天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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スーパーローテーション superrotation

金星の自転は遅く(周期は243日)、赤道での自転速度は 1.6 m s-1であるが、上空の大気は100 m s-1で自転と同じ方向に運動していて4日で金星を一周する。これを「スーパーローテーション(超回転)」と呼ぶ。 […]

スパッタリング sputtering

薄膜を蒸着する方法の一種。真空蒸着と同様、物理気相成長法に分類される。真空容器の中に膜材として用いる金属と、膜を付着させる対象素材を設置し、容器内に不活性ガス(主にアルゴン)を導入しながら、膜材と素材の間に(膜材が負、素[…]

スペクトル型(小惑星の) spectral type

可視光域から近赤外域までの反射スペクトルから小惑星を分類したもの。スペクトル型、すなわち小惑星の色は、表層物質の組成や宇宙風化度を反映している。基本的な分類は、Cタイプ、Dタイプ、Sタイプ、Vタイプ、Xタイプの5種類に分[…]

赤道儀 equatorial mount

望遠鏡の架台の一種。赤道儀は、1軸を地球の自転軸に平行に設定する。この軸を極軸と呼ぶ。極軸に垂直なもう一方の軸を赤緯軸と呼ぶ。赤道儀では、天体の日周運動の速度(すなわち地球の自転速度に等しい逆向き速度)で極軸周りに鏡筒を[…]

ゼロデュワ ZERODUR

ドイツのショット社が開発したゼロ膨張ガラスセラミック複合素材の光学材料の名称。常温での熱膨張率は、ガラス成分とセラミック結晶成分の比率を制御することにより ±20 ppb K-1(温度が1度変化しても1億分の2)以下にす[…]

像面湾曲 field curvature

ザイデル収差のうちの一つで、像面湾曲係数 D で表される。光学系の最良像面が平面でなく、湾曲面となることに対応し、実用的には湾曲の程度と向きを符号付きの曲率半径、またはその逆数で表す。

ダーティーマップ dirty map

開口合成型電波干渉計で得られる画像の1つで、最終的な画像とする前に得られる。天体画像の空間周波数成分に当たるビジビリティのうち、実際に測定した空間周波数成分のみを用い、他を0として、それをフーリエ変換することで得られた画[…]

太陰太陽暦 luni-solar calendar

太陰暦に太陽暦の1年の概念を取り入れて、季節を反映するように両者を折衷した暦。我が国で明治5年まで使われていた暦(いわゆる旧暦)は、太陰太陽暦である。太陰暦では1年という概念はなく、月の満ち欠けの周期である朔望月(約29[…]

太陰暦 lunar calendar

月の満ち欠けの周期である朔望月(約29.5日)を単位とした暦。実際の1月は30日の大の月と29日の小の月をほぼ交互に繰り返す。1月という概念はあるが、1年という概念はない。太陰暦の12か月は約354日で、太陽暦の1年であ[…]

大気分散 atmospheric dispersion

空気の屈折率の変化に起因する大気差は波長によって異なるため、波長による天体の見かけの位置のずれ、すなわち天体の色のにじみとして観測され、これを大気分散と呼ぶ。大気分散は低高度であるほど大きく、可視光での低高度の観測時など[…]

たたみ込み convolution

画像処理の際に用いられるフィルタリング処理の一種で、1画素の情報をある特定のパターン(カーネル)に従って周囲の画素に割り振っていくもの。コンボリューションともいう。異なる状況で取得された画像を比較する際、星像サイズを合わ[…]

超新星 supernova

大質量星や中質量の近接連星が起こす大爆発により突然明るく輝きだす天体。夜空でそれまで星の見えなかった所に突然明るく輝く星は新星と呼ばれているが、新星のなかで特別に明るいものが「超新星」と分類されるようになった。その後の研[…]

直接撮像法 direct-imaging method

太陽系外惑星の検出方法の一つ。惑星よりも数桁明るい恒星の光をマスクで覆い隠して恒星のすぐ近くにある暗い惑星を撮像観測または分光観測する。一般に、明るい天体のすぐ近くの暗い天体を観測可能にする技術を高コントラスト(あるいは[…]

直交非構造格子 unstructured rectangular grid

直交座標系を用いた計算格子の中で、構造格子ではない格子。通常、非構造格子として三角形の格子を用いることが多い。直交格子を用いた非構造格子の例としては、適合格子細分化法の項に示す図のように、格子点が座標軸に沿って並んでおら[…]

チョッパーホイール法 chopper-wheel method

電波天文学で用いられる、天体のアンテナ温度の代表的な強度校正法の一つ。「吸収体を用いた電波強度校正法」または「R-sky(アール・スカイ)法」ともいわれる。利得が十分な精度で安定しない受信機を天体からの微弱な信号強度の測[…]

月の位相 lunar phase

新月から次の新月に至る月の満ち欠けの様相のこと。直前の新月からの経過時間を日の単位で表した数値を月齢といい、0 から約29.5までの値をとる。月齢のことを月の位相という場合もある。月と太陽の黄経の差が0°、90°、180[…]

電子散乱不透明度 electron scattering opacity

自由電子によるトムソン散乱に起因する不透明度のこと。ロスランド平均不透明度を参照。

等価雑音パワー noise equivalent power

雑音等価電力を参照。

トラペジウム trapezium system

オリオン大星雲(M42)に含まれる星の集まりの一つ。中心にある4つのO型星の並びが四辺形(トラペゾイド状)であることからその名がある。オリオン大星雲自体、巨大な電離水素領域(HII領域)であるが、トラペジウムはその中でも[…]

ドレーパー,ジョン Draper, John William

ジョン・ドレーパー(John Draper; 1811-1882)はイギリス生れのアメリカの化学者。アマチュア天文家であり写真家でもあった。イギリスで教育を受け、父の死後1832年にバージニアに移住した。1836年にペン[…]