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周期-光度関係 period-luminosity relation

主に、変光星について、その変光周期と平均光度の間で成り立つ法則。セファイドやミラ型変光星での法則が有名。脈動変光星では、恒星の内部構造の不安定性が変光の原因となっているため、このような関係が成り立つ。周期-光度関係を用い[…]

終端速度 terminal velocity

1.一般には、ある力学条件の下で物体が定常状態に達した際に示す速度。速度に応じた摩擦が働く系で一定の力を受ける物体の運動の場合、十分に長い時間が経つと終端速度に達する。 2.天の川銀河の円盤部にある星間ガスが発する[…]

重力波 gravitational wave

一般相対性理論などの相対論的な重力理論一般に予言される重力場の波動的振動。流体力学における重力波(gravity wave)とは別のものである。 一般相対性理論では、重力波は物質の四重極モーメント以上の高次モーメン[…]

重力レンズ方程式 gravitational lens equation

重力レンズを受けている天体の像を、一般相対性理論に基づいて記述する方程式。レンズ天体の中心方向から測った像までの角度をθ、レンズがなかった場合に観測される光源までの角度をβ、レンズによって光が曲がる角度を $\alpha[…]

種族(星の) (stellar)population

銀河を構成する星を分類する方法の一つ。アメリカの天文学者バーデ(W. Baade)が1944年に提唱した。金属を多く含むものが種族Ⅰ(PopⅠ)、少ないものが種族Ⅱ(Pop Ⅱ)である。宇宙で最初に生まれた初代星は金属を[…]

シュミット則 Schmidt's law

星間物質の平均密度とそこでの星形成率(星生成率ともいう)とのあいだにべき乗則が成り立つとする法則。観測による裏付けをケニカットが示してからはケニカット・シュミット則ともいうようになった。もともとは、星間物質が自発的に収縮[…]

シュミット望遠鏡 Schmidt telescope

球面鏡を主鏡とし、その曲率中心においた非球面の補正板によって広視野撮像を可能とした望遠鏡。シュミットカメラと呼ぶこともある。明るい口径比と数度角にわたる視野を持ち、主にサーベイ観測のために使用される。ドイツの光学技術者シ[…]

準周期的振動 quasi-periodic oscillation

X線星にみられる擬似周期的なX線強度の時間変化。QPOと呼ばれる。強度変化には周期性があるが不安定であり、パワースペクトルに幅が現れる。低質量X線連星では、5-55 Hz程度の周期をもち、パワースペクトルの幅の広いものと[…]

照射パターン illumination pattern

電波望遠鏡の主鏡面に対する感度分布。主として給電系の設計で調整する。一般に、光学系は電磁波の進行方向を逆向きにすれば受信と送信とが対称になる(光学の相反定理)ので、電波望遠鏡では送信用の用語を受信用に転用することが多く、[…]

小惑星 asteroids

太陽の周りを公転する天体のうち、惑星と準惑星およびそれらの衛星を除いた小天体を太陽系小天体と呼び、それらのうちおもに木星の軌道周辺より内側にあるものを小惑星と呼ぶ。小惑星は軌道長半径によって、小惑星帯(メインベルト)の小[…]

ジョセフソン接合 Josephson junction

ジョセフソン接合は、薄い絶縁膜(Insulator)を超伝導膜(Superconductor)ではさんだ3層から構成され、頭文字をとってSIS接合とも呼ばれる。ジョセフソン接合には電子または超伝導電子対(Cooper p[…]

スターバースト銀河 starburst galaxy

スターバーストが起きている銀河。2種類に大別される。中心部でスターバーストが起きている円盤銀河や合体銀河と、全域あるいは一部の領域でスターバーストが起きている青色コンパクト矮小銀河がある。後者は形態の観点から矮小銀河に分[…]

スニヤエフ-ゼルドビッチ効果 Sunyaev-Zel'dovich effect

宇宙マイクロ波背景放射(CMB)からの光が、銀河団のプラズマ中にある大量の高温電子の中を通るときに、逆コンプトン散乱を受けその黒体放射のスペクトルに歪みが生じる効果を指す。略してSZ効果とも呼ばれる。このとき、エネルギー[…]

スパイダー spider

反射望遠鏡の副鏡を支えるために、副鏡支持部から外側に放射状に望遠鏡筒部分(主に鏡筒先の筒頂環)に渡された梁構造。望遠鏡光路をできるだけ妨げないように、薄板かワイヤで構成される。スパイダーを構成する薄板やワイヤは、望遠鏡の[…]

スプレイ spray

H𝛂線で観測される、太陽フレアから細く絞られたジェット状の形にガスが加速される現象。その発生から数分で500-1200 km s-1まで加速され、多くは太陽の脱出速度(約600 km s-1)を越え、より低速のサージと区[…]

スペクトル型(小惑星の) spectral type

可視光域から近赤外域までの反射スペクトルから小惑星を分類したもの。スペクトル型、すなわち小惑星の色は、表層物質の組成や宇宙風化度を反映している。基本的な分類は、Cタイプ、Dタイプ、Sタイプ、Vタイプ、Xタイプの5種類に分[…]

星間赤化 interstellar reddening

星の光が星間物質中のダストにより吸収や散乱を受け、本来の色よりも赤くなること。一般に波長の短い光ほど吸収や散乱の影響を強く受けるため、色指数が大きくなる。その量はBバンドとVバンドでの星間減光の差、E(B-V)= A(B[…]

青色コンパクト矮小銀河 blue compact dwarf galaxy

矮小不規則銀河の一種。BCDと省略されることもある。大きさは数キロパーセク(数kpc=1万光年)程度と小さいが、矮小銀河としては例外的に表面輝度が高い。ガスを豊富に持ち、活発な星生成活動をしている。重元素量は通常の不規則[…]

セイファート銀河 Seyfert galaxy

活動銀河核を持つ銀河の一種で、1943年にセイファート(C. Seyfert)によって発見された。明るい核と、通常の銀河とは明らかに異なるスペクトルを持つ。セイファート銀河のスペクトルは、可視光から紫外線にわたる青い連続[…]

星風 stellar wind

恒星の表面から流れ出す物質(プラズマ)の流れ。恒星風と呼ばれることもある。太陽の場合は太陽風と呼ばれる。 ウォルフ-ライエ星に代表される進化の進んだ高温度(表面温度3-10万度)、大質量(太陽20倍程度以上)の恒星[…]