天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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サーコフスキーの経験則 Serkowski's law

星間偏光の波長依存性を表す経験式。波長λmaxで偏光度が最大値Pmaxをとるとき、波長λでの偏光度Pλは、Kを任意定数として、次式でほぼ与えられる。 Pλ/Pmax=exp [-K loge2(λmax/λ)] […]

サージ surge

太陽フレアから細く絞られたジェット状の形にガスが加速される現象で、H𝛂線で観測される。その速度は数10-数100 km s-1で、太陽の脱出速度を超えるスプレイと区別されて呼ばれている。噴出型のプロミネンスに分類される。

サーベイ観測 survey observation

空の一定の天域あるいは全天を覆い尽くす観測モードのこと。単にサーベイということもある。古くは掃天観測と呼ばれた。特定の天体を同定しカタログ化することを目的とすることが多い。多くの場合専用の望遠鏡と観測装置が用いられる。観[…]

再帰新星 recurrent nova

サイクロトロン周波数 cyclotron frequency

一様な磁場があるところに電子が入射してくるとローレンツ力を受けてらせん運動を行う。その運動の磁場に垂直な平面への射影は円運動になる。このとき、電子の電荷をe、質量をm、磁場の強さをBとすると円運動の振動数$\nu$は$\[…]

サイクロトロン放射 cyclotron radiation

磁場中を荷電粒子がローレンツ力を受けて運動することにより電磁波を放射するメカニズムの名前。放射される電磁波の周波数はサイクロトロン周波数(ジャイロ周波数)であり、多くの天体ではこの周波数は非常に小さく観測対象にならない。[…]

再結合 recombination

自由-束縛遷移を参照。

再結合期 recombination epoch

宇宙の初期には温度が高かったため、ほぼすべての原子は電離している。原子核と電子は結合してもすぐに高エネルギーの光子により分解されてしまうからである。宇宙膨張により宇宙の温度が低下すると、高エネルギーを持つ光子の数が減り、[…]

再結合線 recombination lines

電子とイオンが結合する際に放射されるスペクトル線。宇宙初期を除くと電離ガスは中性の原子が電離して生じるので、これらが再度結合して中性に戻るという意味で「再結合」と呼ばれる。ただし、電子はすべて同等なので再結合する際の電子[…]

歳差 precession

南北に扁平な回転楕円体に近い形状をしている地球に対し、黄道面近くにある月や太陽から引力が及ぼされると、地球の重心に対する力との差分(潮汐力)が偶力となって自転軸を起こそうというトルクが働く。すると、あたかも回転するコマが[…]

歳差定数 general precession in longitude

J2000.0における1ユリウス世紀ごとの黄経の一般歳差の値。IAU1976天文定数系では5029.0966"、IAU2006歳差章動理論では5028.796195"である。

最終散乱面 last scattering surface

初期宇宙は高温高密度のプラズマ状態にあった。そのため光子は電子とトムソン散乱を繰り返し、物質と熱平衡状態にあった。温度の低下とともに、ビッグバン後約38万年(赤方偏移zが約1090の頃)に水素原子と電子が結合し、光子と物[…]

最小錯乱円 minimum confusion circle

収差のある光学系での点像分布関数は焦点の近くではほぼ円形で、光軸上の位置によって分布半径が変わる。その半径が最小となる位置の円を最小錯乱円と呼ぶ。

彩層 chromosphere

太陽の場合、皆既日食開始直後とその終了時直前に十数秒間現れる薄紅色に輝く層のこと。外層大気が一様な層状をしていると考えたとき、光球から温度最低層と呼ばれる約500 km上空までは温度が下降し約4200度まで低下するが、そ[…]

最大エントロピー法 maximum entropy method

必要な全ての情報が揃っていない場合に、観測や測定などで値が確定している部分を拘束条件として、全ての情報を統計学的に推定する際の手法の1つ。英語の頭文字をとってMEMと呼ぶこともある。これは、すでに得ている制限条件を満たし[…]

最大離角 greatest elongation

水星や金星のような内惑星は地球よりも内側の軌道を公転しているので、太陽の方向から大きく離れることがない。最も太陽から離れる、すなわち、太陽と内惑星との地心真角距離が最大となる瞬間を最大離角と呼ぶ。地球から見て内惑星が太陽[…]

サイディングスプリング天文台 Siding Spring Observatory

オーストラリアのニューサウスウェールズ州サイディングスプリングにあるオーストラリア国立大学(ANU)が運用する天文台。口径3.9 mのアングロオーストラリア望遠鏡(AAT)、UKシュミット望遠鏡(UKST)、口径2.3 […]

ザイデル収差 Seidel aberrations

レンズや鏡の形状により生じる光学収差には数学的な考察から、球面収差、コマ収差、非点収差、像面湾曲、歪曲という5つの基本的なパターンがあることが1857年のザイデル(L. von Seidel)の研究で示された。波面収差W[…]

サイドローブ side lobe

アンテナのビームパターンのうち、主ビームの広がりの外側にできる、同心円状ないし局所的に感度が高まっている部分。主ビームとの境界には明確な定義はないが、通例、中心から離れる方向に対して最初の極小値となる範囲で囲まれた部分の[…]

サイモンズ天文台 Simons Observatory

宇宙の起源と初期進化に関わる基本的な物理プロセスの解明に向けて、国際的な宇宙論研究プロジェクトがチリ北部のアタカマ砂漠、標高5200 mの高地に建設中の天文台。三世代ニュートリノの質量の和(あるいは上限値)の決定、軽い素[…]