天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「画像説明文」に含まれる"魁北克大学里穆斯基分校毕业证成绩单教育部留学服务留信认证QQ微信1989 88881(Université du Québec à Rimouski毕业证degree offer diploma Transcript)62356372"の検索結果(3342件)

コロナループ coronal loop

コロナ中にある半環状のプラズマ構造で、その一方の端点の直下の光球ではN極が観測され、もう一方はS極に位置している。このため、一方の極性をもつ光球上の点から上空のコロナを経由して、それが再び光球の別の極性をもつ点へとつなが[…]

コロナレイン coronal rain

コロナ中で冷却したプラズマが彩層温度まで冷えて凝縮し、低温で高密度のプラズマとなって重力により磁力線に沿って雨滴のように彩層に向かって流れ落ちる現象。コロナ中に浮かぶプロミネンス物質がさらに冷却された場合や、密度の高い1[…]

GONGネットワーク Global Oscillation Network Group

太陽内部構造とそのダイナミックスを太陽の5分振動を使って日震学的手法により明らかにすることを目的として、世界6か所に設置された同じデザインの望遠鏡で構成される観測ネットワークの名称。口径2.8 cmの小型の望遠鏡とリオフ[…]

混合器 mixer

2つの周波数の電磁波を混合し、差の周波数または和の周波数である電磁波を取り出す回路または装置。英語のままミキサーあるいはミキサと呼ぶことも多い。電波天文学では、最も良く利用される周波数変換器である。ヘテロダイン受信機で使[…]

混合距離 mixing length

混合距離理論を参照。

混合距離理論 mixing length theory

乱流的対流についての古典的理論。恒星内部や恒星大気などでの対流を扱うのに用いられる。対流要素が生まれてから上昇し周りにエネルギーを与えて消えるまでに動く平均的な距離を混合距離というパラメータとし、これにより対流によって運[…]

渾天儀 armillary sphere

天球のモデルであると同時に天体の観測装置として使われた器械。渾天儀は中国での呼び名で、ヨーロッパでは天球儀が一般的な名称である。水平線、子午線、卯酉(ぼうゆう)線(東西を表す線)、天の赤道、黄道、白道などを表す多数の環、[…]

コンドライト chondrite

岩石を主成分とする隕石(石質隕石)の中で、ケイ酸塩の球粒組織であるコンドリュールを多く含み、溶融を経験せず、岩石質と金属質が分かれていないものの総称。難揮発性元素に富むCAI(高アルミニウムカルシウム含有物)、金属鉄、硫[…]

コンドリュール chondrule

コンドライト隕石に含まれる、直径1mm弱のケイ酸塩鉱物を主成分とした球粒のこと。コンドリュールの多くは、カンラン石や輝石の結晶と、結晶の隙間を埋める微結晶もしくはガラス質の石基(メソスタシス)からなる。普通コンドライトで[…]

コンパクト銀河群 compact group of galaxies

通常の銀河群よりもはるかに狭い領域に銀河が密集している銀河群。銀河の数密度は銀河団の中心部に匹敵する。典型的なコンパクト銀河群は、大きさが数10 キロパーセク(数10 kpc=10万光年)程度、内部の銀河の運動の速度分散[…]

コンパクト星 compact star

コンパクト天体を参照。

コンパクト楕円銀河 compact elliptical galaxy

形状や光度は矮小楕円銀河に似ているが、表面輝度が飛びぬけて明るい銀河。 楕円銀河は暗くなるとともに中心表面輝度は明るくなるが、矮小楕円銀河および矮小楕円体銀河は、暗くなるとともに中心表面輝度も暗くなる。コンパクト楕円銀[…]

コンパクト天体 compact object

白色矮星、中性子星とブラックホールの総称。コンパクト星、高密度星、あるいは高密度天体とも呼ぶ。通常、恒星の進化の最終段階で誕生する。通常の恒星に比べて質量あたりのサイズが小さいため強力な重力場を伴う。単体では半永久的に存[…]

コンパクト電離水素領域 compact H2 region

分子雲中に見られる非常に小さな電離水素領域のこと。中心には電離光子を強く放射する大質量星が存在しているが、分子雲コアの高い圧力のため、1パーセク(1 pc=3光年)より小さいサイズにとどまっていると考えられる。コンパクト[…]

COMPTEL検出器 COMPTEL detector

コンプトンガンマ線衛星に搭載されたMeV領域ガンマ線の検出器 (Imaging Compton Telescope) 。二段式で、上段に液体シンチレーション検出器、下段にNaIシンチレーション検出器を備え、上段でコンプト[…]

コンプトン𝑦パラメータ Compton y parameter

光子が連続したコンプトン散乱を受ける場合、ある媒質を通過するまでに光子のエネルギーが大きく変するかどうかを判定する無次元パラメータyを指す。yは1回の散乱で平均として光子が受け取るエネルギーの変化率と、媒質を通過する間に[…]

コンプトンガンマ線衛星 Compton Gamma Ray Observatory(CGRO)

1991年4月にアメリカ航空宇宙局(NASA)によって打ち上げられたガンマ線 衛星。EGRET検出器、COMPTEL検出器、OSSE検出器、BATSE検出器の4種類の検出器を搭載し、総重量が17トンに及ぶ巨大な衛星で、ス[…]

コンプトン散乱 Compton scattering

光子が静止した電子を散乱してエネルギーを与え、もとより高いエネルギーの電子が放出される過程。1923年にこの現象を説明したコンプトン(A.H. Compton)の名を冠して呼ばれる。1929年仁科芳雄とクライン(O. K[…]

コンフュージョン限界 confusion limit

多数の天体が存在する天域を観測する際、検出器の角分解能が十分高くないと、隣接する複数の天体を区別することができなくなる。これを天体検出のコンフュージョン限界という。すなわち、検出器の感度を上げる場合には、同時に角分解能を[…]

コンボリューション convolution

たたみ込みを参照。