天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3200語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

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「画像説明文」に含まれる"Universit�� di Lecce���������������������������CXFK69���d88Ib7b"の検索結果(667件)

波形弁別 pulse shape discrimination

粒子検出器の出力信号パルスの形状により放射線の種類を弁別する方法。たとえば液体シンチレーション検出器では、中性子の入射に対してはシンチレーション光の遅発成分が多くなるため、ガンマ線の入射の場合に比べ出力パルスの減衰時間が[…]

ハッブル Hubble, Edwin

エドウィン・ハッブル(Edwin Hubble; 1889-1953)はアメリカの天文学者。銀河の速度-距離関係を見つけて宇宙が膨張していることを実証した。アメリカのミズーリ州に生まれ、奨学金でイギリスに留学し、シカゴ大[…]

ハッブル-ルメートルの法則 Hubble-Lemaitre law

宇宙が膨張していることを述べた法則。「宇宙のどの方向を見ても、遠方の銀河ほど速い速度で銀河系(天の川銀河)から遠ざかり、その遠ざかる速度(後退速度)は銀河までの距離に比例する」と要約される。銀河の後退速度 を $v$ [[…]

ハッブル宇宙望遠鏡 Hubble Space Telescope(HST)

アメリカ航空宇宙局(NASA)がヨーロッパ宇宙機関(ESA)との協力の下で開発し運用する口径2.4 mの宇宙望遠鏡。1990年4月24日にスペースシャトル「ディスカバリー」によって打ち上げられ、高度約600 kmを約10[…]

ハッブル距離 Hubble distance

ハッブル時間に光速度を掛けた距離のこと。ハッブル半径ともいう。その時刻の宇宙で因果関係をもつことのできる距離にほぼ等しい。ハッブル半径の内側にある球の体積をハッブル体積あるいはハッブル球という。

ハッブルディープフィールド Hubble Deep Field

1. 最初のハッブルディープフィールド(HDF=HDF-N) 1995年12月18日から28日まで10日間連続して、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の広視野惑星カメラ2(WFPC2)を「おおぐま座」の一角に向けて、従来にな[…]

ハッブル定数 Hubble constant

宇宙の膨張を表すハッブル-ルメートルの法則で、銀河の後退速度 $v$ [km s-1]と距離 $r$ [Mpc]のあいだの比例関係 を表す比例定数 $H_0$ のこと。ハッブル定数は現在の宇宙の膨張率を表す。後退速[…]

ハドロン hadron

強い相互作用を行う粒子の総称。重粒子ともいう。クォーク(と反クォーク)とグルーオンから構成されており、3つのクォークから構成されるバリオン(baryon, 強粒子)と、クォーク-反クォークの対から構成される中間子(mes[…]

はやぶさ探査機 Hayabusa Spacecraft

2003年に打ち上げられて、2005年にアポログループの地球接近小惑星(25143)イトカワを探査して表面のサンプルを採取、2010年に地球への帰還に成功した、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機である。[…]

はやぶさ2探査機 Hayabusa2 Spacecraft

宇宙航空研究開発機構(JAXA)のはやぶさ探査機の後継機。直径約900 mの小惑星であるリュウグウ(Ryugu)の詳細な観測とサンプルリターンを目的とした。リュウグウは、はやぶさ探査機がサンプルを持ち帰ったイトカワと同じ[…]

バリオン baryon

三つのクォークからなるバリオン数を持った素粒子のこと。核子と呼ばれる陽子と中性子、およびラムダ粒子、シグマ粒子、クサイ粒子などがある。字句の意味は質量を持った重い粒子。 天文学では(ダークマターではなく)通常の物質を構[…]

パリ天文台 Paris Observatory

ルイ14世の時代の1667年にパリに開設された天文台で、現在は、付属施設としてムードンにある太陽観測所とナンセーにある電波観測所の2つを有する。初代の台長は、土星の輪の間隙を発見したカッシーニ(G. Cassini)。1[…]

パルサータイミング法 pulsar-timing method

中性子星(パルサー)の周りを公転する惑星の検出方法。もし中性子星に惑星があると、中性子星は惑星の重力を受け、惑星との共通重心の周りを公転する。惑星の軌道面が視線方向に対して垂直でない限り、中性子星は視線方向に運動し、中性[…]

バルマージャンプ Balmer jump

バルマー不連続を参照。

バルマー不連続 Balmer discontinuity

水素原子のバルマー系列の吸収が束縛-束縛遷移による離散的な吸収から束縛-自由遷移による連続吸収へと変化する波長(3646Å)で見られる連続スペクトルの段差のこと。バルマージャンプあるいはバルマーブレイクともいう。またこの[…]

バンアレン帯 Van Allen radiation belt

地球の周囲にあるドーナツ状の放射線帯のことで、米国の物理学者バンアレン(J. Van Allen)が米国の最初の人工衛星エクスプローラー1号に搭載したガイガーカウンターで発見したのでこの名前で呼ばれる。 この放射線帯は[…]

PDR PhotoDissociation Region (PDR)

光解離領域を参照。

ppチェイン pp chain

4つの陽子(水素の原子核, p)から α(アルファ)粒子(ヘリウムの原子核)を合成する一連の水素燃焼反応(図および燃焼を参照)。陽子-陽子連鎖反応とも呼ぶ。 小質量の主系列星の主要なエネルギー源。一番上の図に示すように[…]

P-V図 position-velocity diagram

位置-速度図を参照。高校教育課程における気体の圧力と体積の関係を示すP-V図とは別のもの。

ビーム希釈 beam dilution

対象天体の見かけの大きさよりも角分解能が悪い望遠鏡で天体を観測すると、その真の輝度よりも暗い輝度で分解能程度の広がりを持つ天体と区別が付かない。この現象、あるいは、これによる輝度の過小評価の程度をビーム希釈という。英語の[…]