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土星 Saturn

土星は巨大ガス惑星の一つである。軌道長半径は約9.6 au、質量は地球質量の約95倍、自転周期は約10時間半である。平均密度は 690 kg m-3であり、惑星の中で最小である(常温常圧の水よりも小さい)。 内部構造は[…]

トランジット法 transit method

太陽系外惑星検出方法の一つ。惑星の軌道面が観測者の視線方向とほぼ平行な場合、つまりその系をほぼ真横から見ているとき、惑星は公転のたびに中心星の前面を通過する(トランジット)。このとき惑星は恒星面の一部を隠すため、恒星の明[…]

トリトン Triton

海王星の最大の衛星で直径2700kmの氷天体である。1846年、海王星の発見直後に、トリトンも発見されている。名前はギリシャ神話のポセイドン(海王星)の子供の名前からとっている。周期5.88日で海王星の自転と逆向きに公転[…]

TRACE衛星 Transition Region and Coronal Explorer

アメリカ航空宇宙局(NASA)が太陽遷移層とコロナの高解像度画像観測のために打ち上げた小型衛星である。この衛星は航空機上から切り離されたペガサスロケットで1998年4月2日に打ち上げられた。長期間の連続観測を可能とするた[…]

Ⅱ型超新星 type II supernova

星が進化の果てに明るく爆発する現象を超新星と呼ぶが、その超新星の一種。最も明るくなる最大光度期に水素のスペクトル線が現れないⅠ型と現れるⅡ型とに大別される。Ⅱ型は 8$M_{\odot}$ 倍以上の重い星の進化の最終段階[…]

二至二分 solstices and equinoxes

二十四節気の中の冬至、夏至、春分、秋分を合わせた名称。 地球は自転しながら太陽の周りを公転している。地球の赤道面が天球と交わる線が天の赤道である。太陽の周りを回る地球の軌道面を黄道面といい、それが天球と交わる線が黄道で[…]

パーサビアランス Perseverance

NASAのマーズ2020ミッションの火星表面探査車の名称。パーサビアランス(perseverance: パーシビアランスとも表記)は「忍耐」という意味で、愛称はパーシィ。カメラ等の観測・分析機器の他に、地球以外の大気中を[…]

バーデの窓 Baade's window

天の川銀河の中心に近い方向にある、星間減光が特に小さい領域。銀経1°、銀緯 -4°付近にある。可視光以外の観測ができなかった時代には天の川銀河の中心付近を観測する唯一の領域だといわれていたが、可視光で見える星は天の川銀河[…]

バーナード星 Barnard's star

へびつかい座の方向にあるM型の恒星。実視等級9.54等。太陽系からの距離は約2パーセク(2 pc=6光年)で、ケンタウルス座α(アルファ)星に次いで太陽系に近い恒星である。名称は1916年にバーナード(E.E.Barna[…]

パイオニア探査機 Pioneer Project

太陽系探査のために1958年から1973年まで相次いで打ち上げられた、アメリカ航空宇宙局(NASA)の探査機。3号までは月を目指していたが、いずれも失敗。4号(1959年3月打ち上げ)は月に60000 kmまで近づき地球[…]

白色矮星 white dwarf star

恒星の進化において、中小質量星が外層を失った後の段階にある星(英語名称の最後の star は省略されることが多い)。赤色巨星に進化し、ヘリウム燃焼段階を経た中小質量星は、水素の豊富な外層を質量放出によって失い、電子の縮退[…]

はくちょう衛星 Hakucho X-ray satellite

日本で最初のX線天文学 衛星として、1979年2月にM-3Cロケット4号機で打ち上げられ、1985年4月まで観測を続けた。すだれコリメータを搭載し、広い視野でX線源の位置を特定することが可能で、X線バースターの研究などに[…]

BATSE検出器 Burst And Transient Source Experiment (BATSE) detector

コンプトンガンマ線衛星に搭載されたガンマ線バースト検出器。8台のNaI(Tl)シンチレーション検出器によりほぼ全天をカバーする視野を持ち、20-600 keVのエネルギー領域で2704個のガンマ線バーストを検出した。そし[…]

ハッブル宇宙望遠鏡 Hubble Space Telescope(HST)

アメリカ航空宇宙局(NASA)がヨーロッパ宇宙機関(ESA)との協力の下で開発し運用する口径2.4 mの宇宙望遠鏡。1990年4月24日にスペースシャトル「ディスカバリー」によって打ち上げられ、高度約600 kmを約10[…]

ハビタブルゾーン habitable zone

地球と似た生命が存在できる惑星系の空間。生命居住可能領域、生存可能圏などとも呼ばれる。液体の水が天体表面に安定に存在できる条件(表面温度が0℃ー100℃の範囲)から求められる。恒星のまわりの惑星やその衛星で定義されること[…]

パルサータイミング法 pulsar-timing method

中性子星(パルサー)の周りを公転する惑星の検出方法。もし中性子星に惑星があると、中性子星は惑星の重力を受け、惑星との共通重心の周りを公転する。惑星の軌道面が視線方向に対して垂直でない限り、中性子星は視線方向に運動し、中性[…]

ハレー彗星 Comet Halley

公転周期75.3年で太陽を長楕円逆行軌道で周回する周期彗星。彗星の軌道を求めて回帰を予想したハレー(E. Halley)にちなみ、ハレー彗星もしくはハリー彗星と呼ぶ。正確には1P/Halleyと書く。1986年の回帰時に[…]

バンアレン Van Allen, James Alfred

アメリカの宇宙科学者(1914-2006)。アイオワ州出身、アイオワ大学を卒業、1939年に同大学から核物理学で学位を取得。戦後、海軍から退役して、ジョンズ・ホプキンス大学の応用物理学研究所に入り、ドイツ軍から押収したV[…]

ビッグバン宇宙論 big bang cosmology

ガモフ(G. Gamow)らにより提唱された宇宙進化のモデルで、宇宙はビッグバンという大爆発により誕生し、高温高密度の「火の玉」状態から膨張とともに冷却し、その過程で恒星や銀河などの構造を作りながら、現在に至ったという理[…]

フェイスオン銀河 face-on galaxy

銀河および銀河の形態分類を参照。