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パイオニア探査機

高

よみ方

ぱいおにあたんさき

英 語

Pioneer Project

説 明

太陽系探査のために1958年から1973年まで相次いで打ち上げられた、アメリカ航空宇宙局(NASA)の探査機。3号まではを目指していたが、いずれも失敗。4号(1959年3月打ち上げ)は月に60000 kmまで近づき地球の重力圏を脱出した。5号から9号までは惑星間空間を探査、そして10号は木星、11号は木星土星を探査した。パイオニア10号は、1972年3月に打ち上げられ、1973年12月に木星表面から13万km(木星半径の1.8倍)まで近づき、木星衛星の撮像と磁気圏の観測を行った。パイオニア10号は太陽系を脱出する軌道に載った人類初の惑星探査機である。パイオニア11号は、1973年4月に打ち上げられ、1974年12月に木星表面から34000km(木星半径の0.5倍)まで接近し、木星の重力で軌道を変えて、1979年9月に土星から20000kmの距離まで接近した。土星の新しいリングの発見や、磁気圏の観測を行った。

2019年10月04日更新

関連画像

* 太陽系を脱出する軌道に載った人類初の探査機パイオニア10号とそれに積まれたプレート。地球外文明へのメッセージ画像が描かれている。(NASA)
https://www.nasa.gov/centers/glenn/about/history/pioneer.html
https://www.nasa.gov/centers/ames/missions/archive/pioneer.html
https://nssdc.gsfc.nasa.gov/planetary/pioneer10-11.html
より作成(岡村定矩)。
太陽系を脱出する軌道に載った人工衛星の軌道と位置(1992年まで)
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/6e/72413main_ACD97-0036-3.jpg