天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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赤方偏移 redshift

一般に天体の発する光の波長が伸びて観測されることを、赤い側にずれるという意味で赤方偏移という。赤方偏移が起きる原因は三種類あり、それぞれ異なる名前で呼ばれている。 第1は、相手の天体が相対的に観測者から遠ざかってい[…]

セファイド Cepheid

脈動変光星の一種。セファイド変光星あるいはケフェウス座𝛅型変光星ともいう。中質量星がヘリウム燃焼段階にセファイド不安定帯を横切る際に起こる外層の脈動により変光する。多くは星全体が膨張、収縮する基準振動をしているが、なかに[…]

双極子磁場 dipole magnetic field

磁気双極子(大きさが同じで符号が逆の磁荷の対)、または円電流の作る磁場。太陽の磁場は、小さなスケールで見れば特に活動領域などで細かい複雑な構造があるが、大局的には双極子磁場となっている。

双極星雲 bipolar nebula

中心星からほぼ反対向きの方向(北極と南極方向)に放出されているように見える星雲のことであり、そのほとんどは惑星状星雲である。星雲の根元はアルファベットの大文字のXに似た形に見えるものもある。

双極分子流 bipolar molecular outflow

生まれたての若い星からほぼ反対向き(南極方向と北極方向)に放出される分子ガスの高速の流れ。単に、分子流とも呼ばれる。電波領域の分子輝線により観測され、速度は100 km/sを越すものもある。理論的には、形成途中の原始星近[…]

相対論的ビーミング relativistic beaming

速度 $v$ が光速度 $c$ に極めて近く、大きなローレンツ因子 (典型的には $\gamma \sim 10$)をもつジェットは、相対論的な光行差によって光線が前方へ集中し、前方の $\sim 1/\g[…]

ダーティーマップ dirty map

開口合成型電波干渉計で得られる画像の1つで、最終的な画像とする前に得られる。天体画像の空間周波数成分に当たるビジビリティのうち、実際に測定した空間周波数成分のみを用い、他を0として、それをフーリエ変換することで得られた画[…]

大気吸収 atmospheric absorption

地球大気中の分子による光の吸収。可視光では大気吸収はほとんどないが、紫外線は窒素分子や酸素分子により大部分が吸収され、赤外線は水蒸気や二酸化炭素、メタン、オゾンなどにより特定の波長で吸収される。大気吸収の小さい波長帯は大[…]

大気分散補正光学系 atmospheric dispersion corrector

地球大気の屈折率にはわずかながら波長依存性があるため、恒星からの光を結像すると色分散を生じてしまう。これを大気分散といい、その大きさは天頂距離に依存する。レンズ光学系にこの大気分散を打ち消すような反対の色分散を生じさせる[…]

太陽光度 solar luminosity

天体の光度を表す際によく使われる単位。太陽の光度であり、記号 $L_{\odot}$ で表す。 である。

太陽定数 solar constant

大気圏外の地球軌道上で単位面積が受ける太陽放射エネルギーのことで約1365 W m-2。1970年代後半から、太陽総放射計を搭載した人工衛星により精密な測定が行われている。太陽からの総放射量は、黒点が太陽表面に現れると瞬[…]

楕円体種族 spheroidal population

銀河の楕円体成分を構成する星の種族のこと。古い星が多く、ランダム運動が卓越している。

楕円体成分(銀河の) spheroidal component

銀河の中心部分に存在する星でできた楕円体状の構造。円盤成分(ディスク)に対してバルジと呼ばれる。ハローとバルジを一緒にして楕円体成分ということもある。現在の銀河のバルジにはガスはほとんどなく、星生成活動もほとんどない。ま[…]

炭素鎖分子 carbon chain molecule

複数の炭素原子が直線状に連なった「炭素鎖分子」は、星間分子の分光で発見された宇宙に特有の分子種族である。野辺山宇宙電波観測所の45 m宇宙電波望遠鏡の分光装置や最近ではアルマ望遠鏡の電波分光計による観測的研究で大量のスペ[…]

炭素フラッシュ carbon flash

Ⅰa型超新星を引き起こす、白色矮星内での暴走的な炭素の核融合反応。連星系において、白色矮星に相手の星からガスが降り積もり、チャンドラセカール限界質量($\sim1.4\,M_{\odot}$)を超えると中心部の炭素の核融[…]

地球温暖化 global warming

地球の平均気温が長期的に上昇すること。地球全体として、気温、降水量、地表の氷の量、気圧配置、海流や海水温度などはさまざまな時間スケールで変化している。そのうち比較的に長い時間スケールの変化を気候変動という(数年以下の周期[…]

地球接近小惑星 near-Earth asteroids

小惑星のうち、近日点距離が小さく1.3 au(au は天文単位)以内に入るもの(地球軌道に近づく軌道をもつもの)を地球接近小惑星(地球近傍小惑星、近地球小惑星とも呼ばれる)と呼ぶ。英語の頭文字を取ってNEAと省略されるこ[…]

CIAO CIAO

すばる望遠鏡の第一期共同利用観測装置のひとつ。Coronagraphic Imager with Adaptive Opticsの略語で、チャオと呼ばれる。すばる望遠鏡用の初代コロナグラフであり、8m級望遠鏡用の専用コロ[…]

超高光度赤外線銀河 ultra luminous infrared galaxy(ULIRG)

エネルギーの大半を赤外線で放射していてその光度が太陽の1兆倍を超える銀河のこと。英語の省略形ULIRGがそのまま使われることもある。それより一桁小さい1千億倍以上の光度をもつ銀河を高光度赤外線銀河(LIRG)と呼ぶ。これ[…]

超光速運動 superluminal motion

みかけ上、光速度を超えた速度で運動しているように見える現象。ある天体が、光速度に近い速度でわれわれの視線に対して斜め方向に近づきながら、電磁波を放射している場合、視線に垂直な天球面上で、その物体があたかも光速を超えて運動[…]