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星間吸収 interstellar absorption

星間空間を電磁波が、伝搬する途中で星間空間の物質に吸収されること。 実際には物質による吸収と散乱があり、その両方の効果を合わせて減光と呼ぶ。星間吸収を星間減光と同じ意味に用いることもある。

星間空間 interstellar space

銀河の中の空間で、個々の星の影響が強く及ぶ近傍を除いた部分を指す言葉。星間物質、星間媒質も参照。

星間減光 interstellar extinction

一定方向に伝搬する電磁波が物質による吸収や散乱を受け、前方に到達する電磁波のエネルギー総量が減少することを減光と呼ぶ。 星間空間を伝搬する波長 $\lambda$ の電磁波が、星間空間に存在している物質によりさえぎ[…]

星間減光曲線 interstellar extinction curve

一般の星間空間における選択減光のスペクトルのこと。 星間減光の波長依存性、すなわち選択減光の波長依存性を表す曲線のこと。通常は、縦軸を規格化された星間減光 $A(\lambda)$ あるいは選択減光  $E(\lamb[…]

星間磁場 interstellar magnetic field

星間空間に存在している磁場を指す言葉。その強度は中性水素の波長21cmの輝線(HⅠ輝線)のゼーマン効果などで測ることができる。磁場ベクトルの方向については、磁力線によって整列した星間ダストによる吸収や放出光の偏光を観測す[…]

星間塵 interstellar dust grain

星間ダストを参照。

星間赤化 interstellar reddening

星の光が星間物質中のダストにより吸収や散乱を受け、本来の色よりも赤くなること。一般に波長の短い光ほど吸収や散乱の影響を強く受けるため、色指数が大きくなる。その量はBバンドとVバンドでの星間減光の差、E(B-V)= A(B[…]

星間ダスト interstellar dust grain

銀河内の星間空間に存在している固体微粒子のこと。 星などが発する光を効率的に吸収や散乱して星間減光を引き起こす。通常は1μm 以下の大きさで、組成は酸素(O)、炭素(C)、マグネシウム(Mg)、ケイ素(Si)、鉄(Fe[…]

星間媒質 interstellar medium

狭い意味では、星間空間に存在する星間ガスや星間ダストなどの星間物質を指す。 広い意味では、星間物質と非熱的高エネルギー粒子である宇宙線、星間磁場、電磁波などを含める。

星間微粒子 interstellar dust particle

星間ダストを参照。

星間物質 interstellar matter

銀河内の星間空間に存在している物質のこと。通常、星や恒星間天体やダークマターを除き、主にガス成分や星間ダストのことを指す。単に星間ガスということもある。星間媒質もほぼ同義で使われているが、星間媒質という場合には、高エネル[…]

星間分子 interstellar molecule

星間空間の主に分子雲の内部に存在する分子。単純な水素化物、酸化物、ハロゲン化物や分子イオン、ラジカルからより複雑なアルデヒド、アルコール、エーテル、さまざまな直線分子、炭素鎖分子、環状分子など、およそ300種の分子が発見[…]

星間分子雲 interstellar molecular cloud

分子雲を参照。

星間偏光 interstellar polarization

光学的に非球対称の構造を持つ星間ダストが何らかの原因で整列しているために、星間空間を伝搬する電磁波が偏光面に依存して選択減光を受けて生じる偏光現象のこと。 星間ダストを整列させる原因としては星間磁場の効果が最も有力であ[…]

正規分布 normal distribution

平均から外れるほど左右対称に確率が減少する「つりがね型」をした確率分布。ある集団の人間の身長の分布、多数の人が受験するテストの成績の分布、測定誤差の分布など、ほぼ正規分布に従う現象は、社会統計量や自然現象の中に多く存在す[…]

西矩 western quadrature

矩を参照。

制限三体問題 restricted three-body problem

三体問題であるが、3つの質点のうちの1つが他の2つと比べてその質量を無視できる場合にこう呼ばれる。たとえばA、Bの2つの天体と質量が無視できるCがあるとする。CからのAとBへの万有引力による影響は無視できるので、AとBは[…]

星座 constellation

天球上の星の並びを人、動物、物などに見立てて呼び名をつけたもの。古代メソポタミア文明が起源とされるが、さまざまな文明がさまざまな時代にそれぞれの星座を作り上げた。北天の多くの星座のルーツは古代ギリシャ文明にあるが、南天の[…]

静止軌道 stationary orbit

地球の周りを回る人工衛星の公転周期は、地球中心からの距離が大きくなればなるほど長くなる(ケプラーの第3法則、ケプラーの法則参照)。ある特定の高度に人工衛星があると、その公転周期が地球の自転周期と一致することになる。このよ[…]

星周円盤 circumstellar disk

星の周りに存在する、ガスを主成分とする円盤のこと。若い星の周りに存在するガスを主成分とする星周円盤は、惑星形成の現場という意味を込めて、原始惑星系円盤と呼ばれる。恒星の周りに存在しガス成分をほとんど含まず固体微粒子を主成[…]