、粒子の波動性により説明する。水素などの原子の構造を表すのに用い[…]

ループプロミネンス loop prominence

太陽フレアの後期に発生し、H𝛂線で観測されるループ状のプロミネンスであり、ポストフレアループとも呼ばれる。1000万度のフレアループが彩層温度まで冷却することにより見られる構造で、冷えたプラズマは重力により磁気ループに沿[…]

励起 excitation

原子、分子、イオンの量子力学的な微視的状態のエネルギーが上がること。量子力学によると粒子の微視的状態は離散的な多数のレベルに分かれる。その各レベルは対応するエネルギーで区別されるため、エネルギー準位と呼ばれる。そのエネル[…]

励起温度 excitation temperature

原子、分子、イオンの量子力学的な微視的励起状態を表す温度。 量子力学によると粒子の微視的状態は離散的な多数のレベルに分かれる。その各レベルへの分布確率は熱平衡状態ではボルツマン分布に従う。そのボルツマン分布に現れる温度[…]

連銀河 galaxy pair

2つの銀河が重力的に束縛し合った系のこと。ペア銀河とも呼ばれる。重力相互作用による潮汐力のため、銀河間を結ぶ方向に尾(テイル)状の構造がしばしば見られる。徐々に軌道角運動量を失って、いずれマージャーとなり合体するものも多[…]

WISE衛星 WISE satellite

アメリカ航空宇宙局(NASA)が開発した赤外線天文衛星で2009年12月14日に打ち上げられた。広視野赤外線探査衛星ともいう。口径40 cmの赤外線望遠鏡を備え、4つのバンド(中心波長 3.4, 4.6, 12, 22 […]

惑星間空間擾乱 interplanetary disturbance

太陽でフレアやコロナ質量放出(CME)が発生する際に惑星間空間中に生じる擾乱。この擾乱は太陽コロナから放出されたプラズマ塊であるCMEが惑星間空間内を高速で移動していくもので、惑星間を伝播する過程で太陽風と相互作用して衝[…]