天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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多天体分光器 multi-object spectrograph

一度に多数の天体を分光できるように工夫した分光器。分光だけでなく撮像観測機能も備えたものは多天体分光撮像装置などとも呼ばれる。望遠鏡の焦点面に天体位置に合わせた多数のスリットを通して分光するタイプ(マルチスリット型)と、[…]

超銀河座標系 supergalactic coordinate

局所銀河群とおとめ座銀河団を含む局所超銀河団の研究に適した3次元直交座標系。 天球上の大円に沿って明るい銀河が分布する(図1)ことから、天の川と銀河系の類推に基づいて、それらの銀河は扁平な形状をした集団になっていること[…]

潮汐加熱 tidal heating

惑星の近傍を衛星が公転しているとき、衛星の各部分で惑星から受ける重力の強さが異なることが原因で、衛星の形状は球からずれた形に変形する(潮汐を参照)。衛星の軌道が楕円であるとき、この潮汐作用による変形の仕方が衛星の公転運動[…]

月 Moon

月は地球を周回する衛星である。平均距離は38万 kmで、これは地球の重力圏の半径(ヒル半径)の約4分の1、太陽までの距離の400分の1である。月の半径は1738 km、扁平率は1/776で地球よりも球に近い。質量は7.3[…]

月の位相 lunar phase

新月から次の新月に至る月の満ち欠けの様相のこと。直前の新月からの経過時間を日の単位で表した数値を月齢といい、0 から約29.5までの値をとる。月齢のことを月の位相という場合もある。月と太陽の黄経の差が0°、90°、180[…]

ティスランの判定式 Tisserand's criterion

制限三体問題において、二体問題となる2天体が円運動をしている場合には質量の無視できる3体目の天体の運動においてヤコビ積分と呼ばれる量が保存される。ティスランの判定式はこのヤコビ積分を簡略化してその保存則を近似的に表したも[…]

デバイ長 Debye length

多数の荷電粒子がクーロン力のもとで運動しているプラズマにおいて、個々の荷電粒子のつくる電場の影響が及ぶ特徴的な距離。電子が温度$T$、密度$n$であるプラズマに対してMKSA単位系で で表される。ここで $\eps[…]

天体カタログ astronomical catalog

天体の情報を体系的にまとめたリスト(表)のこと。星のカタログは星表と呼ばれることが多い。最も古い星表は紀元前129年に完成したと言われるヒッパルコス星表で、1000個あまりの恒星の位置と明るさの光度階級が記載されている。[…]

天王星 Uranus

木星、土星、海王星とともに巨大ガス惑星の一つである。軌道長半径は約19天文単位(au)、質量は地球質量の約15倍、自転周期は約17時間、平均密度は約1270 kg m-3(1.27 g cm-3)である。天王星は自転軸が[…]

ドーム(望遠鏡の) dome

  望遠鏡ドームは、地上望遠鏡およびその観測装置を、太陽光、風、雨、湿気、雷、大気中の塵やゴミなどから保護する役目を持つ。観測時には望遠鏡の駆動を妨げず、観測可能なあらゆる天域に望遠鏡が向くことが可能なよ[…]

導円 deferent

天動説において周転円の中心が描く円。従円ということもある。

等価原理 equivalence principle

物体はその質量、組成によらず重力場中で同じ加速度で落下するという観測事実は慣性質量と重力質量が等価であることを示している。またこれによって、一様重力場は一様加速度系と同等とみなすことができる。重力のこの性質を等価原理とい[…]

特異点定理 singularity theorem

一般相対性理論では重力崩壊や宇宙初期における超高密度の極限状態で、時空の曲率が無限に大きくなる状況が出現する。この状況を特異点、あるいは空間的に点とは限らずリング状の場合もあるので特異領域とも呼ばれる。 どのような状況[…]

土星 Saturn

土星は巨大ガス惑星の一つである。軌道長半径は約9.6 au、質量は地球質量の約95倍、自転周期は約10時間半である。平均密度は 690 kg m-3であり、惑星の中で最小である(常温常圧の水よりも小さい)。 内部構造は[…]

ドップラー法 Doppler spectroscopy

太陽系外惑星の検出方法の一つ。ドップラー分光法、視線速度法などとも言う。恒星に比べると惑星は非常に軽いが、恒星のまわりを惑星が公転すると、惑星の引力により恒星自体も微小にふらつく(両者は共通重心の周りを公転している)。恒[…]

トラペジウム trapezium system

オリオン大星雲(M42)に含まれる星の集まりの一つ。中心にある4つのO型星の並びが四辺形(トラペゾイド状)であることからその名がある。オリオン大星雲自体、巨大な電離水素領域(HII領域)であるが、トラペジウムはその中でも[…]

トランジット法 transit method

太陽系外惑星検出方法の一つ。惑星の軌道面が観測者の視線方向とほぼ平行な場合、つまりその系をほぼ真横から見ているとき、惑星は公転のたびに中心星の前面を通過する(トランジット)。このとき惑星は恒星面の一部を隠すため、恒星の明[…]

ドレイクの式 Drake equation

天の川銀河(銀河系)の中にあって、われわれと交信可能な地球外文明の数を推定する式。ドレイク方程式とも呼ばれる。1961年にアメリカの天文学者であるドレイク(F. Drake)が提唱したのでこの名がある。 ドレイクの式は[…]

トンボー Tombaugh, Clyde William

トンボー(Clyde William Tombaugh;1906-97)は、冥王星を発見したアメリカの天文学者。イリノイ州の貧しい農家出身だったが天文学に興味を持ち、自作の望遠鏡で木星や火星の観測を熱心に行なった。そのス[…]

ニースモデル Nice model

太陽系形成から5-7億年後に巨大惑星の軌道の力学的進化が太陽系に大きな変動をもたらしたというモデル。ニースにあるコートダジュール天文台で主に開発されたため「ニース」モデルと呼ばれる。英語のナイス(良い)という意味もある。[…]