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光速　speed of light

光速度を参照。

電波（110 MHzから8 GHz）で観測される、継続時間が数ミリ秒ないしそれ以下の強力な（約10 mJy-100 Jyの）電磁波パルス。英語（Fast Radio Burst）の頭文字を取ってFRBと呼ばれることも多い[…]

光の速さのこと。光速ともいう。一般に記号cで書かれる。真空中を光（電磁波）が伝播する速さは、国際単位系では定義定数であり、その値は299792458 m s-1（約30万km毎秒）である。光速度不変の原理は特殊相対性理論[…]

太陽系から観測される天の川銀河の中性水素原子ガス雲は、ほとんどが、円盤部が示す回転運動にしたがっているが、それから大きく外れた視線速度を示すものがある。これを高速度雲という。便宜上、銀河回転からの視線速度の差が50-90[…]

太陽近傍の恒星で視線速度が65 km s-1以上のものを指す。天の川銀河（銀河系）の円盤に属する星は太陽と同じく円盤内で銀河中心を回るほぼ揃った運動をしているので、太陽との相対速度はそれほど大きくない。高速度星はたまたま[…]

真空中での光の伝播速度は一定の値（真空の光速度）で、光を放出した物体や観測者の速度に依存しないという原理。歴史的にはマイケルソン-モーリーの実験により確立された。アインシュタイン（A. Einstein）はこの原理に基づ[…]

クーリー（J.W. Cooley）とチューキー（J.W. Tukey）によって1965年によって見いだされた、有限区間の離散フーリエ変換を計算機を用いて高速に行う算法のこと。有限区間に等間隔にN個の点を考え、そこでの関数[…]

中心波長の数分の1の波長幅を持つ広帯域フィルターを用いる測光観測。測光システムに基づいたいくつかの波長帯で観測することにより、天体の色（多色の場合はスペクトルエネルギー分布）から天体の大まかな性質を調べることができる。

フィルターを参照。

宇宙論的赤方偏移を、その天体がわれわれから遠ざかる相対運動によって生じたものであると解釈して計算した速度。宇宙論的赤方偏移は宇宙膨張による空間の伸びが原因であり、相対運動による解釈は便宜上のものである。あまり遠く[…]

月の表面で、反射率が高く明るく見える地域。標高が高く、月表面の約8割を占める。月の高地は、Ca, Alに富む斜長石を多く含む斜長岩が主成分である。衝突クレーターが多く、飽和状態にあることから（クレーター年代学を参照）、形[…]

中心にある重い天体（原始星、恒星、白色矮星、中性子星、ブラックホールなど）の重力に引き寄せられて周囲から物質（主にガスやダスト）が落下してくること。質量降着（mass accretion）という場合もある。落下する物[…]

恒星やブラックホールなどの天体に周囲からガスが落ち込む場合、角運動量をもっているガスは主星にはまっすぐに落ちず、主星の周りにリングを形成し、それが広がって円盤になる。これを降着円盤という。質量M の点源の周りを円運動[…]

質量降着の継続時間。質量降着で輝く天体のアウトバーストの継続時間に対応する。たとえば古典新星、X線新星、ガンマ線バーストなどの継続時間である。

活動銀河核の大質量ブラックホールの周りに形成される低温で光学的に厚い（光学的厚さが大きい）物質。太いリング（トーラス）状になるのでこの名前がある。大質量ブラックホールへ周囲から質量降着してくる物質の一時的な溜まり場である[…]

中心天体への降着に伴う流れのこと。

天体が系の重心の周りを回る現象のこと。惑星が太陽の周りを回る運動、衛星が惑星の周りを回る運動、太陽系が天の川銀河（銀河系）中心の周りを回る運動、などが公転である。1周するのにかかる時間を公転周期と呼ぶ。公転は自明なこ[…]

光を物質に照射すると物質内部の電子が励起したり、外部に飛び出したりする現象。 1887年、ドイツの物理学者ヘルツ（H.R. Herz）が陰極に紫外線をあてることで放電が起こることを発見したことに始まる。その後、レナルト[…]

高電子移動度トランジスタ（HEMT）は、シリコンをベースとした一般的な電界効果トランジスタ（FET）に比べて、電子の移動速度が速い化合物半導体を用いたトランジスタである。1979年に富士通研究所の三村高志によって発明され[…]

電子増倍機能によって高い感度を達成した光検出器。真空ガラス管内部に光電面と各種電極を納めた構造をしている。光電面の光電効果により入射した光子当たり1つ（実際は量子効率が掛かるので、平均的には1つ以下）の光電子が発生する。[…]