天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3200語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「画像説明文」に含まれる"Universit�� di Lecce���������������������������CXFK69���d88Ib7b"の検索結果(667件)

放射性同位体 radioisotope

放射性同位元素ともいう。放射性元素を参照。

放射性崩壊 radioactive decay

ある核種(原子番号と質量数で区別される原子核の種類)が、自発的に放射線を放出(または核外の電子を吸収)して、別の核種に転換したり、エネルギー準位が変化すること。壊変ともいう。放出する放射線の種類によりアルファ崩壊、ベータ[…]

放射線 (ionizing)radiation

一般的には電離性を持つ高エネルギーの電磁波や粒子線を指す。高速電子や荷電重粒子からなる荷電粒子性放射線と、高エネルギー電磁波(X線、ガンマ線)および中性子からなる非荷電粒子性放射線に大別できる。歴史的な理由でアルファ線([…]

放射線帯 radiation belt

地球や磁場を持つ惑星の周囲にトーラス状に分布する高エネルギー粒子の帯状の構造。地球の放射線帯は、1958年にアメリカが打ち上げた人工衛星エクスプローラーに搭載された放射線計測器により発見された。機器責任者の名前をとり、バ[…]

放射層 radiative zone

太陽や恒星の内部で、エネルギー輸送が放射によって行われている層のこと。対流不安定は起こっていない。太陽では、中心から太陽半径の約7割の場所を境に、そこから内側が放射層、外側が(表面)対流層になっている。対流層、表面対流層[…]

放射抵抗 radiation drag

放射すなわち大量の光子の存在自体によって、光源の周辺の空間には放射場のエネルギーが存在する。エネルギーは質量と等価で慣性をもつので、放射場の中を運動する粒子は、速度ベクトルと反対方向に、ほぼ速度の大きさに比例する抵抗を受[…]

放射点 radiant

流星群を構成する流星体(ダスト)は、母天体の軌道に沿った、ほぼ同じ軌道を運動している。そのため、地球に突入した流星は、天球上では1点から放射状に流れるように見える。これを、放射点もしくは輻射点と呼ぶ。散在流星では、放射点[…]

放射非効率降着流 radiatively inefficient accretion flow

ブラックホール周りの降着円盤のうち、高温で低密度(あまり放射が出ない)のガス流に見られるもの。英語のRadiatively Inefficient Accretion Flow の頭文字からRIAFとも呼ばれる。 放射[…]

放射平衡 radiative equilibrium

1. 空間に置かれた物体から放射によって流出するエネルギーと、周りからその物体に放射によって流入するエネルギーが等しく、物体の温度が一定に保たれる状態。その一定温度を放射平衡温度という。 2. 放射性崩壊において、親元[…]

放射平衡温度 radiative equilibrium temperature

放射平衡状態にある物体の温度。地球の放射平衡温度は以下のようにして推定できる。太陽からの放射エネルギーは地球の全表面の太陽を向いた半分に入射する。地球のアルベドを仮定すれば入射するエネルギーの総量がわかる。一方、地球を黒[…]

放射優勢期 radiation dominant epoch

宇宙の支配的なエネルギー成分が放射成分となっている時期のこと。物質優勢期(宇宙の)を参照。

放射輸送 radiative transfer

電磁波(光子)によるエネルギー輸送のこと。天文学では、主にプラズマや中性ガスなどで構成される媒質中での電磁波の伝搬に関して、そのエネルギー輸送率に着目して記述することが多い。電磁波(光子)によるエネルギー輸送過程を記述す[…]

放射流束 radiative flux

単位面積を単位時間あたりに通過して放射されるエネルギーの量のこと。放射エネルギー流束ともいう。 放射を放つ面の法線方向からの角度をθ、法線の周りの角度を Φ とする極座標を考える。(θ,Φ) 方向の放射強度を Iν ([…]

放射流体力学 radiation hydrodynamics

放射によるエネルギー輸送や運動量輸送を取り扱う流体力学。一般に、放射過程は流体に対してエネルギーや運動量の輸送を担うため、放射輸送過程と流体力学過程は密接に関係する。放射圧や放射流束が流体の力学運動に直接影響を及ぼす場合[…]

放射励起 radiative excitation

電磁波との相互作用により原子や分子が励起すること。励起を参照。

放射冷却 radiative cooling

物体がその温度に応じた電磁波を放射し、熱エネルギーを減少させて冷却される現象のこと。気象では、夜間、地表面の熱が放射によって大気中に奪われ、気温が下がる現象のことを指すが、天文では、星間媒質などが電磁波の放射によって熱エ[…]

ポグソン Pogson, Norman Robert

ノーマン・ポグソン(Norman Pogson; 1829-91)はイギリスの天文学者。星の等級を定めるポグソンの式 を提案した。 2つの星の等級(マグニチュード)の差は2星の光度比の常用対数を2.5倍したも[…]

北斗七星 Big Dipper

おおぐま座の腰から尻尾を形作る七つの星がつくる柄杓(ひしゃく)の形をしたパターン。春から夏の北天でよく目立つので広く親しまれている。この時期に北極星を探すよい目印となる。秋から冬にかけてはW型をしたカシオペヤ座が北極星を[…]

星形成史 star formation history

星がいつ頃、どのくらいの金属量のガスからどのくらいの量で生成されたかという星形成の歴史のこと。星生成史ともいう。1つの星団や1つの銀河に対して考える場合が多いが、宇宙全体を対象とする場合もある。銀河や星団の星形成史の研究[…]

星生成率密度(宇宙の) cosmic star formation rate density

宇宙全体を平均して、単位共動体積あたり、どれだけの星が単位時間内に生まれているかを表す値。1立方メガパーセクあたりの星形成率で表し、$[M_{\odot}\,{\rm Mpc}^{-3}\,{\rm y}^{-1}]$ […]